…
ッ…?
ここ…は
??
おはよう
ビクッ
だ、誰ですか…?
??
俺は璃津
璃津
好きに呼んでくれていい
璃津…さん
璃津
なんだ?
えっとその…
なんで俺ここに…
璃津
覚えてないのか
お前倒れてたんだ
お前倒れてたんだ
え…
璃津
…名前は?
あ…えっと
…ぇ…と
璃津
どうしたんだ?
名前…分からない…
璃津
…はぁ、めんどくせぇ
あ…ごめんなさい…
璃津
いや、すまない
君は別に悪くない
君は別に悪くない
璃津
にしても厄介だ
璃津
俺はこれから仕事なのにな…
お、お留守番ぐらいできるよ…
璃津
そういう訳にも行かないんだよ
璃津
避難しないとな…
避難…?何から?
璃津
お前は知らなくていい
よく見ると傷だらけ…
大丈夫…?
璃津
大丈夫だ…
璃津
うーんと…
あの!俺強いですから!
璃津
本当か?
俺…
“能力持ってます”
璃津
ッ!
璃津
それは本当か…?
はい…
璃津
だが、お前何歳だ?
わかんない…
璃津
…そうか
璃津
(見た目に反して随分幼い)
璃津
(連れてくのは…)
璃津
(…こいつが死んだとこで
俺には関係ないこと…)
俺には関係ないこと…)
璃津
わかった
璃津
連れていくよ
いいの?
璃津
でも、死ぬかもしれない
それでもいいのか?
それでもいいのか?
俺…“ずっと”1人だったから
なんでもいい
璃津
…ならいい
璃津
準備が出来たら行く
璃津
お前も心の準備をするんだな
う、うん…!
そういえば仕事ってなんなの?
璃津
俺の仕事か
璃津
知りたいか?
知りたい!✨
璃津
ふッw
呑気なやつだな
呑気なやつだな
璃津
俺の仕事は
璃津
悪魔殺し
ッ!悪魔…、?
璃津
最近この辺で悪魔がでた
という情報がはいってな
という情報がはいってな
璃津
今から殺しに行くんだ
悪魔って…
璃津
怖い存在では無い
璃津
悪魔は
ほとんどは元人間だ
ほとんどは元人間だ
じゃあ元々は人間を
殺しちゃうの?
殺しちゃうの?
璃津
そういうことになるな
…
璃津
でもな悪魔になった
いいことなんてない
いいことなんてない
璃津
きっと殺してあげた方が
悪魔にとってもいい
悪魔にとってもいい
そう…なんだ
璃津
悪魔は誰かと契約しないと
100年で死んでしまう
100年で死んでしまう
契約…
璃津
契約をした悪魔は
契約者を何があっても守る
契約者を何があっても守る
璃津
契約者も悪魔の危険に
反応して攻撃してくる
反応して攻撃してくる
璃津
悪魔が死ねば
契約はなかったことになるからね
契約はなかったことになるからね
じゃあ契約してたら
悪魔と人間どっちもから
攻撃されちゃうの?
悪魔と人間どっちもから
攻撃されちゃうの?
璃津
そういうこと
だから早めに倒さないとな
だから早めに倒さないとな
じゃあさ…
なんでお兄さん1人なの?
璃津
え…?
そんな強い相手に
なんでお兄さん1人なの?
なんでお兄さん1人なの?
璃津
…
璃津
お前には関係ないよ
…
璃津
まだなんかあるのか?
俺、悪魔が可哀想
璃津
は…、?
悪魔はなんで殺されるの?
悪魔は悪いことしたの?
悪魔だからって殺すのは
俺は可哀想だなって…
俺は可哀想だなって…
あ、でもお兄さんは
これが仕事だもんね
これが仕事だもんね
ごめんなさい
璃津
いや、いいんだ
璃津
悪魔に対して
そんなこと思うやつが
いるなんてな
そんなこと思うやつが
いるなんてな
璃津
びっくりしたよ
璃津
確かに悪魔は
何もしてない
何もしてない
璃津
でもな悪魔は無意識に
璃津
周りの人間を傷つける
璃津
少しでも契約者に
敵意を感じれば
敵意を感じれば
璃津
そいつを呪うんだよ
璃津
そんなヤツらが多いんだ
…
璃津
確かに悪魔は可哀想だ
璃津
だからこそ
殺してあげるんだ
殺してあげるんだ
璃津
悪魔はもう人間には
戻れないんだ
戻れないんだ
璃津
例外もあるがな…
例外…?
璃津
とにかく…
悪魔殺しが嫌なら
ここで帰るか?
悪魔殺しが嫌なら
ここで帰るか?
いや、いく…
俺も…悪魔…
殺してあげたい
殺してあげたい
それが悪魔の幸せなら
俺は手伝うよ
俺は手伝うよ
璃津
感謝する…