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亜莉奏
私が言いたいのはね、
亜莉奏
お前だけ恵まれてずるいってことなの！
亜莉奏
まるまる
亜莉奏
あんた親から聞いて知ってるだらうけど、
亜莉奏
あたしら姉妹なんだって
亜莉奏
なのにさ
亜莉奏
名前にも性格にも立場にも環境にもこんなに差がある
亜莉奏
どうして？
亜莉奏
私なんかしたかなぁ？
亜莉奏
こんなことになるような事したかなぁ？
まるまる
お姉ちゃんは気づかないの？
亜莉奏
は？
まるまる
自分のせいだよ♡
亜莉奏
え、急に何
まるまる
初めからうちらが姉妹なのは知ってんの♡
亜莉奏
じゃあなんで……
まるまる
反応が面白いんだもん♡
まるまる
姉妹なんて知らずにいじめたりさ
まるまる
姉妹でも私は虐められる運命だっだろうけどね♡
まるまる
あのね？亜莉奏
まるまる
もうあんたは用無し♡
亜莉奏
え？
まるまる
ふふっ♡
まるまる
わかんなかったかなぁ？
まるまる
あんたはもういらないってこと♡
亜莉奏
どうして……
まるまる
必要とされてると思ったでしょ？
まるまる
とっくのとうに用済みだよ
亜莉奏
それって……
まるまる
あんたのおかげで評判はあたしに集まった。
まるまる
あんたが姉のことをみんなに話して内緒にしてもらう
まるまる
そうしたら自分を見失ってぶりっ子してる亜莉奏はみんなに比べられる
まるまる
そうしたら、
まるまる
私がよく見える♡
亜莉奏
ｯ
まるまる
気づかなかった？♡
亜莉奏
そんなの……酷いよ
亜莉奏
私、私、妹がいるのは知ってたけど誰だかわかんなくてずっと探してた
亜莉奏
あったら仲良くしようって一緒に遊ぼって思ってずっと探してた
亜莉奏
仲良くなりたくて、
亜莉奏
妹が欲しくて、
亜莉奏
探してた
亜莉奏
だけど特徴が掴めてなくて分からないから
亜莉奏
似てる人探そうって思ってる探したけどいないし
亜莉奏
まるまるがムカついて八つ当たりしちゃったの
亜莉奏
妹なんて思わなくて
亜莉奏
こんなにも妹って違うものなのかなぁ？
まるまる
変わったよ？
まるまる
結構ね
まるまる
正直あんたが姉なの嫌だから離した
まるまる
趣味とかほぼ一緒だったから他の趣味探したし
亜莉奏
そこまでしなくても……
まるまる
うちは嫌なんだよ
まるまる
お前みたいなやつと一緒なんてバカみたい
まるまる
それにそろそろ目標が達成できそうなんだ♡
亜莉奏
え？
まるまる
うふふ( *´艸`)
まるまる
これなーんだ？♡
亜莉奏
ナイ、フ
まるまる
せいかーい！
まるまる
じゃーねっ♡
亜莉奏
?!
ｸﾞｻｯ
私は刺されて死んだ。
妹だった人に殺された
私がいつの姉じゃなければ……
「死ななかったかもしれない」
だから私はもう一度この世界に戻ってこれたら
復習しようと決めた。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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