君島 律(きみしま りつ)
「変わった吸血鬼は女だ。」
「ソイツは、黒海海岸(こくがいかいがん)で歩いているらしい。」
俺は、黒海海岸へ向かった。
黒海海岸―
海がザッパーンと鳴る。
冷たい風が頬を通る。
夜だからか、辺りはシーン…としていている。
???
君島 律(きみしま りつ)
歌声が聞こえる方へ行く。
すると、鋭そうな牙に白い髪。
青い着物に切なそうな顔をしている女の人がいた。
???
彼女は俺に気づき、歌うのをやめ微笑んだ。
???
君島 律(きみしま りつ)
???
君島 律(きみしま りつ)
???
???
夜月 礼夢(よづき らいむ)
君島 律(きみしま りつ)
俺は、お辞儀をする。
ボクと言っているが、女の子のようだ。
夜月 礼夢(よづき らいむ)
彼女は髪の毛を耳にかけ、微笑む。
君島 律(きみしま りつ)
俺は、彼女の問いに答えなかった。
夜月 礼夢(よづき らいむ)
夜月 礼夢(よづき らいむ)
君島 律(きみしま りつ)
何処から情報が漏れたのだろうか。
そんな風に驚くがすぐ心を無にした。
夜月 礼夢(よづき らいむ)
彼女のセリフに思わず反応してしまう。
夜月 礼夢(よづき らいむ)
君島 律(きみしま りつ)
彼女の言葉一句一句が胸に刺される。
夜月 礼夢(よづき らいむ)
夜月 礼夢(よづき らいむ)
言いたいこと…?
夜月 礼夢(よづき らいむ)
夜月 礼夢(よづき らいむ)
コイツっ…!
一体何処まで知っている!?
夜月 礼夢(よづき らいむ)
夜月 礼夢(よづき らいむ)
君島 律(きみしま りつ)
「仲間が出来たとは言え、1人ぼっちで可哀想…。」
「1人なの寂しくないの?」
「1人じゃないから。」
俺は、何時もそう言っていた。
「君は1人じゃない。」
彼女のセリフが俺の胸を温かくした。
一番言ってほしかったセリフを言ってくれた。
この瞬間
僕は君に
恋をした。
コメント
7件
スゥゥゥゥゥゥ青春だァァァァァァ!
え、好き…、
夏って設定なのに何で夜が寒いんだよ!!←は?)