とある兄弟と松野くん（東卍）

父と母と4人暮らしだった。

普通の家族だった。

最初の兄ちゃんはこんな感じだった。

言葉遣いは汚ぇし。

馬鹿なこと言うし、

…すぐ泣くしで、

大変な兄貴だった。

そんな兄貴でも、絶対しなかったのが

暴力。

俺がどんだけひでぇこと言っても、

叩いても、

いつでも口は悪いけど

なんだかんだ許してくれた。

翔の上に政が乗っている

政→10歳 翔→12歳

幸せな家庭だった。

あいつさえ来なければ。

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

ｶﾞﾁｬ

ﾊﾞﾝｯｯ！！

母さんが倒れた、

見たことの無いほどの血が出てた

兄貴は立ちすくんでいて、 俺も、何が起きたのか分からなかった

撃た、れた、？

母さん、が、？

目の前で殺されたんだ。

その男はそのまま上がり込んできて、

ﾊﾞﾝｯｯ！！

頭が追いつかなかった、

撃たれた、？俺が、？

運が良かったことに肩だった。

気を失いかけた時だった、

兄貴、、まだ死んでねぇよ、、 そんな顔すんなって、、

突然のことに目が覚めた

兄貴が、あの兄貴が、今、殺すって、？

ありえないことが起きたから、

そんなことを考えていたら、 「ﾄﾞｺﾞｯ､」と聞いたことの無い音が 聞こえた

兄貴が男を殴った、

殴って。殴って殴って殴って、

何発も殴った。

息をしてないことに気づいた

兄ちゃん！！

兄ちゃんはその場に倒れた

止められなかった。

その時の兄貴は俺が止められる兄貴じゃなかった

完全に気を失った兄ちゃんを置き、

男の死体を庭に埋めた

※夜です。

ちゃんと、埋めた。

見えないように、見つからないように、

慎重に。

痛いのを我慢して、

急に怒鳴り声が聞こえた

この声は、、父さん、？

急いで家に戻った

家に戻ると、それは酷かった。

今でもはっきりと覚えてる。

母の死体と、

兄貴が父親に殴られているところを

父は泣きながら兄貴を殴り続けた

兄貴は一点を見つめるだけで、

涙も流さず

人形のようにただ、

ただ、殴られていた。

そうして、

父は、俺らを捨てた

その後親戚の叔父さんに引き止められた

そこから地獄が始まった

この人は毎日酒に溺れていて、

酒が無くなれば俺らを殴った。

毎日罵倒や暴力が耐えなかった

それを毎日守ってくれたのは

兄貴だった

いつも兄貴は自分よりも他人を優先した。

それに比べて俺は、 何も出来なかった。

俺は守られながら育ってきた。

俺の分まで殴られてた。

タバコをつけられたり、 酒の空のものを、投げられたり 傷つけられてたのは

いつも

゛兄貴だった ゛

虐待の音、兄貴の非残な声。 叔父さんの怒鳴り声、

それを聞くだけで頭が狂いそうだった。

きっと、これよりも苦しかったのは

兄貴なんだろうな、

日に日に兄貴の体は…、、、

どうして笑うんだ、

そんな顔しないでくれよ、

悲しい笑み。

月日が流れて、いずれ俺らはこの家を

出ていった

修羅の道

最初はそんなこと思ってたっけ、笑

今では総長。俺は副総長

叔父さんは逮捕されて、

政→14歳 翔→16歳

……なのにさ、

暴言言わずで、 喧嘩しない。

絶対に暴力とかしないし、笑

相手のこと心配して、

敵チームにも手当とかするし、笑

でも、

みんなその兄貴の優しさにみんな惚れて、

みんな兄貴を慕った。

みんなが争っている中でも、

優しさを忘れず、

殴られるとわかっていながらも、

相手チームに寄り添う。

それをみんなは

゛かっこいい ゛と憧れを持った

兄貴が抗争中、殺されかける時もあるけど、

それを俺が守る！！

兄貴を殴る。

あ、もちろん。

俺はちゃんと不良。

兄貴とは正反対。

暴力、当たり前。

でもやりすぎると兄貴に怒られる

呼ばれ方 翔「神様」 政「堕天使」

これが、俺らの過去

裏の呼び名 翔「偽善者」 政「堕天使」

噂ではヤベェやつらって言われてるけど、 違う方のヤベェだからな？？

たまに勘違いしてるヤツいるけどよ、

総長なのに場を考えないけど優しい方のやべぇ、 その弟なのにめっちゃボコボコにするから性格真逆でやべぇ、 って意味だかんな！？

勘違いすんなよ！？

それでも、過去を知った上で、

読者様は俺らのことを どう思いますか、？

嫌いですか、？ 見捨てませんか、？

愛してくれますか、？

めっちゃ長くなったし、、、 ごめんなさい！！ 指お疲れ様でした！！ もちろん、1番愛してるのは 千冬だよね！？！？