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Let’s go↓
フランスと同居を始めて約100年。
始まってしまった世界的な対戦…WW1を前に
私は自室で籠ることしかできていない。
イギリス
重い溜息とともに、フランスが居ないことを再認識する
イギリス
イギリス
フランスは今、アメリカでの会議に臨んでいる。
多分後二日は帰ってこないだろうな。
イギリス
どうせその間に他の人と浮気してるんだろう。
そう思いながら見上げる、見慣れた天井。
アメリカとフランスは自分と違い頑張っている。
だったら浮気ぐらいしょうがない。
不甲斐ない自分が悪い。
そう思い自己嫌悪のサイクルにまたハマる。
フランスがアメリカへ行ってしまった一昨日から、
ずっとずっとこの状態。
イギリス
イギリス
そうすれば、アメリカのことも忘れられる
フランスのことも忘れられる
イギリス
そう呟いて、買い溜めしておいた風邪薬を棚から出す。
フランスにはまだバレていない。
イギリス
一気に一瓶分を出し、口に含む。
常備している水も口に含み、強制的に奥へ流し込む。
イギリス
呑み終えて目を開けると、視界がピンクに揺れている
そこに、ぼやけて誰かがいる。
イギリス
イギリス
その顔を見て、体から力が抜ける。
幻覚だと分かっているけれど、怖い。
イギリス
イングランド
イングランド
イギリス
幻聴であるはずの声が、体に響いていく。
嫌な思い出とその度についた痛みが繰り返し思い浮かぶ。
イングランド
イングランド
イギリス
イングランド
イングランド
イギリス
イングランド
イギリス
イギリス
バチンッッ‼
イギリス
左頬が、すごく痛い
イギリス
イングランド
イングランド
イギリス
イギリス
ピンク一面の視界に居る、お父様は
イギリス
イングランド
イングランド
ドゴッボコッボゴッ‼
イギリス
鋭く突き刺さる言葉に合わせ、鈍い痛みが体中に走る
そのはずみで棚へぶつかる
イギリス
ガシャンッッ‼
棚から落ちた薬の瓶が割れ、中身が散乱する
イングランド
イングランド
イギリス
イングランド
イングランド
ドゴッバゴッバゴッ‼
イギリス
イングランド
そういい大きな包丁を取り出すお父様。
イギリス
だがOD直後の体に力は入らない
助けて、助けて、助けて、タスけて、たすけて
イギリス
イングランド
そう言い振り下ろされる包丁。
フランスは今アメリカにいるのだ 守ってくれるわけない
イギリス
今思い返せば、貴方の背中はずっと変わってないですね。
私の前を、平然と歩く姿。
いつも、守ってくれる貴方が好きだった。
最初に出会ったときにくれたレモンティーが、私の好物なんですよ。
貴方の優しさに触れた…最初の瞬間だったから。
だから今も紅茶が大好きなんです。知ってました?
幼馴染として、優しく接してくれる貴方が好きだった。
たまには喧嘩もしたし、言い争いもしたし。
疎遠になったりもしましたが…。
それでも貴方は、こんな私を好きでいてくれた。
私も大好きでしたよ、貴方のこと。
その全てが、大好きだった。
普段「消えたい」なんて思ってるのに
こんな時だけ「生きたい」なんて
我儘で………しょうがないですね
だから、ずっと苦しくて、泣きそうなんですよ。
貴方に見限られてしまいそうで、怖いんです。
全部他ならぬ貴方のせいでです。
だから、だから…………
早く来てくださいよ、白旗野郎……
それで…助けて……くださいよ
いつもみたいに現れて…
私のこと、女性扱いして宥めて
それで、いつもみたいに笑って
早く来て…助けて…ッ、フランス……
部屋に入り、スローモーションに見える世界で
イギリスに突きつけられた大きな包丁を奪い
イングランドの顔面へ突きつける。
イギリス
フランス
イギリス
フランス
部屋に散らばっている薬と血痕
痛ましいそれらの原因のほうを向く
フランス
フランス
イングランド
イングランド
舐められたものだ。 この状況に物怖じしていないとは。
フランス
フランス
フランス
イングランド
フランス
イングランド
イングランド
フランス
フランス
フランス
イングランド
怒りで真っ赤な視界。
イングランドを取り押さえ、 右目の前に刃を突き立てる。
刃を軽く目の下の皮膚に当て、 鮮血を見ながら言う。
フランス
フランス
フランス
イングランド
イングランド
イングランド
イギリス
フランス
フランス
イングランド
そう言いイングランドは何処かへと消えた。
フランス
そうして後ろにいるイギリスに、 振り返る。
酷く怯えた顔をしている様子だ。
イギリス
フランス
イギリス
イギリス
どうして、彼は此処まで辛い思いを しなくちゃいけないのだろうか
どの選択が、彼にとって最善なのか分からない。
それでも、こんなことがあった以上 一人にさせておくわけにもいかない。
フランス
フランス
イギリス
フランス
フランス
そう言うと顔を輝かせて笑う。
フランス
これで少しは楽になれると いいけどなぁ…
イギリス
会議終了後の、誰もいない会議室。
自分の呼吸音だけが鮮明に聞こえ、 生きている実感から逆に気持ち悪くなる。
イギリス
そう呟いて窓の外を眺める。
毎度会議が開かれるフランスのパリ。
イギリス
平和だった1年前とは比べ物にならないほど、 なんとなく色褪せた町が見える。
音を立てて通る戦車と軍隊、航空機。 軍事力の強さが目に見える光景。
イギリス
国の化身は皆大抵、軍隊最高幹部…大元帥に就く。
ならば尚更、国の化身がこんな者で 大丈夫かと思ってしまう。
イギリス
イギリス
イギリス
イギリス
何か、変わったのでしょうか?
イギリス
イギリス
イギリス
そう言った瞬間、訳も分からず視界が滲む
イギリス
イギリス
居なかったことに、なかったことにしてしまいたい
そのまま滲む視界で蹲り、泣き崩れる。
その後のことは、よく覚えていない。
ただ、アメリカとずっと話せないもどかしさが 確かにあったのだけは覚えている。
コメント
1件
なんて優しいフランスくん!