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弱音を吐いて

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弱音を吐いて

第1話 - 弱音を吐いて

222

2025年01月24日

#プロセカ

#天馬司

#KAITO

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#1 弱音を吐いて / 毎日投稿

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KAITO

…ん？

KAITO

（こんな遅くに誰が…）

司

カイト

KAITO

司くん？

司

っくしょい！！

KAITO

はい、寒いでしょ？

KAITO

白湯を飲んであったまって

司

ず、ずま゙な゙ぃ゙…ずびっ…

KAITO

なにかあったの？

KAITO

司くんが夜遅くにセカイに来るのが珍しくて

司

…

KAITO

もちろん無理に話さなくても大丈夫だよ

KAITO

ひとりになりたかったら…

司

いや、その必要はない

司

多分緊張をしているんだろうな

KAITO

緊張？

司

…あぁ

司

明日、俺が憧れている天満星一さんがかつて演じていた役をやらせていただくんだ

司

…けれどいつも自分の演技を星一さんと比較してしまうんだ

司

その度に自分の演技がどれほど未熟なのか…考えてしまう

KAITO

…

司

カイト…俺は

司

…俺は

司

…俺は本当に…彼に追いつけるのだろうか

KAITO

…

司

…すまない、弱音を吐いてしまい

司

もう遅いし、戻るな

KAITO

ありがとう

司

…ん？

司

今のは何に対しての礼だ？

KAITO

弱音を吐いてくれたお礼だよ

司

…？

KAITO

司くんは昔から大切な事は1人で悩んでしまう癖があるからね

KAITO

何回涙を拭おうとしてあげたか…

司

…昔って、いつからだ？

KAITO

司くんの想いが生まれたときから

司

…だいぶ昔だな

KAITO

うん

KAITO

…だから僕達はそんなに頼りないのかなって心配になっていたんだ

司

そんな事ない！！

司

…ただ俺が言わなかっただけだ

KAITO

そっか

KAITO

うん、だからね今司くんが弱音を吐いてくれた事が嬉しかったんだ

KAITO

弱さを言える人は弱くない…むしろ強いんだよ

司

…

司

じゃあ、たくさん言っていいのか？

KAITO

いいよ

司

引かないか？

KAITO

うん

司

もしかしたら…汚い言葉を使うかもしれないぞ？

KAITO

僕と司くんしかいないから

KAITO

たくさん、僕に教えてほしいな

司

…どうして

KAITO

？

司

…ほんっとーに…

司

どうして、そこまで優しいんだ

KAITO

…

KAITO

君のセカイから生まれた僕だからだよ