𝑱
俺 、もう知らないから 。
𝑯
あぁ 、そう 。
勝手にすれば良いじゃん 。
勝手にすれば良いじゃん 。
𝑱
家 、出てく 。
𝑯
そ 、好きにして 。
𝑱
引き止めたりしない訳?
𝑯
別に 、どうだって良い 。
𝑱
じゃあ 、今まで好きって言ってたのは嘘だったんだね 。
𝑯
そう言ってる時は好きだった 。
𝑯
だけどもう 、お前は俺の好きな樹じゃない 。
𝑱
んな事言って 、裏切ったのは北斗だろ?
𝑯
変な言い掛かり付けて 、突き放したのは樹 。
𝑱
あ 、そう 。
𝑱
もう北斗とはメンバーとしても居られない 。
𝑱
何も言えなくなったから 、未読にすんの?
都合が良すぎるだろ 。
都合が良すぎるだろ 。
𝑱
返事しろって 、口答えしろよ 。
𝑱
おい 、北斗 。無視すんな 。
𝑱
もう 、知らねぇ 。北斗とは永久に然様なら 。
𝑱
は 、俺 、なんで泣いてんだろ 。
𝑱
北斗が悪いんだ 。俺じゃない 。
𝑱
出てく 、、か 。
荷物の整理を始める 。
𝑱
このテレビ 、北斗と迷った末 、買ったんだよな 。
何気なしに 、テレビを付けた 。
ははは!確かに!
いつも聞いてる様な 、
テレビから聞こえる笑い声も
重く 、心に響く 。
ニュース速報です 。
東京ー静岡行きの観光バスが 、崖から転落し 、
乗員者の安否が取れていません 。
繰り返します 。
まさかな 、とは思った 。
北斗が乗っている物に限って 、
そんな事 、起こるはずがない 。
そう 、自分に言い聞かせていた 。
𝑱
一応北斗に 、連絡するか 、
トーク画面を開く 。
つい数分前 、北斗と交わした会話が目に入る 。
𝑱
っは 、俺何してんだろ 。
𝑱
北斗は俺のじゃないんだった 。
𝑱
__のだから 。
この時感じてた 、胸騒ぎは 、
やはり 、正しかった 。