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花園 優

エドワードさん!?

声の正体は、エドワードさんだった。

グリム

エドワード!オメー何でここに居るんだゾ!?

エドワード・プリングス

僕はここのガーデニングに忘れ物があったから取りに来ただけだよ💧

エドワード・プリングス

君たちこそ、どうしてここに?

エース・トラッポラ

色々あって…俺たち1日野宿することになったんです…(苦笑)

エドワードさんは困惑していた。そりゃそうだ。そもそもフラワーガーデンというのは花を観賞するところなのに、そこで夜遅くにお菓子やパンを食べまくってるんだから…

デュース・スペード

実は…

???

監督生、グリム!エース、デュース!居るか!?

???

居たら返事をしてくれ!!

デュースが事情を話す前に、遠くから聞いたことのある男の人の大声が聞こえた。多分大広間からだろう。

エース・トラッポラ

なんで俺たちの名前を知って…まさかこの声…

エースに続き、私とデュース・グリム・エドワードさんは大きな窓からこっそりと声のする方を覗いた。

花園 優

…!? そんな…追いかけてくるなんて…

そう、大声を上げている人の正体は "シルバー先輩"だった。

幸い、このフラワーガーデンと大広間はかなり距離が遠いから気づかれなかった。

ただ、ここをどう切り抜けるかだ。 大広間に私達が居なかったら、間違いなく次はフラワーガーデンを確認するだろう。

エース・トラッポラ

そりゃ追っかけてくるに決まってるでしょ…

エース・トラッポラ

だいたい何であの二人に大広間に行くなんて言い出したんだよ…!

花園 優

本当にごめん!エース…

エースは小声で私を責める。まあ明らかにそうだよね。あの二人とはリリア先輩とシルバー先輩のことだ…。見つかったら間違いなく殺される…

デュース・スペード

監督生を責めるのはよせ!
もし監督生の野宿計画が無かったら…
210号のグランピングに居続けたら、俺たちとっくに殺されたかもしれないんだぞ…

花園 優

デュース…

花園 優

(ありがとう^_^)

エース・トラッポラ

まあ確かに…

エース・トラッポラ

悪かったよ…監督生

花園 優

大丈夫!それより…これどう切り抜ける?

グリム

切り抜けるというより全員で戦えば良いんじゃねーのか?

エドワード・プリングス

え?戦う?

グリム

オメーら、拳でやり合うってのは知らねーのか?(^_^)

花園 優

何で嬉しそうなのよ。💧
今どういう状況が分かってる?💧

私はグリムの考え方にサラッとツッコミを入れた。私たち…命知らずなのかな…

グリム

えっと〜例えばな…

グリムの妄想の中 (※全てグリムボイスです)

グリム

やーいシルバー!!オレ様たちはここにいるんだゾ!!

シルバー

なっ!?お前たち…どうしてここにいる!?

エース・トラッポラ

実は俺たち、フラワーガーデンの中に隠れてたんだよね〜!アンタと戦うためになあ!!

エドワード・プリングス

優ちゃんを傷つけるなんて…
僕が許さない!!

花園 優

きゃ〜////エドワードさん素敵〜///❤❤

シルバー

くっ……

デュース・スペード

落とし前をつけてもらう!!歯ぁ食いしばいやがれえええええゴラァ💢💢

シルバー

ぐわああああああああああああ!!!!

グリムの妄想終了

グリム

デュースの拳でシルバーに一発お見舞いしてやったら、オレ様たちの勝利なんだゾ!!

グリム

スゲえな〜オレ様の作戦!!

エース・トラッポラ

スゴかねぇえよ!!💧
もうツッコミ追いつかねえんだけど💧

花園 優

この状況でよくそんなハチャメチャなこと考えられるわねグリム!!💧

エース・トラッポラ

それrrrrな!つーか俺のイケメンボイスをそんなガラガラ声で再生すんじゃねー💢

グリム

何だとおおおー💢!?
オメーの言ってることがハチャメチャなんだゾ!!💢

エドワード・プリングス

二人とも落ち着いて…💧
どっちもハチャメチャだから

デュース・スペード

そうだぞ!エドワードさんが困ってるじゃないか!!

花園 優

💧…(こんな所でも二人の醜いデットヒートが見られるなんて)

私は白目を向きながらそう思った。

デュース・スペード

というかシルバー先輩に拳で敵うものか!!💧
あの人はああ見えてあのマレウス先輩の護衛なんだぞ!?しかも側近だ…

エース・トラッポラ

舐めたらガチで俺らが殺られるっつーの!💧

花園 優

でも、そんな人がどうして…

エドワード・プリングス

殺人犯が考えていることなんて…分からないものだよ。

花園 優

ですよね〜…

シルバー

!!! お前たちここに居たのか!?

エース・トラッポラ

ヤッヴァ!?見つかった!!

終わった…シルバー先輩にフラワーガーデンを突き止められた。入口の方はシルバー先輩が居るから行けない。

エドワード・プリングス

こっちだ…優ちゃん!!

花園 優

…はい!!

手を差し伸べてくれるエドワード先輩に胸がドキドキしながらも、私はその手を繫いで出口に向かい、無事抜け出せた。

エースとデュースとデュースに抱っこされているグリムがその背中について行こうとしながらも、シルバー先輩の余りの足の速さに捕まってしまい、私達は引き返すことが出来なかった。

シルバー

…!? 待て!!

エース・トラッポラ

監督生のところには行かせるかよ!!

エースは、出口に行こうとしているシルバー先輩の右腕を掴んだ。

花園 優

エドワードさん…!!

エドワード・プリングス

分かってる…!でも引き返すことは出来ないよ!!

エドワードさんと私は出口の右にある 小さな森の中へと入っていった。

一方その頃…

シルバー

お願いだ!離してくれ!

エース・トラッポラ

うるせぇー!!誰が離すか!!

俺はエース、珍しくシルバー先輩が動揺している。けど先輩は抵抗せず足も手も止まっていた。そんな中左腕を掴んでいたデュースがこう言った。

デュース・スペード

監督生を殺す前に、まず俺を殺せ!!

シルバー

…殺す?
何を言ってるんだ?

グリム

とぼけるのも大概にするんだゾ!!

シルバー

とぼけてなどない。
俺は君たちを探しに来たんだ!害を出すつもりはないから手を離してくれ。

エース・トラッポラ

え?

デュース・スペード

え?

俺とデュースは咄嗟に掴んでいる手を離した。

グリム

探しに来た?

シルバー

ああ、このままじゃ監督生が危ない。
監督生とあの男は森の方に行ったな。

エース・トラッポラ

あ…はい!

デュース・スペード

監督生が危ないって…?

シルバー

そうだ。実際にあの男は…

俺たちはシルバー先輩の話を聞きながら、フラワーガーデンを抜け出して森の方に走った。

一方その頃‥

花園 優

はぁ…はぁ…疲れた…

沢山走ったからおかげで私とエドワードさんは息切れで体が熱い。

エドワード・プリングス

はぁ…それにしても結構走ったから疲れたね…

エドワードさんは涼むために、自身のTシャツをお腹に出したときだった。

花園 優

……!?

エドワード・プリングス

?…どうしたの?優ちゃん(^_^)

このとき私はとんでもないものを見てしまい、震えが止まらなかった。

エドワードさんのお腹には、猫の爪で引っ掻かれたような痕があったからだ。

爪の形を見てすぐに分かった。これは昨日の夜グリムが男に引っ掻いた痕だと。

グリムの爪痕は少し特殊な形をしているから、分かったかもしれない。 けど…

花園 優

(どうして…顔じゃ…無いの?

花園 優

そっか…あのときグリムは顔じゃなくてお腹あたりを引っ掻いてたんだ…だったら、シルバー先輩は…)

エドワード・プリングス

そんなに怯えなくても大丈夫なのに(^_^)

花園 優

………ッ!!!

エドワードさんの優しい言葉にはもう ときめきも感じられなった…ただただ震えが止まらないまま、私が後退りをしながらも、彼は笑顔で迫っていき、ポケットから血のついた包丁を取り出した。

一方その頃‥ 俺たちは我武者羅に走りながらシルバー先輩はエドワードさんについての事を話してくれた。

エース・トラッポラ

えっ!先輩、エドワードさんと2度会ったことあんの?!

デュース・スペード

それに、今までの事件の犯人でもあると予想!?

シルバー

違ったら申し訳ないが、可能性は低くないだろう。
入学式初めの休日はデパートで女性をこっそり魔法で殺害しようとしていたし、ゴールデンウィーク前には別の女性を車で連れ去ろうとしていていたからな。
そこで共通しているのはどちらの女性も髪が黒色だったことだ。

エース・トラッポラ

監督生の感は当たってたんだな…

シルバー

だから今までの遊園地やクレーンなどの事件は全て彼奴がやったことだと思う。

デュース・スペード

そんな…街中で魔法を使ったのか…?
その女性二人は大丈夫だったんですか!?

シルバー

幸いどちらも通りすがりの俺が止めたから彼女たちの命に別状は無かったものの、その男…逃げ足だけは早くて警察が来る前にはとっくに見失っていた。

グリム

じゃ、じゃあアイツは優を殺すためだけに優しくしてたんだゾ?

シルバー

恐らくそうだろう。本来の彼奴はそれ程気前がいい男ではない。
俺が今までの彼奴を見た限りは。

エース・トラッポラ

え、じゃあその傷見せてよ!

シルバー

……

俺はシルバー先輩の顔を指差した。 シルバー先輩は呆れながらも目を閉じて顔に貼ってあった絆創膏を2つとも剥がした。けど、それは打撲の痕でグリムが引っ掻いた痕なんかどこにもなかった。

グリム

!? オレ様が引っ掻いた痕じゃねーんだゾ!

デュース・スペード

本当だ!

シルバー

ハァ…これで分かっただろう。
犯人は俺じゃ…

花園 優

キャアアアアア!!!

エース・トラッポラ

…監督生!?

左端から監督生の悲鳴が聞こえた。まさか…

花園 優

助けて!!誰k…

エドワード・プリングス

うるさい…黙っとけ!!

花園 優

…!?(くっ…苦しい…)

私は助けを呼ぼうと大声を上げたら エドワードさんに押し倒され、口封じされた。

私は酷く落ち込んだ。もう私が知っているエドワードさんじゃない…ただの殺人鬼だ。私の目からは涙がポロポロと流れた。

デュース・スペード

確か、こっちから声がしたよな!?

グリム

子分!今助けるんだゾ!!

遠くからグリムとデュースの声が聞こえる。幻聴かな?

花園 優

(…どうして?どうして恋愛になったら…
いつもこう…上手くいかないの?…

花園 優

死にたくないよこんな所で…元の世界にも帰れてないし…家族にも会えていないのに!!)

エドワード・プリングス

僕は…彼女に、酷い振られ方をしたって言ったよね…?

エドワード・プリングス

君みたいな清楚な見た目の子を見ると無性に腹が立つんだ…僕を呑底に落としたアイツに似てて…

花園 優

(…そんな…私関係ない!)

エドワード・プリングス

だからクレーンも遊園地も何もかもを使ってアイツに似た女を殺した!!

気が狂っている…私を口封じしただけじゃ無くて、全ての事件の真犯人がこいつだったんだ…

エース・トラッポラ

おい!!あれ監督生だろ!

グリム

優!!

デュース・スペード

今助けるからな!!

シルバー

…!!

デュース・スペード

シルバー先輩!?

俺は口封じされている監督生を目撃した。俺たちはすぐ助けようと足を走らせたが、シルバー先輩に追い抜かれた。

花園 優

(…怖いよ!助けてよ神様!!)

私は目を瞑り、殺人鬼は包丁の先を私に向けて、今刺される時だった。

あれ?殺されていないし、刺されてもいない。目を開けると、エドワードさんの手に包丁は無かった。それどころか包丁は吹っ飛んで転がり、私の真横には険しい顔のシルバー先輩が立っていた。

シルバー先輩が包丁を足で振り払う格闘らしき技をして、吹っ飛んだのだろう。

シルバー

‥っ!!

エドワード・プリングス

…!?

シルバー先輩は足蹴りでエドワードさんの胸に当たり、エドワードさんは包丁と同じく無様に吹っ飛んで転がった。

シルバー

大丈夫か?!

花園 優

え…あっ…はい!

花園 優

せ、先輩こそ…

シルバー

問題ない。

シルバー先輩は私の方を向き、しゃがんで様子を確認してくれた。このとき私は思った。私は"エドワードさんの何を好いて、シルバー先輩の何を嫌っていたのだろう"と。

エドワード・プリングス

…この

エドワードさんは起き上がって別のポケットからまた同じ包丁を取り出した。 どんだけストックしてんのよ…

花園 優

せっ、先輩!!後ろ!

シルバー先輩は私の言葉に後ろを振り向き、殺人鬼は走って包丁をシルバー先輩の顔辺りに横切ったとき、先輩は見事にそれを避けた。

エドワード・プリングス

くっ…!!

シルバー先輩は私に被害が被らないよう殺人鬼が吹っ飛んだところに走っていき、殺人鬼はそれを追いかけた。

エース・トラッポラ

監督生!大丈夫かー!?

シルバー先輩と殺人鬼の戦闘を漠然と見ていたところで、横からエース達が私の方に駆けつけてくれた。

デュース・スペード

無事で良かった…
誤解しないでくれ。シルバー先輩は…!

花園 優

それはもう大丈夫!ありがとう。

グリム

子分を死なせるわけにはいかねーんだゾ!!

一方シルバー先輩は殺人鬼が横切ったり本人に刺そうとしている包丁を体を使って全て避けきっていた。

ついにシルバー先輩は殺人鬼に向けた背中を振り返り足の肘で包丁を持っている殺人鬼の左腕を攻撃した。殺人鬼が持っていた包丁は地面に落ち、もはやアクション映画を見ている気分だった。

デュース・スペード

うわぁ…シルバー先輩強えぇ…🌟

エース・トラッポラ

あれ絶対骨折れてるよな…💧

見ているエースは呆れており、その横のデュースはシルバー先輩に憧れの姿勢をとっていた。

シルバー

…はっ!!

シルバー先輩は最後に右手で殺人鬼の首を手刀打ちし、殺人鬼はその場で気絶した。言わば"空手チョップ"だ。

警察

大丈夫ですか!?

殺人鬼を気絶させた後、警察が複数人走ってきた。

シルバー

犯人はこの人です。今気絶しているので、なるべく起こさないようにしてください。お願いします。

警察

あ、は…はい。

警察はシルバー先輩の言葉に戸惑いながらも、殺人鬼を捕らえた。

警察

全く…君達は一体何処に居たんだ!!

警察

特に君は殺人犯に殺されるところだったんだよ!!

花園 優

…すみません。

さっき会った警察に私達は怒られながらも、これまであった出来事を説明した。ちなみに、シルバー先輩が殺人鬼を気絶させたことは言わなかった。

シルバー先輩は警察に事情を説明している私達を森の中でずっと待ってくれていた。説明が終わった後、彼の仏頂面な表情とは裏腹に

シルバー

…帰ろうか。

と優しい声色で言い、先輩は後ろを振り返って元来た道を進んでいった。 私達もそれについて行った。

デュース・スペード

押忍!兄貴!!

エース・トラッポラ

兄貴じゃねえよ💧!

歩きながら、私はデュースからシルバー先輩のこれまでの行動について色々聞いた。

花園 優

そう…だったの。

グリム

ったく!!女の子を何人も殺すとか許せねーやつなんだゾ!!

エース・トラッポラ

あれ、じゃあ あの防犯ブザーは何だったの?

デュース・スペード

そういえばそうだった!!何か魔力があって…

シルバー

その防犯ブザーは元々2つあって、片方のブザーを鳴らせば、音とともに相手の位置情報がもう片方のブザーに発信するという機能を持っているんだ。

話に入るシルバー先輩は右ポケットの中から昨日貰った防犯ブザーに似たものを取り出した。

シルバー

中古屋で買ったものだからうまく作動するか分らないが、おっ…リリア先輩と試しにやってみたら問題なく作動した。

花園 優

中古品にそんなのあるんだ💧!?

デュース・スペード

なるほど、トラーシーバーみたいな役割をしてくれるんですね。

エース・トラッポラ

それちょっと違くね?💧

シルバー

あれは何処にやったんだ?

花園 優

……えっと、捨てました💧

私の顔を見るシルバー先輩に私は目をそらしながら言った。

シルバー

……そうか。

先輩は驚いたのか、目を見開いていた。

花園 優

…ごめんなさい(_ _;)
てっきり何か怖いものだと思って…

シルバー

問題ない。俺の説明不足のせいだ。

シルバー先輩は自分の頭に左手を置いていた。まるで自分が申し訳無かったかのように…💧

エース・トラッポラ

防犯ブザーもそーだけど…
何で関係のないシルバー先輩が監督生のためにそこまで動いたんですか?
単なる人助けの割には随分凝ったやり方だけど。

花園 優

(ぐっ…エースの言い方には色々言いたいけど💧私も気になる…)

シルバー

関係なくはない。どんな敵からも守り、立ち向かうのが俺の役目だ。

シルバー

前、彼奴にデパートで口封じされていた黒髪の女性を助けたら、彼奴は何事もなかったかのように俺に濡れ衣を着せたこともあった。
幸い、被害に遭った女性が誤解を解いてくれたから良かったものの…

シルバー

あのグランピングでいきなり警察を呼べば、また妙な濡れ衣を着せられて助けることすらも出来なかっただろうから、なるべく表には出ないよう行動したんだ。

シルバー

お前たちに怪しい奴だと思われる覚悟で。

花園 優

…!!

私はその人の優しさに思わず涙が出そうになった。お礼も謝罪もしたいのに、中々言葉が出ない…

前にいるエースもデュースもグリムも…皆黙り込んでいた。

こうして、私達4人と1匹は210号のグランピングに戻った。

グランピングの中に入った後、中にいたリリアさんに全ての事情を話した。

その後私達は…

花園 優

疑って本当にごめんなさい!!!

デュース・スペード

俺達のせいで二人をこんなことに巻き込んでしまってすみません!!

エース・トラッポラ

ス…すみませんでした。

グリム

…ごめんなんだゾ。

私とデュースは土下座をしながら大きな声で二人に謝り、グリムとエースは素っ気ない態度で二人に謝った。

シルバー

良いんだ。誰だって間違いはあるから…顔を上げてくれ💧

シルバー先輩は戸惑いながらも許してくれて、優しい言葉までかけてくれた。 何でこの人を疑ったりしたんだろ……

リリア・ヴァンルージュ

まったく…最近の子は思い込みが激しすぎて困るわい。

リリア・ヴァンルージュ

シルバーの怪我は鍛錬で怪我したと言うておったのに、それを疑い家出までするなんて何処ぞの家出少年&少女じゃ!

リリア先輩は呆れながらも私達を許してくれた。

リリア・ヴァンルージュ

おし!今日はグランピング最終日!!
焼肉でパァーーーッ!!!と盛り上げじゃい!!

エース・トラッポラ

いえ~い!!焼肉〜♪

シルバー

親父殿、料理は俺がやります。

リリア・ヴァンルージュ

そんな遠慮せんでいい!シr

シルバー

俺がやります。

エース・トラッポラ

俺たちも何か手伝わせてください!

グリム

焼肉楽しみなんだゾー!!!

花園 優

…はぁ( ´Д`)=3
皆テンションたっかいな…羨ましい

デュース・スペード

大丈夫だ!殺人鬼はもう居ない!今は平和だ!

花園 優

あっはっはっはっ〜…そうだねー…(苦笑)

私は、好きだった人に殺されかけてテンション爆下げだったが…焼肉を美味しく食べる皆の笑顔を見たら私も元気が出てきて、事件のことなんてもうどうでも良くなった。

エース・トラッポラ

お土産で何買おっかな〜!

デュース・スペード

消しゴムほしいな…

グリム

ツナ缶何処なんだゾ〜♪

花園 優

おいグリム走るなぁ〜!

次の日の朝、私達は210号のグランピングを出ていき、シルバー先輩達とは別行動だ。

そこで来たのがこのお土産屋!!

花園 優

(あれ?あそこに神社がある。)

私が気になったのはお土産屋さんの向こうにある神社だった。お土産ちゃうんかい!

花園 優

ごめん!エースデュース、私向こうの神社に行ってくるから、グリムのこと宜しくね!

エース・トラッポラ

ん〜またどっかで殺されそうになんなよ〜

花園 優

殺されないからそういう事言うのやめてよ!!鳥肌立つって💧

煽ってくるエースに対応した後、私は向こうの神社に一人で行った。

花園 優

人あんまり居ないのね…ここ。

私は目の前のお寺に5円玉を入れて、上の鈴を鳴らし、お辞儀を2回して手を叩き、願い事をした。

花園 優

(神様…いつも私のことを見守ってくれてありがとうございます。2つお願いがあるんですけど、1つ目は無事元の世界に帰れること。2つ目は素敵な運命の出会いがありますように。お願いします!)

願い事をしたら手を叩いて、また2回お辞儀をして帰ろうとしたとき

巫女

お守りいりますか〜?

花園 優

お守り?

花園 優

(お守り…そうだ!私を助けてくれたシルバー先輩にお守りを買おうかな!)

巫女

買いますか?

花園 優

あっ、はい!

花園 優

(何にしようかな…そうだ!シルバー先輩は護衛だから自分を守る【厄除けお守り】が一番良いよね!あっ、だったらセベクくんのも買ってあげよう!)

花園 優

(いやでも、せっかくだから私の分も買っちゃおうかな。ナイトレイブンカレッジの男子共の被害に合わないように^⁠_⁠^ )

花園 優

すみません!この厄除けのお守りください。

巫女

何色がいいですか?

花園 優

えっと、黄緑色と銀色とピンク色で!

巫女

わかりました!

花園 優

ふぅ〜!買った買った〜!!
私はピンク色で、シルバー先輩とセベクくんは黄緑色か銀色にしよっと。

花園 優

よしっ!エーデュースとグリムのところに帰りますか〜!

そのあと私達はバスに乗り、無事寮に帰ることができた。ゴールデンウィークが終わったあと、また学校に行くことになり、新たな憂鬱が生まれた。

花園 優

(そういえばシルバー先輩って2年のどこだっけ…?グランピングの時クラス聞けば良かった💧)

昼休みに私はお守りが2つ入った紙袋を持って2年生の教室にお邪魔している。シルバー先輩に渡そうと思ったのに、辺りや教室を見回しても当の本人がなかなか見つからない。

周りの人に聞けば?とも思うだろう。 ごめん、生憎私は人見知りだから他人とはうまく喋れない!!

花園 優

(はぁ〜…こうなったらセベクくんのところに行くか。)

私はさじを投げて一年の教室に戻ろうとした時だった。

花園 優

!?

花園 優

(今廊下でシルバー先輩とすれ違った!!)

花園 優

し、シルバー先輩!

私は振り返って、慌ててシルバー先輩に声をかけた。

シルバー

あぁ、お前か。ゴールデンウィーク以来だな。

花園 優

そ、そうですね!

花園 優

あの、この前のグランピングで殺されそうになった私を助けてくれて、ありがとうございました!

私は緊張しながらペコリとお辞儀をした後、持っている紙袋をシルバー先輩に渡した。

シルバー

…これは?

花園 優

そのお礼として、これ…お守りです!

シルバー

お守り…中を開けてもいいだろうか。

花園 優

あ、はい!

シルバー先輩は紙袋の中身を開けて銀色と黄緑色のお守りを取り出した。

シルバー

銀色と黄緑色が入っているな…

花園 優

それ、セベクくんの分です!色どっちでも良いので好きなの使ってください^_^

シルバー

シルバー先輩は2つのお守りをまた紙袋の中に入れた。そしたら彼は私に微笑んでこう言った。

シルバー

素敵な贈り物をありがとう。
大切にする。

花園 優

…っ!?///////

花園 優

(大切…!?/// えっ…すて…///////)

私はこの時、心臓が何かに突き刺さったようなそんな感覚がした。

シルバー

…?
どうかしたか?

シルバー先輩は気にかけてくれているけど私は今それどころじゃなかった。多分頬が赤くなりすぎて頭から蒸気出てたと思う。

花園 優

あっ、いや!なんでもないです!!///

花園 優

喜んでくれて良かったぁ//
それじゃあっ!!!/////

シルバー

あっ…!!

私は恥ずかしながら両手をシルバー先輩の方に向けて、後ろを振り向き無我夢中で一年生の教室に走って行った。

花園 優

(シ、シルバー先輩って…あんな王子様みたいな人だったっけ?…//////
す、すごく格好良かった…
わ、私もしかしてシルバー先輩のことが好きなのかも…//)

花園 優

(よぉーしっ!マジカルキャンプに行ったことやお守りを買ったことに悔いなし!!)

そう思って私はルンルンとした気持ちでガッツポーズをとった。

シルバー

(…行ってしまった。)

シルバー

(何故だろうか…‥またどこかで会えるような気がする。)

俺は監督生から貰った紙袋を見て、そう思った。

リリア・ヴァンルージュ

ハハッ!アオハルじゃのう!!^_^

『優のときめく恋心』 後編終了

おしまい

この作品はいかがでしたか?

107

コメント

5

ユーザー

【エピーソード補足&解説・※ネタバレ注意】 ナンパ男→前編から出てきた彼はエドワードとグルで、元々彼の指示に従って意図的に優をナンパした。(後にエドワードと共に警察に連行され、ニュース速報でエドワードとグルで行動していたことが発覚され、それを見ていた優は酷く幻滅し、泣きそうになったのだそう。)

ユーザー

優ちゃんは人並みの女の子やね〜

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