ハン
間に合ったぁ〜!
フィリックス
てかさ、さっきハンとぶつかった人って新しい先生かな?
スンミン
たぶんそうだと思う
ハン
そうなの!?
スンミン
たぶんだよ?2人来るって言ってたし
フィリックス
2人も来るんだ!
ハン
へぇ〜
廊下での出来事を思い出して、 胸の奥がまだドキドキしている
目の前で話す友達の声も、 どこか遠くに聞こえるような感覚だ
フィリックス
ハン、廊下の時からさらに様子がおかしくなってるㅎ
スンミン
だよねㅎ
ハン
そ、そぉっ?
顔が熱くなり、 手のひらも少し汗ばんでいることに気づく
胸の奥がざわざわして、 どうしていいか分からない
フィリックス
なんでそんな様子おかしいの〜?
ハン
いやぁ〜、別にっ!
フィリックスの軽いツッコミに 思わず視線を逸らす
でも胸の奥のソワソワは止まらない
フィリックス
スンミナさっき分かるって言ってたよね?
スンミン
うん、分かるよㅎ
ハン
えぇっ、分かったとしても言わないでっ!
スンミン
はいはい、ㅎ
フィリックス
え、気になるんだけど…
ハンは心臓がドクドクと早鐘を打つのを感じながら 必死に平然を装う
でも、胸の奥のざわめきはさらに大きく 広がっていった






