君と見る夢。

私は国という言葉に 少し懐かしさを感じた。

日本は、色んな県の 集まりで出来ている。

そして県というのは、少し前まで 『国』であった＿＿＿。

その日の夜、 私達は明るい未来を心待ちにして 酒を飲み交わした。

しかし、現実は 絶望に落とすばかりであった。

天正10年(1582)

私は草履も履かずに 裸足で走った。

どれだけ痛くても、 足から血が出ようとも、

しかし、私が来た頃には 本能寺に軍の死体と黒い炭しか 残っていなかった。

そんな事には気づかないぐらい 必死に走り続けた。

私は慣れているはずの血生臭さで、 吐くことしか出来なかった＿＿。

明智軍A/B:アハハハハハハ！！！

恐怖と絶望、そして怒り

それらが混じることで 私は直ぐに呼吸困難に陥った。

私は言われた通り、深呼吸をした。

そして、通常の呼吸に戻った。

明るい光だった。

信長とは違うけれど

でも、彼もまた

私に大きな未来の手を差し伸べてくれた優しい人だった。

そういう決まりなのですから＿＿＿。

そう、私は2度も彼らに 手を差し伸べられた。

だから今度は私が 手を差し伸べなければ。