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今でも、ギャスピオンは過去の栄華…いや、記憶が残っていた。
あの日はまだ、ただただ働けるだけでも良かったのに。
上司
まだ働いてた頃のギャスピオン
青白い画面とにらめっこし合い、疲れなんざ振りほどいて仕事し続けていた。それだけでも、皆の為になる。
「はいよころんで」とヘコヘコ頭を45度下げ、媚びへつらっても自分を見失わぬように頑張る日々。
まだ働いてた頃のギャスピオン
まだ働いてた頃のギャスピオン
疑問を抱いたあの頃、それでも希望を掴もうと必死になった。 眠気とも戦い、完璧に全てをやり遂げながら。
夜が明けるまで働き、酷い叱責に耐え、とにかくこき使われたとしても、
当時の彼からすれば苦痛になんて感じなかった。だが、第三者からすれば苦痛そのものだというのに。
だけど…ある日を境に全部奪われてしまった。
デスダーク帝国とか言う、野蛮どころでは済まぬ恐ろしい輩がこの星に絡んできたのだから。
その時は他の惑星に出張していて助かっていた。
戻った時に見たのは、全てが灰になった世界。
単刀直入に言うなら、"襲撃された" もしくは…
ギャスピオンからすれば、 全てを奪われた。と言うのが正しい。
まだ働いてた頃のギャスピオン
まだ働いてた頃のギャスピオン
働く場所も、帰る場所も、話を聞いてくれる相手も、 気づかぬ間に失っていた。
何色にもなれぬ灰色の中で、黄金は輝く事を忘れるように泣き叫ぶ。
灰に埋もれて、黄金は何を思うだろうか。
全てを失った彼は、全てを失った者が身を寄せれる星があると聞く。 そう、ユニバースターだ。
その噂を耳にした瞬間から、その足はそこへ行かんと動き出す。
だから、全てを失った彼はユニバースターを目指した。
例え、やり方が間違っていても。
もう一度チャンスを掴めるのならば、と。
そして今、彼はこの星に居る。
もう一度、やり直すチャンスを掴むために。
バドルス
ギャスピオン
ギャスピオン
バドルス
ギャスピオン
ギャスピオン
ギャスピオン
ギャスピオン
バドルス
バドルス
ギャスピオン
ギャスピオン
ギャスピオン
ギャスピオン
バドルス
バドルス
バドルス
ギャスピオン
ギャスピオン
ギャスピオン
ギャスピオンは、鉄パイプ片手にバドルスを連れてあのカジノへ向かった。
もう一度、成り上がるチャンスを掴むために…なのか?
その瞬間から、ギャスピオンは本当にやりたかった事が何なのかを忘れた。
これも、願いを叶えた代償なのだろうか?
とりあえず、一旦ここで小休止。 少し休んでから続きをしよう。