主様は、『魔法』が使えるらしいです

数日後

まて

それはそうであろう

その通り

我は

ヘーパイストスである

そなたは我と 契約したいのであろう？

確か数年前の貴様は元々 火属性ではなかったか？

やはりあの時のことか

あぁ

右腕の火傷

我が特別に伝えてやろう

ただ

彩貴様が眠った後にな

そうした方が 気が楽であろう？

まあ一応貴様は我の器だからな壊れられるのは困る

我は本当のことを 言ったまでだ

よかろう

その日の夜

主の自室にて

そうだな

その火傷は彩が火を怖がる原因に 関係する

ではあの時彩に何があったか 教えてやろう

彩が9歳の頃

お屋敷

ギィィ

ドンッ

数日後

今現在

そのような過去から火魔法が 使えなくなったわけだ

まあ火を見てもパニックが 起こることは無くなったが

それでもなお大きい炎の魔法を 扱うとなるとそれなりの負担が かかるだろう

今は使えるように頑張っているが 以前はずっと火を己の思うがままに操れていたというのに､､､

確か燃料花という花を使った 花畑をよく作っていたな

あぁ、フローラが準備していたな

ﾌﾛｰﾗ そんなことなくってよ？

ﾌﾛｰﾗ そこにあるバラを 持ってきなさい

パアァ

ﾌﾛｰﾗ これで私の魔法が一時的に跳ね上がりますわ

明日は最高の庭師を呼んで おくのですわよ？

ﾌﾛｰﾗ あらそんなことなくてよ

もう私はこの薔薇に移っていますの

だから花を召喚したい場所まで 持ってくればいつでもできますわ

体も借りなくてもできますの

あの時はちょうどいい花が 無かったからですわ

わたくしは花の神ですからね

ええ、おまかせくださいまし