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前置き
林岳×ココア BL 交際済み設定、ココアの独白 not シリーズ
本日の作者
ココア
林岳
3
2
1
GO ↓
ココア
僕、ココアはため息を着きながら、林岳さんについてを考える。
林岳さんとは、最近僕にできた年上の彼氏。
同性だからと最初は嫌悪感という物もあり、当初は交際には反対しており、交際まで至らなかった。
だが、林岳さんからのアプローチを受ける度に断るに断り切れずになり、渋々承諾してしまった。
そんな僕も、最近では少し甘酸っぱい、俗に言う“青春“という物を林岳さんとの恋愛を通じて分かるようになっていた。
そんな恋愛で、人々は口付け……所謂キスという物をするらしい。だが、僕らの交際においてそんな事は1mmたりともした事がなかった。……といえば嘘になるだろうか。一度はあったのだ。一度は。
あの、付き合う前のアプローチで。
回想
ココア
足音を盛大に立てながら、待ち合わせ場所に急いで向かう。今日は林岳さんからの誘いで、一緒にゲームセンターに行こうという話だった。
林岳
そんなお決まりの文句を連ねる林岳さんに対して、申し訳ないことをしたななどと思いと、普段の所業を考えれば当たり前だという気持ちがせめぎ合う。
だが、今回に関してはもちろんこっちに非があるわけで。今日は、林岳さんが行きたいところについて行こう。なんて考えで。
ココア
林岳
そんな優しい言葉でこちらににこりと笑いかけてくるから、僕はどきりと心臓の鼓動がなったように感じた。
ココア
初めに鼓動を気にしてしまえばそれで終い。今日はついつい不自然に瞬きを繰り返してしまう日になってしまった。
だが、ただ一瞬の気の迷いだ。きっとすぐ治まる。はずだ。
林岳
ココア
僕は林岳さんに頼りっぱなしで、このままゲームセンターにいったあとも、不自然な様子は変わらなかった。
ココア
ゲームセンターの中で長い時間を過ごした頃。まわりの人も帰っていって、閑散としてきている。 僕は大人になったと自分では思っていたが、されど学生なわけで。高校生になった今でも、僕を縛る忌々しい門限が設定されていた。
林岳
ココア
林岳さんにさよなら!また!と挨拶をして、出ていこうとすると、その時僕の腕がガシッと掴まれた感覚がした。
ココア
林岳
林岳
ココア
頭を林岳さんの方へと寄せられ、ディープキスと呼ばれるような、舌を入れるキスをされる。長い時間空気が吸えず、生理的な涙を浮かべる頃に僕は開放された。
ココア
ココア
へにゃり。そんな効果音が聞こえるように、僕は床へと倒れ込んだ。
林岳
ココア
あの時の僕は、その瞳に全てを奪われた気がした。
ココア
肯定の一言を放った時、彼はとても嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
……なーんて。
今思え返せば、散々な記憶だ。
だが、なんだか今の僕はあの時の僕に嫉妬しているかのようだ。
ココア
そんな言葉。絶対あの人には言ってやらないけど。
月明かりが窓から差し込む。
カーテンを閉めて、電気を消す。
僕はスマホを握りしめて眠った。
Fin
あとがき
しらせ
しらせ
しらせ
しらせ
Thank you fou you.