澄絺
やだッ
澄絺
いやだッ
澄絺
ああッ
澄絺
ゴホッゴホッ
澄絺
はぁッ
蘭
……
蘭
おきてくださーい?
澄絺
おぇッ
澄絺
ああッ
澄絺
たすけぇッ
蘭
だめだな
澄絺
はぁッ
澄絺
ふぇッ?
澄絺
あ、蘭蘭
蘭
おきました?
澄絺
う、ん
蘭
すっごい魘されてましたけど……?
澄絺
なんか、嫌な夢見た気がする...
蘭
そうですか、
蘭
取り敢えずナースコールを...
いっしゃ
こんにちは、澄絺さん、
澄絺
こんにちは
いっしゃ
えっと、
いっしゃ
言いにくいのですが、次眠った時が最後かと...
澄絺
あッそ、うですか、
いっしゃ
すいません、
澄絺
いえ!先生のせいじゃないので!
澄絺
それよりも小さい頃からありがとうございました。
いっしゃ
いえ
蘭
...
そっか、次寝たらもう起きないんだ。
なんかさみしいな笑
なんかさみしいな笑
やっぱり告白するべきかな笑
澄絺
蘭蘭?
蘭
なーに?
澄絺
おれがさ、もし寝ちゃって起きなかったら
澄絺
病気を蘭蘭が治して
澄絺
おれのことおこしてくれる?
蘭
えッ
蘭
も、もちろん!
蘭
ぜーったいに!
澄絺
よかった!
澄絺
約束、ね!
蘭
はい!
数時間後先輩は寝てしまった
蘭
はぁッ
蘭
あ、夢かぁ
もうあれから3年もたってるなんて
そろそろ薬だったりをつくらないとッ
3年間植物状態が続いていた
海琴先輩はもう抜け殻だし、
俺が何とかしないといけないのにっ
昔の夢ばかり見てうなされてしまう、
はやくっ、はやく、研究を...!
蘭
あ、唯琉真
唯琉真
おーおー、先輩じゃないですか
唯琉真
朝早くからご苦労様です~
蘭
それは唯琉真もでしょ
唯琉真
どーも
蘭
てか研究を...!
唯琉真
少し進展しましたよ
蘭
ナイス!
蘭
よーし、がんばるぞー!
あれからおれは研究科になった。
あの病気を研究し、治す薬をつくる。
約束したんだもんね