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殺人鬼作りゲーム『人無』

第6話 - ステージLAST

2023年07月29日

#オリジナルストーリー

白蓮

栞

先に戻ってきたけど、下にほとんど下ろせたかな……

栞

途中で終了した……

麻人

よぉ、作戦大成功だな

栞

麻人……うん、そうだね！

湊

グラウンドへ誘導するとは……なかなか良かったですね

栞

湊、ありがとう

奏

いや〜、私の名前公表されていなかったからてっきり逃げる側と勘違いされたよ(￣▽￣;)

栞

奏！大丈夫だった？

奏

うんwむしろ自分で鬼です！って行ったよ

栞

なにやってんのw

麻人

それは予想外だわ笑

湊

(*^^*)

サジ

これは皆様お疲れ様でした

サジ

グラウンドへ誘導するとは思わなかったですね

栞

良い作戦だったでしょ？

サジ

えぇ。

サジ

上手く使いましたね

サジ

では、次のゲームに移りますので移動をお願いします。

栞

え？学校でやらないの？

サジ

えぇ。

麻人

じゃあ、何処に行くんだよ？

サジ

今は気にせずに。

湊

気になりますね……

奏

場所はそんなに遠くない？

サジ

えぇ。とても近い場所ですよ。

サジ

さぁ、こちらへ。生き残った方はもう移動準備出来ていますよ。

これが最後になるだろうか…… それぞれ不安と心配を抱えながらグラウンドに停められていたバスに乗った

バスの中

大和

あっ！鬼じゃねえか！？

栞

どうも。

玲奈

私達を殺すわけ無いわよね？！

麻人

今度から味方だ

叶多

なんで今になって味方に移り変わるんだよ？

湊

さぁ？僕達には何も

凛

うーん……

奏

はぁ……何か色々疲れたわ

拓海

君達は巻き込まれた人なの？

栞

……まぁね

拓海

そうなんだ……

サジ

皆様お揃いですね、今向かっているのは病院です。

栞

なんで病院なの？

サジ

とあるショーを見ていただくためと、鬼から逃げるのに最適な空間だと判断させていただきました。

麻人

気味が悪いな

湊

そうですね……

奏

走り回っていいの？

サジ

えぇ、私の所有地なので

叶多

元々医者なのか！？

玲奈

すごっ

凛

何かギャップが凄いけどね……

大和

ありえねぇな

拓海

あまり信用し難いですね……

サジ

着きましたので、降りましょうか

こうして、14人の生き残った生徒はバスを降りて病院に向かった

病院の中

サジ

こちらへどうぞ。

栞

手入れされてる……

麻人

余計嫌だな

湊

えぇ……

奏

てか、さっき言ってたショーって？

サジ

これから見せますよ

サジ

例のものをこちらへ

サジがそういうと部下の人が秦を連れて来た

秦

あはは……

大和

イカれてるな

玲奈

うん……

凛

キモイ

叶多

そりゃそうだな

栞

秦！？

麻人

何すんだ！？

サジ

では、ショーを始めます！

そういうとサジが謎の注射器を秦の首元に刺した

秦

……ァぁぁぁぁァ”ァ”ァ”ァ”ァ”

栞

……まさか、鬼は秦？

サジ

よくわかりましたね

湊

何ですって！？

奏

うそ……

数秒で秦は得体の知れない怪物に変化した

秦

……あ、あ

栞

秦！

麻人

っ……、こいつはもう俺達の敵だ！

栞

そんな……

湊

味方だったのに壊すなんて人じゃない……

奏

狂ってる……

サジ

では、もうゲームを始めましょうか

サジ

ゲームスタート！

ラストゲームは栞達にとって、とても辛い鬼ごっことなった

栞

なんで秦はあんなことに巻き込まれなきゃいけなかったの……

麻人

あんまり考えんな！

麻人

今は逃げろ！

湊

開始した直後に5人を一気食いしました、あれは正真正銘怪物と言えるでしょう。

奏

よく冷静だね！？

湊

冷静でなければ素早く逃げれないでしょう？

奏

いやまぁ、それはそうだけど！

栞

……サジって誰だろう？

麻人

あぁ？それはゲームマスターじゃねぇの？

栞

なにか違う気がする……

栞

病院になにか秘密があるかも！

栞

手当り次第探してみよう！

麻人

しゃーねぇな

湊

やりましょう

奏

協力するよ！

栞

みんな……ありがとう

栞

それぞれ別れた方が手っ取り早いけどどうする？

麻人

男女で別れるか？

湊

いや、男女１:1の方がいいかと

奏

私は湊と行くから、栞と麻人で行って！

栞

待ち合わせ場所は……手術室で！

麻人

おけ

湊

了解しました

奏

絶対生きて来よう！

こうして、サジの隠された謎を手分けして探しに行った

……変わり果てた秦から逃げながら

栞、麻人チーム

栞

ここは……病室ね

麻人

みたいだな…

栞

手入れされてたけど、使われている形跡は無いってどういうこと？

麻人

さぁな、何か手がかりがあるかもしれないぞ

栞

そうだね、棚の中になにかあるかな？

棚を開けると、小さな箱が入っていた

栞

これは……？

麻人

開けてみるか

蓋を開けると、そこには1つの手紙が入っていた

栞

何これ？

麻人

手紙か……読んでみるか？

栞

そうだね

栞

高崎砂人、左目に火傷を覆い視力を失ってしまった。大切な家族を殺しにかかったようなものだ。

栞

私はなんてことを……、砂人に伝えたらきっと私を責めるに違いない！なら、先に罪を償うべきだ。紗夜、砂人のことを頼んだぞ……こんな父で申し訳無かった。　父親　拓斗

麻人

……砂人？誰だそいつ

栞

サジの本名だと思う、そしてこの手紙はお父さんが亡くなる前に書いた遺書的なものだと思うよ

麻人

罪を償うって書いてあったよな？息子に火傷を負わせたからか？

栞

さぁ……もう少し調べる必要があるね

麻人

こっちには新聞の切れ端があった

麻人

中身は……男子高校生が学校の教員によう悪質な火災により左目を怪我させた

麻人

って書いてあるぞ

栞

ということは、恨みは教師にあるのかな……もしかしたら助けた子に心当たりがあるんだよね

麻人

そんなやついたか？

栞

うん、左目を前髪で隠してたんだ

栞

いじめられてたから……先生と生徒の両方に、つい首を突っ込んじゃったてさ

麻人

じゃあ、サジにとってはお前が光というわけか

栞

多分ね……これで真実が少しわかったから手術室に向かいましょう！

麻人

あぁ！見つかんないようにだな

栞

うん！

新たに判明した事実の証拠を持って、手術室に向かった

奏、湊チーム

奏

病室だね……漁ってみよ

湊

そうですね

奏

暗いな…仕方ないよね

湊

えぇ、見つからないようにするために電気は無い方がいいですから

奏

あった、なんだろ？手紙かな

湊

読んでいただけますか？

奏

うん、砂人へ

奏

これを読んでいるということは私の身に何か起きたと思って下さい。お父さんは罪を償うと言い残して出て行きました。母は辛かったです。

奏

お父さんのせいで貴方に苦しい思いをさせたわけでは無いのです。私を庇ってしまいました。元凶は母です。恨むなら私を恨んで下さい。こんな母を許して……　母親　紗夜

湊

どういうことでしょうか？

奏

何か事件が起きたんじゃない？

湊

……何かありました

湊

これは、日記のようですね

湊

○月✕日　父さんが自殺したらしい。本当は事故で死んだのに……なぜだ、何故真実を隠す？僕には分からない。

湊

○月✕日　母さんも死んだ、事故で。なんでみんな居なくなるんだ……僕を1人にしないでくれ……

湊

○月✕日　栞という子が僕を助けてくれた。彼女は僕の光だ、火傷の痕を気にしていない。天使のようだ。

湊

○月✕日　生徒と教師に恨みを果たすために殺人鬼ゲームを行う。天使の彼女に鬼役をやってもらうのは胸が痛くなるが、これも恨みを果たすため……

湊

日記は昨日の分で終わっていますね

奏

最新なんだ……とりあえず、これらを持って戻ってみない？

湊

そうですね……手術室に行ってみましょう

こうして、2人は見つけたものを持って手術室へ向かった

……奏が変わり果てた怪物に見つからないように

手術室にて

栞

あれ？まだ居なかったみたい

麻人

お？ほんとだな……

奏

ごめん！待った？

湊

お待たせしました

麻人

丁度良いタイミングだな

栞

そうだね、そっちは何かわかった？

奏

こっちは、母親の手紙とその息子の日記があった！

湊

日記は昨日の日付まで書かれていました

栞

わりと最近までなんだ……

栞

こっちは、新聞の切れ端と父親の手紙があったよ

麻人

火事の事実と自殺前の遺書みたいな感じだったぜ

湊

なんと……

奏

辛かっただろうに……

栞

私のこと書いてた？

湊

えぇ、まるで天使のようだと

栞

やっぱりそうなんだ……

麻人

ま、人助けはいいことだが、これは度が過ぎるな

栞

そうかな？彼にはこれしか思いつかなかった可能性があるけれど

奏

それもそうよね……

湊

けど、犯罪の域を超えています。

栞

そこが大事よね、何故そこまで私を欲しがるのか。

麻人

理由は1つ、それは……

麻人

天使だと思い込み、幸せを取り込むためか？

栞

そう、ただ寂しかっただけよ！

湊

そうですね、自分と同じ苦痛を味わって欲しいと思っていたのでしょうね

栞

……来た道を戻りましょう、彼を救わないと！

麻人

行くか！

湊

そうですね！

奏

仰せのままに！

栞達4人は真実を片手に孤独のサジのところへ向かった

サジ

お待ちしていましたよ、皆様

栞

1つだけ、あなたは寂しかったでしょう？

サジ

そうですね……寂しくて、辛かったですよ？

サジ

肩身が狭い思いをずっとしてきました。それを栞様に救われたのです。

サジ

天使のあなたをただ欲しかった……私の心を満たすために。

栞

だけど、色んな人を巻き込むのは違うんじゃない？

栞

もうやめて。じゃないと私、窓から飛び降りる！

麻人

おい！

湊

それはやめて下さい！

奏

駄目！

サジ

ふふっ、わかりました。ゲームはやめて、元の生活に戻しましょう。

そういうと、病院は消えいつの間にか学校に戻っていた

栞

……あれ？元に戻ってる……

秦

ちょっと！

麻人

おーい、ねぼすけ！早く来いよ！

湊

あまりそう言うのは……

奏

栞！行こ！

栞

みんな記憶無いんだ……

みんなの記憶は消されていたふと窓を見ると、砂人が居た

砂人

……

栞

ねえ、砂人？

砂人

は、はい？

栞

これから遊びに行くんだけど、一緒に行かない？

砂人

いいんですか！？

栞

もちろん！寂しかったでしょ？なら一緒に寂しさを吹き飛ばそうよ！

砂人

はい！喜んで！

砂人は涙を流しながら返事をしたこうして平和な日常が戻りましためでたしめでたし

白蓮

ご無沙汰してます、白蓮です

白蓮

最終回、めっちゃ長くてすみませんでした！

白蓮

詰め過ぎました……許して下さい。

白蓮

鬼さんだぁれ？面白かったでしょうか

白蓮

機会がありましたら第二弾として、何となく作ってみようと思います

白蓮

希望がありましたらコメントなどをしてくださいm(_ _)m

白蓮

ではまたお会いしましょう……

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白蓮

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