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かっこよ
『 夜のマフィアは嘘を吐く 』
ご本人様に関係はありません。アンチ、通報はしないで下さい。 それでも大丈夫な方のみ、どうぞ
Prolog
タッタッタッ__、薄暗い廊下に足音が反響し、やけに音が響く
バンッ
もうじき、夜も明けるという頃、薄暗い廃ビルの一室のドアが開き 新しい空気が埃っぽい室内に流れ込んで来た
カツン__、カツン__
必死に息を潜めている男は、背後に居る何かに気付かない 焦る余り、周囲の警戒を忘れてしまっていた
__?
__?
そう言う割には、何の感情も込められて無いような平坦な声 目深に被ったフードで、顔は見えない
__?
背後から掛けられたその声は、高くもないし太くもない。少年…青年あたりだろうか
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彼は懐からナイフを取り出す
ザシュッッ
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__?
彼は表情を変えぬまま、腹部に刺したナイフを抜いた
すると、塞いでいた物が無くなった赤黒い液体は、どく…どく…と流れ出ていく 床は血の海になっていった
__?
__?
慣れた手つきで死体のポケットからメモリーカードを抜きとり、ゆっくりと立ち上がる
__?
不意にフードを外した彼は、その顔の半分以上を覆う仮面を着けていた
ベネチアンマスク…、まぁハーフマスクと言ったところ よく言うピエロのような仮面。そう言った方が分かりやすいだろうか?
__?
__?
仮面の奥に覗く瞳は、まるで柘榴石のよう
彼はフードを深く被り直すと、その場から立ち去って行った
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錆れた建物の近くで男たちが話をしていた
柄は悪そうだが、独特の雰囲気があり ただ、やんちゃしているのでは無く、そう言った事を職にしている事が分かる
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『紅の道化師』の仕業じゃないかって…
その名前を聞いた彼らはヒュっと息を呑み、背中には冷や汗がつたった
部屋のイメージは広い和室みたいな、天井に梁がある感じで!
紙が積み重なっているデスクにぐでっと突っ伏す
むすっとした彼は深い森のような緑の瞳に、赤色の髪。 普通にしていたら充分イケメンなのだが、表情のせいで随分幼く見える
部屋には彼一人だが、壁には刀が掛けられており、広さも必要以上。 おおよそ普通の場所では無い
『わーーかっ!』
赤髪の青年とは違う声が部屋に響いた。彼一人しか居ないはずの部屋に……。 言っておくが、この部屋は防音性だ
驚いて、と言うか。半ば恐怖で声を漏らした彼はバッと後ろを振り向く
そこには、天井に逆さの状態で器用にぶら下がった青年の姿があった
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最後の方は誰でしょうか?