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3 - 【林岳×ココア】悩みは尽きない

♥

130

2025年03月04日

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前置き

林岳×ココア BL 交際済み設定、ココアの独白 not シリーズ

本日の作者

しらせ

ココア

受/♂設定

林岳

攻/♂

3

2

1

GO ↓

ココア

僕って嫌われてるのかな……?

僕、ココアはため息を着きながら、林岳さんについてを考える。

林岳さんとは、最近僕にできた年上の彼氏。

同性だからと最初は嫌悪感という物もあり、当初は交際には反対しており、交際まで至らなかった。

だが、林岳さんからのアプローチを受ける度に断るに断り切れずになり、渋々承諾してしまった。

そんな僕も、最近では少し甘酸っぱい、俗に言う“青春“という物を林岳さんとの恋愛を通じて分かるようになっていた。

そんな恋愛で、人々は口付け……所謂キスという物をするらしい。だが、僕らの交際においてそんな事は1mmたりともした事がなかった。……といえば嘘になるだろうか。一度はあったのだ。一度は。

あの、付き合う前のアプローチで。

回想

ココア

すみません!遅れました!

足音を盛大に立てながら、待ち合わせ場所に急いで向かう。今日は林岳さんからの誘いで、一緒にゲームセンターに行こうという話だった。

林岳

いや、全然待ってないよ

そんなお決まりの文句を連ねる林岳さんに対して、申し訳ないことをしたななどと思いと、普段の所業を考えれば当たり前だという気持ちがせめぎ合う。

だが、今回に関してはもちろんこっちに非があるわけで。今日は、林岳さんが行きたいところについて行こう。なんて考えで。

ココア

じゃあ、ゲームセンター行きましょう!

林岳

そうだね、じゃあ行こうか。

そんな優しい言葉でこちらににこりと笑いかけてくるから、僕はどきりと心臓の鼓動がなったように感じた。

ココア

(いやいや、そんな訳……)

初めに鼓動を気にしてしまえばそれで終い。今日はついつい不自然に瞬きを繰り返してしまう日になってしまった。

だが、ただ一瞬の気の迷いだ。きっとすぐ治まる。はずだ。

林岳

……どうした?

ココア

あ、大丈夫です!

僕は林岳さんに頼りっぱなしで、このままゲームセンターにいったあとも、不自然な様子は変わらなかった。

ココア

あ、門限!

ゲームセンターの中で長い時間を過ごした頃。まわりの人も帰っていって、閑散としてきている。 僕は大人になったと自分では思っていたが、されど学生なわけで。高校生になった今でも、僕を縛る忌々しい門限が設定されていた。

林岳

じゃあ、もう帰ろっか。

ココア

あ、はい!ありがとうございました!

林岳さんにさよなら!また!と挨拶をして、出ていこうとすると、その時僕の腕がガシッと掴まれた感覚がした。

ココア

……え?

林岳

ごめん、また聞いていい?

林岳

付き合わない?

ココア

いや、だから僕は……〜!?!?

頭を林岳さんの方へと寄せられ、ディープキスと呼ばれるような、舌を入れるキスをされる。長い時間空気が吸えず、生理的な涙を浮かべる頃に僕は開放された。

ココア

ッ〜はぁ、はぁ。

ココア

さいてい……

へにゃり。そんな効果音が聞こえるように、僕は床へと倒れ込んだ。

林岳

ねぇ、付き合おうよ

ココア

っ〜〜〜!

あの時の僕は、その瞳に全てを奪われた気がした。

ココア

……うん。

肯定の一言を放った時、彼はとても嬉しそうな笑顔を浮かべていた。

……なーんて。

今思え返せば、散々な記憶だ。

だが、なんだか今の僕はあの時の僕に嫉妬しているかのようだ。

ココア

また、林岳さんとキスしたいな……

そんな言葉。絶対あの人には言ってやらないけど。

月明かりが窓から差し込む。

カーテンを閉めて、電気を消す。

僕はスマホを握りしめて眠った。

Fin

あとがき

しらせ

こんにちは!!作者のしらせと言う者です!!!

しらせ

普段チャットノベルではなくノベルの方を書いてるんですが挑戦的な意味でもチャットノベルで作ってみました

しらせ

あと宣伝なんですが、この作品が良ければこの不健全組のアカウント+自分のテラーノベルアカウント(コメントしてます)に宜しければフォローお願い致します!

しらせ

ではここまでご覧頂きありがとうございました!

Thank you fou you.

この作品はいかがでしたか?

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