翼希
……
幸雅
…あ
幸雅
藤原じゃん
幸雅
おは……
スッ
幸雅
?
グッ
幸雅
…藤原
幸雅
それ重そうだし俺も手伝うけど……
サッ
幸雅
……はぁ?
ダンッ
翼希
!
幸雅
人のこと散々脅しておいて
幸雅
学校だと無視するとか
幸雅
冗談だとしても面白くないんだけど
翼希
…だからだろ
幸雅
なに?
翼希
僕と関わってたら変な目で見られるぞ
翼希
バイだし…
幸雅
はぁ……関係ないでしょ
幸雅
それに、学校でデートしたら時短になるし
幸雅
それでもいいんじゃん
翼希
…!
翼希
確かにな!久世ナイスアイデアだ!
幸雅
…それはどうも
幸雅
ほんと切り替え早いな…
幸雅
…こんなことでいいの?
翼希
二人でピアノを弾くなんてロマンチックだろ
幸雅
意外に少女的思考なんだね
幸雅
こういうのはさ
幸雅
あの人の方が似合うんじゃない?
幸雅
御本
翼希
…あの金髪か
幸雅
あの人なら藤原に付き合ってくれそうだけど笑
翼希
下心を隠すような事はしたくない
幸雅
俺と違って優しそうだし彼氏候補にありじゃん
翼希
……はぁ
翼希
そうやって写真消してもらうつもりだろ
幸雅
バレたか笑
翼希
真っ直ぐな人は苦手だ
翼希
僕とは合わないし
翼希
久世のような多少ひん曲がってそうな方が楽だ
幸雅
だいぶ失礼だなそれ
翼希
……それに
翼希
…久世も優しい
幸雅
……。
翼希
なんで黙る…
幸雅
別に?笑
幸雅
藤原は素のままでいたほうがいいよ
幸雅
自分をそんな卑下する必要ないんじゃない?
翼希
……え
翼希
急にどうした……怖いぞ…
幸雅
はぁ?
幸雅
折角褒めてるのにモテないところだわそれ
翼希
ここなのか!?
幸雅
いいから早くピアノ弾こうよ笑