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# 嘘つきな自分を終わりにする日

第28話 - 28

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2025年01月26日

#sxfn

#sxxn

#nmmn注意

ねこ 🐈☁

約束の日の当日。

久しぶりにヘアアレンジをして、 SNSに写真を投稿した。

《今日は大事な友達に会う日だから、気合い入れました！💭 ずっと仲はいいけど、リアルで会うのは初めてだから緊張する 🌀🌀 》

そんな文章とともに投稿すれば、早朝というのにいるさんからはすぐにリプが届いた。

『ほんとヘアアレンジ上手いですよね、俺も今日こさくんと会うの緊張してます笑』

頬を緩ませながら、

『ありがとうございます！いるさんに会えるの楽しみにしてます』

とこさめもすぐに返信する。

今日。

学校が終わったあと、こさめたちは会うことになっている。

待ち合わせ場所はこさめの高校からは少しだけ離れたいるさんの高校前で、今日はどこかに行く訳でも無くただリアルで会って、お互いに友達になろう。という約束をした。

ドがつくほど人見知りなこさめだけど、なぜだかいるさんと会うことに対しては不安がなかった。

きっといるさんなら大丈夫だと、自信を持って思えた。

だって、SNSでこんなに仲良くなれたんだから。

今までも沢山、沢山楽しくやり取りをしてきたのだから。

＿＿なんて浮かれきった気持ちで学校に登校したため、

#🍵S

... あ、おはよぉ、っ（微笑

#☔K

あぇ、 ... おはよう！！

下駄箱で鉢合わせたクラスメイトのすちくんが挨拶してくれた時、ついバグった声量で挨拶を返してしまった。

いつもはこんなところでも人見知りを発動して、ぼそぼそ小さな声で返していたくせに。

そのせいか、こさめの返事にすちくんはちょっと驚いたような顔をしていた。

一瞬動きを止め、こさめの顔を見つめる。

... しまった。

それを見て、こさめはざっと血の気が引くのを感じた。

すちくんは明るくて優しくて、こさめみたいなぼっちにも分け隔てなく声をかけてくれる、数少ないクラスメイトだ。

そのおかげで今までも何度か挨拶ぐらいは交わしたことがあるけど、関わりはあくまでそれだけだ。

仲良しなんていえるほどではなかった。

失敗した、やらかした。

つい友達みたいなテンションで返してしまった。

やばい、ただのクラスメイトのくせに馴れ馴れしいと思われただろうか。

こさめが怒涛の如く後悔に襲われていると、すちくんはすぐに笑顔になって

#🍵S

わ、なんか今日の雨乃さん元気だね笑

#🍵S

なんかいいことでもあった？（微笑

#☔K

... え、？ぁ、えぇっと ... っ

なんだか嬉しそうにすちくんが訪ねてきて、そのままなんとなく流れですちくんと一緒に教室へ向かう感じになった。

上靴に履き替えて、並んで廊下を歩き出す。

はじめての展開にこさめはちょっと緊張しながら、

#☔K

ほ、放課後にちょっと楽しみな用事がありまして、 ... っ、！

#🍵S

んー、楽しみな用事 ...

#🍵S

... もしかしてデート、とか、 ...

#☔K

えぇ、っ ... いやいやまさか、笑

#☔K

ただ、他校の友達とあうだけで ... っ！

ぱっと目を輝かせるすちくんに、こさめは慌てて首をぶんぶんと横に振る。

言いながら “ 友達 ” という単語に胸がなったとき、

#🍵S

っえ、すごいね、？！

#🍵S

その編み込み、自分でやったの？

#☔K

... へ、あ、 ... うん、っ

そうだった、と思い出す。

今日はヘアアレンジをしたまま学校に来てしまったんだ。

いるさんと会えるという嬉しさにそんなとこまで配慮できてなかった。

『うわー』とすちくんはキラキラとした目でこさめの髪型をじっと見つめながら

#🍵S

似合ってるね

#🍵S

自分でこんな可愛い髪型できるのすごいな ~

#☔K

れ、練習すると意外と簡単にできるよ、っ！

心底感心したようにすちくんが呟くので、くすぐったくなって早口で返すと、

#🍵S

ほんとに？

#🍵S

俺も1回だけ学校にしてきたことあるけど

#🍵S

あんまり納得行かなかったんだよねぇ、笑

#🍵S

雨乃さんこんな上手なら教えて欲しいくらいだよ笑

#☔K

... っへ、

何気ない口調ですちくんが口にした言葉に、どきんっと心臓が音を立てる。

＿＿じゃあこさめ、教えてあげようか？

って。

一瞬言いたくなって、だけどすぐに思い直して飲み込んだ。

だってすちくんはきっと話の流れで軽く口にしただけで、いわば社交辞令のようなもので。

それを真に受けてぐいぐいいったら、多分びっくりされる。

距離感バグってんなこいつ、ってドン引きされるかもしれない。

#☔K

... そ、そうなんだ

... うん、やめておこう。

そんな結論に至ったこさめが曖昧な相槌だけ打てば、それ以上はすちくんもなにも言わず、この話題は流れて行った。

一瞬すちくんが微妙な表情を浮かべたようにも見えて、もしかしたらなにか間違えただろうかなんて後悔が込み上げかけたけど、いや、とこさめはすぐに気持ちを切り替える。

大丈夫。

だってこさめは、今日いるさんと会うから。

それでいるさんと友達になるから。

だから大丈夫。

クラスに友達ができなくても、別にいいんだ、もう。

リアルでは水くんは緑くんのこと “ 緑くん ” って呼ばないのは分かってるんですけど二人の関係値？も考えて緑くんって呼んでます ... ！！『あれ、呼び方間違ってるんじゃ ... 』ってなった方、間違えじゃないです（（

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読むのとコメント遅れた!! 📢君と会うの楽しみでうきうきしてる☔君可愛すぎやしないかい！？楽しみなことが会ったり自分が好きなこととかの話題にときになんか声大きくなっちゃうのわかる...しかも普段話さない友達だった場合掘ってでも穴に入りたくなるよね...（？というか☔君に新しい友達の予感っ!? でまもだ☔君が遠慮しがちなところがありそう？でもそこから普段話せる友達になるのって感動するよね!