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クロロはサクを抱きしめる
クロロ
サク
パクノダ
サクの体はまだ温かい
けれど、その体温は、ゆっくりと失われていった
クロロ
それから
クロロの本には1ページだけ
空白が増えた
そこには何も書かれていない
書けなかったからだ。
夢を見させてもらった代償は
二度と同じ夢を見られないことだった
クロロは眠らない
正確には
───眠れなくなった
クロロ
目を閉じると必ず同じ夢を見る
流星街の夜
瓦礫の上に腰掛けているサク
何も言わず、ただこちらを見ている
クロロ
サク
サクは微笑む
でも声は出さない
クロロ
クロロ
クロロ
目を開けると、現実には何も残っていない
クロロ
フェイタン
クロロ
フェイタン
クロロ
フェイタンはそれ以上何も言わない
聞く必要がないから
クロロ
クロロ
願った時点でそれはもう戻らないと知っておきながら。