生き続ける

12月25日

あの日から、色々あっていつの間にか

クリスマスの日になっていた

クリスマスとはいえ

カップルでもない、俺らは

皆と、パーティー、

勿論、パーティーは楽しみ、

..だけど、少し悲しい..、そんな気持ちもあるような気がした、

クリスマスパーティーはなかむの家でするらしい

...初めてのクリスマスパーティー、

..楽しみだな、

こういうものなのかな、..？

確かに、なかむ達と会うのは少し久しぶりかもしれない、

チキン..聞いたことあるけどどんな味するんだろ、

..きんときってたまに圧が凄い..

...癖なのかな、？

いただきまーす！

シャークん、食べるの上手いな..

思ってる以上に難しい..

口に油めっちゃ付いたし、

てか、手も油付きすぎだろ..

...きんとき、暑いのかな、

ちょっと、顔が赤い気がした

熱、じゃないよね、大丈夫かな、..

この後もご飯を食べて、クリスマスケーキも食べた

正直言うと楽しいし、とても美味しかった

..なんか、申し訳無いな、..

迷路的な感じなのかな、？

そんなくじもあるんだ、..

そんなことを話しているとなかむときんときが

あみだくじを作ってきて戻ってきた

..正直、何処でもいいな、

..めっちゃ線ごちゃごちゃしてんな、

..確かに、自分のだけは避けたいな、

..誰だろう、

この後も皆のあみだくじをして

ちょうど、交換してるな、..

...そんなことあるんだ、

..きんとき、喜んでくれるかな、？

少し、そんな事を思いながら、

プレゼント交換が始まった

スイーツ無料とかめっちゃお得だな..

ああいうのって、結構高いイメージあるな..

こんなこともあるのか..

..まぁ、きんときから貰ったものならなんでも嬉しい、..

そんなことは言えるはずない

これは、俺の心の底に閉まっておこう

そういって、青色のマフラーを首に巻いて家を出た

...生き生き光るその姿は、暗闇を照らしているような気がした

..そういえば、病室以外で2人きりなのは久しぶりだな、

ふと、横を見ると貴方の瞳に写る光は、

とても綺麗で、目が離せなかった

あまり考えたこと無かった

どうせ、長くないことを知っていたから..

この、生き甲斐の無い世界の未来なんて、

何も無いと思っていたから、

..でも、きんとき達に出会って

初めて、毎日が楽しいって、..

そう思えて、

...俺は、1人でも多くの人を救いたい、

だから、

そうやって笑う君は、

一番星の様に輝いていた

..きんときが俺の事を願ってくれるなら、

俺は、

きんときの手術が、成功しますように、

そう心の中で願い、目を閉じた