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楽しく読ませていただきました。 ありがとうございます
今回、作中で載せたSNSっぽい画像はアプリで作ったものなので、あのアカウントは現実には存在しませんm(_ _)m
自分の名前が書かれたフォルダの中に入っていたのは、
SNSのスクリーンショットの数々だった。
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
しかし、
答えてくれる人はいない。
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
そのデータの名前も
”misaki_natsuko.mp3”
とあった。
彼女は震える指先で
音声を再生する。
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御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
震える手でデータを消そうとした彼女の顔に、
明かりが向けられた。
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
彼女の大きな瞳が
せわしなく宙を泳ぐ。
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
御崎はギラリと睨みつける。
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
ケラケラと彼は笑う。
御崎(みさき)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
彼はそう言うと
あっさり彼女に背を向けて歩き出した。
御崎(みさき)
しかし、
彼は何も答えない。
彼女はノートパソコンと
偽物のSDカードを鞄に押し込むと、
急いで彼の後を追った。
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御崎(みさき)
土砂降りの中、
彼は黙々と歩く。
そして、
足を止めたのは
数年前に閉店し、
今は空き家になった店の軒先。
玉理(たまり)
彼はポケットの中から
SDカードを取り出して見せた。
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎は差し出されたSDカードではなく、
それを持っている彼の顔をじっと見つめる。
玉理(たまり)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
御崎は慌てて手を伸ばし、
SDカードを取ろうとした瞬間、
その前腕に勢いよく
ナイフが
突き刺さった。
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
彼女が反射的に
手を引っ込めると
ナイフは抜け、
血が噴き出した。
御崎(みさき)
驚き
顔を上げると、
彼はニヤリと笑った。
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
傷口を押さえるが、
血は止まらず
指の隙間から溢れてこぼれる。
そして、それは
地面を汚すことなく、
あっさりと雨に流されていく。
御崎(みさき)
逃げようとしたその腕を掴んで、
グッと引き寄せると同時に、
容赦なく
ナイフを腹に突き刺した。
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
しかし、
彼は楽しそうに笑うだけ。
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
彼は嘲笑いながらナイフを捩じった。
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
彼女は己の血で真っ赤になった手で
彼の腕を掴む。
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
玉理(たまり)
そう言って彼は
ナイフを横に滑らせる。
御崎(みさき)
腹部から噴き出した血が、
彼女の足を汚す。
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
彼女は口から血を吐き出す。
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
御崎(みさき)
最後の力を振り絞って
彼を押し飛ばし、
傘も刺さず逃げ出した。
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
彼はため息交じりに呟いて、
持っていた鞄の中から
手斧を取り出した───。
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・
───数日後。
玉理(たまり)
中津(店長)
中津(店長)
玉理(たまり)
中津(店長)
中津(店長)
玉理(たまり)
中津(店長)
中津(店長)
中津(店長)
玉理(たまり)
中津(店長)
中津(店長)
玉理(たまり)
中津(店長)
中津(店長)
中津(店長)
中津(店長)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
中津(店長)
中津(店長)
中津(店長)
玉理(たまり)
中津(店長)
中津(店長)
中津(店長)
玉理(たまり)
中津(店長)
中津(店長)
中津(店長)
中津(店長)
玉理(たまり)
中津(店長)
玉理(たまり)
中津(店長)
中津(店長)
中津(店長)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
玉理(たまり)
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『代償』 ーENDー