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月彩(ﾙｱ)
.................
月彩(ﾙｱ)
（あの時とは全然違うな...）
月彩(ﾙｱ)
（今は、...少し...）
月彩(ﾙｱ)
（自由になれた気がする.......）
彩翔(ｱﾔﾄ)
...あ、月彩
月彩(ﾙｱ)
彩翔？
月彩(ﾙｱ)
.......なんで泣いてんの？
彩翔(ｱﾔﾄ)
泣いてねぇよ
月彩(ﾙｱ)
どう見ても泣いてる
彩翔(ｱﾔﾄ)
.................
月彩(ﾙｱ)
もしかして、.......
月彩(ﾙｱ)
昔のこと思い出しちゃった？
彩翔(ｱﾔﾄ)
.......なんで分かんだよ、、
月彩(ﾙｱ)
なんか、そういう気がしてさ
彩翔(ｱﾔﾄ)
.......
彩翔(ｱﾔﾄ)
俺、なんであんなことしちゃったんだろな
月彩(ﾙｱ)
.......絶対に許してもらえる訳じゃないけど、
月彩(ﾙｱ)
昔の辛い過去なんかさ、
月彩(ﾙｱ)
忘れろとは言わないけど、.....
月彩(ﾙｱ)
気にしない方がいいと思うの
月彩(ﾙｱ)
.......自分のことをずっと責めちゃうからね
月彩(ﾙｱ)
今は今のことだけ考えないと、ね
彩翔(ｱﾔﾄ)
.................
彩翔(ｱﾔﾄ)
俺いつも辛い時とかは、
彩翔(ｱﾔﾄ)
月彩に助けてもらってる気がする
月彩(ﾙｱ)
当たり前じゃん、彩翔は私の弟なんだから
彩翔(ｱﾔﾄ)
ありがとな、姉ちゃん
月彩(ﾙｱ)
うん、
月彩(ﾙｱ)
う"っ.......
彩翔(ｱﾔﾄ)
？.......
彩翔(ｱﾔﾄ)
どうした？
月彩(ﾙｱ)
頭痛い.......
彩翔(ｱﾔﾄ)
寝といた方がいいんじゃねーの？
彩翔(ｱﾔﾄ)
連れてくから
月彩(ﾙｱ)
.......うん
月彩(ﾙｱ)
彩翔も結構飲んでなかったっけ？
彩翔(ｱﾔﾄ)
まあ、多少は
彩翔(ｱﾔﾄ)
俺酔ったら、人格変わんだよな.......
月彩(ﾙｱ)
確かに、笑
彩翔(ｱﾔﾄ)
寝れるか？
月彩(ﾙｱ)
んー、
月彩(ﾙｱ)
さっき頭痛すぎて寝れなかったんだよね.......
彩翔(ｱﾔﾄ)
ふーん
彩翔(ｱﾔﾄ)
じゃあ俺と話でもするか
彩翔(ｱﾔﾄ)
.......そういえば、...
彩翔(ｱﾔﾄ)
月彩、その腕の、
月彩(ﾙｱ)
ん？
彩翔(ｱﾔﾄ)
俺が撃った傷、まだ残ってんな...
月彩(ﾙｱ)
いいって
月彩(ﾙｱ)
顔じゃないよりマシ
月彩(ﾙｱ)
それに、.......この傷は
月彩(ﾙｱ)
”誰かを守れた証”...だから
彩翔(ｱﾔﾄ)
.................
彩翔(ｱﾔﾄ)
俺ら人殺しには人を守んのは
彩翔(ｱﾔﾄ)
何よりも難しいもんな、.......
月彩(ﾙｱ)
うん、前の私は
月彩(ﾙｱ)
”人を守る”なんて考えてなかったし、ね.......
月彩(ﾙｱ)
でも今は、ちゃんとした
月彩(ﾙｱ)
”大切なもの”を見つけれた
彩翔(ｱﾔﾄ)
だな
彩翔(ｱﾔﾄ)
こんなこと言う殺人鬼がどこにいんだよ、笑
月彩(ﾙｱ)
確かに、笑
月彩(ﾙｱ)
私たちなんか生き方と言うか.......
月彩(ﾙｱ)
なんか、どことなく似てる気がする
彩翔(ｱﾔﾄ)
そうか？
月彩(ﾙｱ)
ま、とにかく、
月彩(ﾙｱ)
彩翔が弟で良かった
彩翔(ｱﾔﾄ)
.................
彩翔(ｱﾔﾄ)
...俺も、
彩翔(ｱﾔﾄ)
月彩が姉で良かった
彩翔(ｱﾔﾄ)
.......って寝てんじゃん
月彩(ﾙｱ)
.......
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