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『 夜のマフィアは嘘を吐く 』

ご本人様に関係はありません。アンチ、通報はしないで下さい。 それでも大丈夫な方のみ、どうぞ

Prolog

タッタッタッ__、薄暗い廊下に足音が反響し、やけに音が響く

ハッ...ハッ...

バンッ

こッ、ここまで来ればッ

もうじき、夜も明けるという頃、薄暗い廃ビルの一室のドアが開き 新しい空気が埃っぽい室内に流れ込んで来た

は、はは...、別に余裕だったなw

ふぅ……、

よし、ボスに連絡して、、

カツン__、カツン__

ッ !?

(嘘だろ...)

(ちゃんと撒いたはずッ)

必死に息を潜めている男は、背後に居る何かに気付かない 焦る余り、周囲の警戒を忘れてしまっていた

__?

こんにちは

…ぇ?

__?

無駄に逃げ回らないでよ、めんどくさい

そう言う割には、何の感情も込められて無いような平坦な声 目深に被ったフードで、顔は見えない

__?

ま、いいや。

背後から掛けられたその声は、高くもないし太くもない。少年…青年あたりだろうか

__?

これでお終い

彼は懐からナイフを取り出す

や、止め…ッッ

ザシュッッ

───────────────────────────────────────

__?

……、、

彼は表情を変えぬまま、腹部に刺したナイフを抜いた

すると、塞いでいた物が無くなった赤黒い液体は、どく…どく…と流れ出ていく 床は血の海になっていった

__?

ぇーと…

__?

メモリーカード…、、これか

慣れた手つきで死体のポケットからメモリーカードを抜きとり、ゆっくりと立ち上がる

__?

ん……

不意にフードを外した彼は、その顔の半分以上を覆う仮面を着けていた

ベネチアンマスク…、まぁハーフマスクと言ったところ よく言うピエロのような仮面。そう言った方が分かりやすいだろうか?

__?

よし__

__?

じゃ、帰ろっかな

仮面の奥に覗く瞳は、まるで柘榴石のよう

彼はフードを深く被り直すと、その場から立ち去って行った

¹

なぁ、知ってるか?

錆れた建物の近くで男たちが話をしていた

柄は悪そうだが、独特の雰囲気があり ただ、やんちゃしているのでは無く、そう言った事を職にしている事が分かる

²

うん?

³

何がだ?

¹

△△の所の構成員が一人、殺られたらしい

³

はっ!?

²

あそこ、結構強いとこじゃなかったか…?

¹

それが…

『紅の道化師』の仕業じゃないかって…

その名前を聞いた彼らはヒュっと息を呑み、背中には冷や汗がつたった

部屋のイメージは広い和室みたいな、天井に梁がある感じで!

はぁ、もう疲れたぁっ

紙が積み重なっているデスクにぐでっと突っ伏す

問題多すぎだってぇ……

むすっとした彼は深い森のような緑の瞳に、赤色の髪。 普通にしていたら充分イケメンなのだが、表情のせいで随分幼く見える

部屋には彼一人だが、壁には刀が掛けられており、広さも必要以上。 おおよそ普通の場所では無い

『わーーかっ!』

赤髪の青年とは違う声が部屋に響いた。彼一人しか居ないはずの部屋に……。 言っておくが、この部屋は防音性だ

ひっ…..

驚いて、と言うか。半ば恐怖で声を漏らした彼はバッと後ろを振り向く

へへ、ドッキリ成功〜! 若、ナイス反応!

そこには、天井に逆さの状態で器用にぶら下がった青年の姿があった

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最後の方は誰でしょうか?

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