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隼人

みお!早くしろ!

美織

ちょっと待って!

美織

てか私の名前、「みお」じゃないっていっつも言ってるよね?

美織

私の名前は「みおり」ですうー!

隼人

はいはい、分かってるって

隼人

「みお」

美織

隼人!待ちなさいよ!

美織

美織

隼人!ま、まえ!前見て!

隼人

え?

キキーーッ

バンッ!

鈍い音が響き渡る。

美織

え…?

美織

は、はや…と?

運転手

おい!君!大丈夫か!?

ストン。

私は膝から崩れ落ちた。

流れてくる真っ赤な血。

揺さぶっても反応しない隼人。

美織

いやああああ!!!!!

美織

っ!

私はベットから跳ね起きた。

美織

ゆ、夢…か、

滴り落ちる冷や汗。

布団は汗で濡れている。

美織

何で…今頃…

ママ

美織ー!早くしなさい!遅刻してもいいの!?

美織

え?

時計を見ると七時半。

…あと15分で家を出る時間だ。

美織

ああああああぁぁ

美織

遅刻するー!!!!!

由希

美織ー!

美織

美織

あ、由希、おはよ

由希

おはよー!

由希

珍しいね、遅刻ギリギリじゃん

美織

ま、まあね…

なんとかかんとか鬼の形相で自転車を猛ダッシュで漕ぎ、会ったおじさんにギョッとされ、 間に合った私である。

由希

どーしたの?

由希

委員長のバカが着くほど真面目な美織が遅れるなんて珍しいじゃーん

意地悪い顔でニコニコ笑いながら話す由希をキッと睨む。

美織

バカは余計よ…

佐藤先生

ほらー、みんな席についてー

佐藤先生の声でみんながバラバラと席に着き始め、私も慌てて席に着く。

佐藤先生

はーい、じゃあもうすぐテストも近づいてきてのでー

先生の話をぼーっと聞きながら私は他のことを考えていた。

あーあ、でも何であんな夢見ちゃったんだろ…

ずっと見なかったのにな…

何かあの夢のせいで朝から気分悪いし…

佐藤先生

…さん

佐藤先生

浅香さん!

美織

佐藤先生

どうしたの?
あなたがぼーっとするなんて珍しいわね

美織

す、すみません…

佐藤先生

大丈夫?保健室…

美織

あ、ほ、本当に大丈夫です!

あーあ、びっくりした。 …もう考えないようにしよ。

その日の帰り道。

考えないように考えないように、と思えば思うほど考えてしまう。 これって人間の悪いくせだな、なんて考えながら1人、帰路の途中にある階段を登っていた。

その時だった。

ぼーっとしていた自分が完全に悪い。

階段を踏み外した私はまっさかさまにー…

美織

美織

いやあああ

美織

美織

美織

ぁれ

美織

…?

…何故か落ちなかった。

美織

え?

美織

何で?

美織

私確かに落ちてー

お、重い…

美織

え?

声のした方を見ると何と私は男の子にお姫様抱っこをされていた。

美織

ぎゃあああああ

美織

す、すみませんすみません

私は慌てて降りようとした。

あ、だめだめだめだめだめだめ

美織

え?

美織

きゃああああ

私はすっかり宙に浮いていた(?)ことを忘れ、次こそ本当の本当に落ちた。

美織

いててててて…

大丈夫か?

そう言って男の子は手を差し出した。

何て優しいんだろ… もしや私の王子様だったりして?

とか馬鹿なことを考えながら手をとり男の子の顔を見た時だった。

美織

…え

私は大きく目を見開きよくわからない声を上げた。

美織

いやああええええ!!!!!

はい!初めまして! Amiです!

今回デビュー作となった「未来への手紙」。

このあとどうなっていくのでしょうか? そしてあの男の子の正体とは?

❤️よかったらハート押してくださいね❤ (さりげなくアピールする)

ではまた次の話でお会いしましょう! adieu!

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