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コメント
5件
うぐふっ_:(´ཀ`」 ∠):これで3日は生きれるかもしれないです✌︎('ω')✌︎
2人とも尊いい!!🤦♀️🤦♀️🤦♀️
甘から(主)
甘から(主)
甘から(主)
甘から(主)
甘から(主)
甘から(主)
~あま視点~
街の入口は、思っていたより静かだった。
あま
けれど、門の横に立てかけられた掲示板を見た瞬間、私は息をのむ
――魔物を発見次第、即刻報告せよ。 協力者も同罪とする。
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キヨ
隣で、キヨが淡々と呟いた。 声は落ち着いているけれど、その視線の先で私は鼓動が早くなる。
私は何も言わず、フード付きの上着を脱ぎ、差し出す
キヨ
あま
あま
キヨ
キヨ
あま
キヨは黙って上着を受け取り、私はフードを引き上げる。 布の内側で、キヨの耳がわずかに動く。
キヨ
あま
距離を取ったつもりでも、心臓の音が大きく聞こえる。
キヨはフードの奥から私を見ている。 無表情で、でも、じっと見つめられているような気がした。
キヨ
あま
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ちょっと怖いけど
でも
キヨ
あま
短いやり取り。 でも、その一言で、キヨは何も言わなくなった。
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街に入る直前、キヨが一歩前に出る。 無意識みたいに、私を庇う位置だった
キヨ
︎︎ ︎︎︎ ︎︎︎ ︎
私は覚悟を決めた
あま
街の門が見えた瞬間、足が少しだけ止まった。 思っていたよりも大きい。 高い石の壁に囲まれている
門番らしき人たちが立っていて、私たちをじっと見ている。 その視線だけで、胸がぎゅっと縮んだ
門番
我慢できず口走ってしまった 小さな声で慌てながら伝える
あま
キヨ
あま
あま
門をくぐる直前、無意識にキヨの方を見る。
あま
大丈夫、大丈夫。見えない。
たぶん、大丈夫、いける
頑張れ私頑張れ頑張れ
そう思って一歩踏み出した、そのとき。
キヨ
低い声が聞こえた
キヨ
あま
キヨ
ぴしっと言われて、思わず口をつぐむ。
門番
門番がこちらをちらっと見る。 心臓が跳ねた。
あま
でも門番は何も言わず、視線を逸らした。 ただそれだけ
あま
キヨは小さく笑った 誰も気づかないくらい小さく
門を抜ける
――街の中に入った瞬間、空気が変わった。
人の声。 足音。 笑い声。
一気に音が増えて、頭がくらっとする。
あま
思わず呟くと、キヨが前を見たまま言う。
キヨ
あま
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あま
あま
その言葉だけで少しだけ安心した自分に気づく。
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あま
あま
あま
あま
キヨは少しため息をしてから言った
キヨ
キヨ
街の建物や店の名前は分からないみたいで、道順だけ淡々と教えてくれる。
あま
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キヨ
キヨは落ち着いていた。焦ってるのは私だけかよ……
声や足音が自分に向かっている気がして、思わず肩をすくめる。
あま
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キヨが静かに私の肩を軽く叩く。
キヨ
その一言で少しだけ胸の鼓動が和らいだ
キヨはぶっきらぼうだけど…冷静な声に少し安心した気がする
角を曲がると、また人の声が自分に向かっている気がした。
キヨは黙って道を示すだけ。 でもその背中を見ると少しだけ心強い
キヨ
あま
キヨ
あま
キヨ
あま
キヨ
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キヨは珍しく素直だった
あま
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︎︎ ︎︎︎ ︎︎︎ ︎
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キヨ
肩の力を少し抜き、店の扉に手をかける
店の中に入ると、木の床と服の匂いで少し落ち着く。
店のおばさん
明るい声で陽気なおばさん店員が話しかけてくる。
店のおばさん
あま
そうだ。私は転生してきたから服がこことは違うんだ
あま
諦めるしかない……
あま
どもりながら返事する私。フードで耳としっぽは隠してるけど、手が少し震える
キヨは横で黙って立っている。私はスキルで話せるけど、キヨは店員とは話せないので安心
店のおばさん
あま
あま
キヨ
キヨは黙って指を指す
動きやすそうな服を選んだようだ
あま
試着室のカーテンを引き、二人で中に入る。
あま
私が小さくつぶやくと、キヨは無言でじっと立っている。
キヨ
袖を持ち、服をそっと腕に通す。
キヨの体はただの人間みたいに見えるけど、耳やしっぽを意識しながらそっと着せる
あま
キヨ
あま
キヨはただ静かに待っている。 その無言の距離感が、逆にドキドキを増幅させる
キヨの顔をちらっと見ると 何故か顔が赤く、しっぽが揺れ、耳がピクピクと動いていた
あま
キヨ
何故か裏声が出ていた
あま
キヨ
あま
裾を整えながら、私は思わず肩越しに視線を感じる。 キヨがじっと私を見ているのか、ただ試着室の暗さでそう感じるだけなのか......わからない
あま
キヨ
無表情だけど、肩の力が抜けているのが見えた。
心臓がうるさい。手も少し震えている。
カーテンの向こうから、陽気な声が聞こえた。
店のおばさん
あま
私は咄嗟に応えてしまった
あま
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︎︎ ︎︎︎ ︎︎︎ ︎
一瞬の沈黙
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あま
あま
キヨ
あま
店のおばさん
店員がふとキヨを見て、にこにこしながら言った。
店のおばさん
︎︎ ︎︎︎ ︎︎︎ ︎
あま
あま
どうしようどうしようどうしよう
……ばれた?
協力者は同罪……
心臓がバクバクとうるさい
恐怖が私を襲う
あま
店のおばさん
あま
思わず声が裏返る
慌ててふりむくけど、キヨは全く聞いていない。
どうやら棚に並んだ服をじっと見ていて、手に取ったり素材を確かめたりしているだけだ
あま
なんだか悔しかった
店員は笑いながら会計をすませる
店のおばさん
あま
キヨ
私たちは店を出た