TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

ー数日後ー

ヒビキ

ヒビキ

…、

ヒビキ

(あれからどんなに探しても見つからなかった…)

ヒビキ

ポスッ)…くそっ(横になる)

ヒビキ

ごめん、夏目…

チリン

チリン

ヒビキ

スー…、…ん、

ヒビキ

…パチ)、

ヒビキ

ヒビキ

…!!

ヒビキの手のひらに 赤い紐のついた鈴がある

ヒビキ

バッ!!)(チリン🔔)

ヒビキ

あーしの…!!

ヒビキ

ふ、たつ…?

※紐の色を少しだけ変えさせて頂きました

夏目貴志

起きたかヒビキ

ヒビキ

ヒビキ

夏目!!これ!!

夏目貴志

拾ったんだ。ヒビキとなおちゃんが閉じ込められたほら穴の近くで

ヒビキ

夏目貴志

渡すのが遅れて悪かった。それを探してて、

ヒビキ

ヒビキ

この、もうひとつの?

夏目貴志

ああ

夏目貴志

それは俺から

ヒビキ

夏目貴志

その鈴、とてもいい音が響くからヒビキにピッタリだろう?

ヒビキ

…!!

ヒビキ

夏目貴志

ヒビキ

ポロ…)うん…

ヒビキ

ポロポロ)絶対大切にする…

夏目貴志

ヒビキ

ポロポロ)絶対絶対大切にする…!!グスッ

ヒビキ

ポロポロ)グスッヒック…

夏目貴志

夏目貴志

フッ)

夏目貴志

ナデナデ)うん、ありがとうヒビキ

ヒビキ

ポロポロ)グスッグスッ…ヒック…

ニャンコ先生

た〜だいま〜

夏目貴志

ヒビキ

ニャンコ先生

ヒック(しゃっくり)

夏目貴志

先生、昼間から酒か?

ニャンコ先生

阿呆!こんな天気の良い日に酒を飲まんやつがどこにいる!

ニャンコ先生

(寝転がってだらける)

夏目貴志

はぁ、このダメ猫…((ボソッ…

ヒビキ

ポロ…ポロ…)スンッ…スンッ…(鼻をすする)

ニャンコ先生

ニャンコ先生

その鈴

ヒビキ

ニャンコ先生

ああ、夏目が馬鹿みたいに神社で選んどったやつか

夏目貴志

馬鹿みたいにとはなんだ

ニャンコ先生

鈴なんてどれもおなじだろうヒック

ヒビキ

夏目貴志

夏目貴志

フッ)ヒビキ

ヒビキ

夏目貴志

ああは言ってるけど、ニャンコ先生もヒビキのために選んでくれてたぞ

ヒビキ

ニャンコ先生

阿呆が!私は鈴なんぞに興味は無い!もう寝る!

ニャンコ先生

ニャンコ先生

プー…プー…

夏目貴志

はぁ、素直じゃないな

ヒビキ

ヒビキ

スッ)(立ち上がる)

夏目貴志

ヒビキ

スタスタ)スッ)(ニャンコ先生の前でしゃがむ)

ニャンコ先生

プー…プー…

ヒビキ

ヒビキ

フッ)たぬき、ありがとう

夏目貴志

ニャンコ先生

プー…プー…

ー次の日ー

ヒビキ

チリン🔔)

ヒビキ

夏目

夏目貴志

ヒビキ

どこ行くんだ?

夏目貴志

ああ、ニャンコ先生がお客さん用の煎餅を食べたから買いに行くんだ

ニャンコ先生

あんなとこに置いてあったら食べていいと言っておるのと同じだ!

夏目貴志

置いてあるものを何でもだべるのが行けないんだ!

ニャンコ先生

なんだと!!

夏目・先生)ガヤガヤ

ヒビキ

ヒビキ

(じゃあいいや、ヒノエのところに行くか)

夏目貴志

夏目貴志

ヒビキ

ヒビキ

夏目貴志

スタスタ)

ヒビキ

夏目貴志

ガシッ)(ほっぺを掴まれる)

ヒビキ

チリン🔔)!?

夏目貴志

ジッ)

ヒビキ

…?

夏目貴志

治らないな

ヒビキ

へ…?

夏目貴志

このおでこの傷

ヒビキ

夏目貴志

パッ)(ヒビキのほっぺを離す)

ヒビキ

チリン🔔)…

夏目貴志

前にヒビキが怪我をした時、その日の夜には傷が無くなってたはずだけど…

ヒビキ

ヒビキ

あ、それは…

夏目貴志

夏目貴志

(そういえば、前ほら穴に閉じ込められた時、手にも傷があったよな)(ヒビキの手を見る)

ヒビキ

夏目貴志

夏目貴志

(ここは治ってる…なんでだろう)

ヒビキ

ここの傷、舐めたから

夏目貴志

へぇ…え?

ヒビキ

夏目貴志

え、舐めた?

ヒビキ

チリン🔔)コク)

夏目貴志

舐めたら治ったのか?

ヒビキ

チリン🔔)コク)

夏目貴志

へぇぇ…、

夏目貴志

(よく言う舐めたら治るっていうのは本当だったのか…)

ニャンコ先生

それもヒビキの能力のひとつだろう

ヒビキ

夏目貴志

え?

ニャンコ先生

ヒビキが狼の姿で傷を舐めれば治るというものだろう

夏目貴志

夏目貴志

なんだ、そういうことか

夏目貴志

夏目貴志

てことは前に俺の顔の傷が治ってたのは

ヒビキ

ヒビキ

あーしが舐めた

夏目貴志

そういうことだったのか

ヒビキ

だからおでこなんて舐めれねぇし、治るの待つしかねぇんだ

夏目貴志

でも、妖なら傷くらいすぐ治るんじゃないのか?

ニャンコ先生

ヒビキは半分人間だからな、普通の妖よりも治りは遅いだろう。それにヒビキは依代が無くなってから力も弱くなってるからな

夏目貴志

夏目貴志

そうか

ヒノエ

スタッ)それならこれでも塗っておきな

ニャンコ先生

にゃ!?

ヒビキ

チリン🔔)ヒノエ!

夏目貴志

ヒノエ!?いつの間に!

ニャンコ先生

何をしに来たんだお前

ヒノエ

近くまで来たから寄ってやろうと思ってな

ヒノエ

ヒビキの傷が治らないんだろう?じゃあこれでも塗っておきな

ヒビキ

夏目貴志

薬か?

ヒビキ

くすり?

ヒノエ

ああ、これは妖に聞くものだから半妖のヒビキにきくかは分からないが試しに塗ってみろ(ヒビキに渡す)

ヒビキ

ヒビキ

どうやって使うんだ?

ニャンコ先生

なんだそんなことも知らんのか

ヒビキ

チリン🔔)あぁ?んだと!このボケたぬき!

ニャンコ先生

なんだと!?

ヒビキ・先生)ガヤガヤ

ヒノエ

変わんないねぇ

夏目貴志

はぁ、

ヒビキ

チリン🔔)ズキッ)痛っ

夏目貴志

悪い、ちょっと我慢してくれ

ヒビキ

っ…、

結局夏目が薬を塗ってあげる

ヒノエ

斑、ヒビキはあれからどうだい?

ニャンコ先生

ニャンコ先生

フンッ知らんわ、餓鬼が増えて私の用心棒の仕事が増えたわい

ヒノエ

ヒビキのこともちゃんと守ってやるつもりなんだね?

ニャンコ先生

なっ!そんなわけなかろう!

ヒノエ

ふふっ

ヒビキ

チリン🔔)ググッ)っ…、

夏目貴志

こら、動くな

ヒビキ

いてぇ…、

夏目貴志

ほら、終わったぞ

ヒノエ

子供扱いでも何でもしてやればいいさ

ヒノエ

フッ)

ヒノエ

夏目、そろそろあたしは帰るよ

夏目貴志

夏目貴志

ああ、ありがとうヒノエ

ヒビキ

グヌヌ…)いてぇ…

ヒノエ

ヒビキ

ヒビキ

ヒノエ

早く治るといいな

ヒビキ

ヒビキ

チリン🔔)コク)ありがとうヒノエ

ヒノエ

ヒノエ

ヒノエ

フッ)ああ

夏目友人帳「半妖少女」

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚