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斉藤先生

(頼むから、生きてくれ)

斉藤先生

(駿!!)

父さん

駿~早く行くぞ

母さん

早くしてー

石坂

はーい

石坂

今行く

当時、15 才だった俺はその日 家族でキャンプに行く 予定だった

俺の両親は、どちらもキャンプ好きでその影響があり

俺もキャンプが好きになった

昔、体が弱くて病院に入院していた俺はあまり外で遊ぶことに興味がなかったが

今では1ヶ月に一回家族で キャンプに行くというのが日課になっている

このときの俺は、あんなことが起こるなんて思いもしなかった

石坂

今日は、どこに行くんだったっけ

母さん

山の方にあるキャンプ場よ

父さん

駅を越えて行かないと行けないから

父さん

ちょっと行くまで時間がかかるかもしれないけど

母さん

そうね

石坂

あそこの交差点いつも混んでるし

父さん

だなぁ

母さん

ここの信号長いわね

父さん

だな、

父さん

さっきの角曲がった方が佳かったかも

石坂

あ!、

石坂

やっと青になった

父さん

やっとか

前に進む

プップーー

石坂

えっ

バーン

石坂

イッタ

石坂

ッッ!!

目を覚ますとそこには 血を大量に出して

苦しそうにしている 父さんと母さんがいた

石坂

父さん母さん!!

俺は両親のもとに近づく

父さん

駿、お前は大丈夫か?

石坂

損なことより、血が...

母さん

駿、貴方血が出てるじゃない

石坂

え?

自分の体を見ると、服が赤色に染まっていた

石坂

こんなの大丈夫だよ!!

石坂

それより、早く助けを

父さん

いいんだ、もう助からない

父さん

それにここは人通りが多い場所だから

父さん

きっと誰かが呼んでくれてる

母さん

もう間に合わないわよ

石坂

損なことより言っちゃダメだよ!!

父さん

来てもここから抜け出すまでに死ぬさ

横から来た車に衝突された 勢いで電柱にぶつかってしまい

車のバンパーがへこんでしまい 二人とも足が挟まれた 状態だった

石坂

嫌だよ、そんなの...

石坂

俺、父さんと母さんがいないと..

母さん

駿、よく聞きなさい

母さんは俺の頬に手を伸ばし そっと触れた

母さん

貴方は強い子よ

母さん

病気になった時も、頑張って生き延びたし

母さん

あの幼い年で手術だって耐えた

母さん

もっと自分に自信を持ちなさい

石坂

ッッ

父さんがもう片方の 頬に手を当てる

父さん

駿ならできる

父さん

それは、今まで一番側て見てきた俺たちだからこそ

父さん

分かるんだ

父さん

怖くなったら回りの人に頼めばいい

父さん

一人じゃ出来ないことだってあるんだ

石坂

でも、父さんと母さんが居なくなったら

石坂

一体誰に頼ったらいいの?...

母さん

いつかきっと出会えるわよ

母さん

貴方が心のそこから信じられる運命の人が

母さん

だから大丈夫

父さん

諦めるなよ

『駿は、私達の自慢の息子よ』

その言葉を言った後

俺の頬に触れていた二つの手は

そっと落ちた

そして俺がその手に触れると

その時にはもう両親の手は

「冷たかった」

石坂

パチ

目を覚ますと見慣れた 天井があった

石坂

何でここに

起き上がると

俺の寝ていたベットに

頭をのせてイスに座りながら 寝ている

斉藤先生が目に入った

斉藤先生の落とし方【完結】

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