(8)情報
トロピカルランドにて
桃々たちは、おしゃべりをしながら「ジャングルコースター」に並んでいた。
プルルルプルルル
毛利 蘭
あっ!コナンくんから電話だ‼︎
水無瀬 桃々
えっ⁉︎哀ちゃん、大丈夫かなぁ?
毛利 蘭
出てみるね。
毛利 蘭
あっ!もしもし?コナンくん?
江戸川 コナン
蘭姉ちゃん?
江戸川 コナン
灰原の体調が回復しないみたいだから、知り合いに送ってもらうね。
毛利 蘭
えっ?大丈夫なの⁉︎哀ちゃん!
江戸川 コナン
うん。大丈夫だから、蘭姉ちゃんたちは楽しんでて。
毛利 蘭
あっ!えっ?でも、、、
江戸川 コナン
それじゃ、バイバイ!
プツッ
江戸川 コナン
もしもし、博士⁉︎
阿笠博士
なんじゃ?
阿笠博士
今、ものすごい発明が完成、、、
江戸川 コナン
そんなのどうでもいいから、大至急、トロピカルランドへ来てくれ!
阿笠博士
そ、そんなのどうでもいい、、、🥺
江戸川 コナン
なるべく、早く頼む!
江戸川 コナン
じゃあな‼︎
阿笠博士
ま、待て!新、、、
プツッ
江戸川 コナン
もしもし、安室さん?
安室 透
やあ。コナンくん、どうしたんだい?
江戸川 コナン
えっと、聞いたいことがあって。
安室 透
聞きたいこと?もしかして、、、
江戸川 コナン
うん。組織のこと
安室 透
、、、
江戸川 コナン
あのさ、、、
江戸川 コナン
スティルって知ってる?
安室 透
フッ
安室 透
このことを聞いてしまえば、もう、後戻りはできない。
安室 透
君が「ただの」一年生でいたいなら、聞かないことをオススメするよ。
江戸川 コナン
、、、教えて
江戸川 コナン
そんな風に言うってことは何か知っているんでしょ?
安室 透
、、、
江戸川 コナン
僕は、悪いことをする、奴らのことが許せないんだ。
安室 透
、、、さすがだな))ボソッ
江戸川 コナン
えっ?
安室 透
、、、わかった。僕が持っている情報を教えよう。
江戸川 コナン
ありがとう!安室さん!
安室 透
、、、彼女は、組織のNo.3とも呼ばれていた。
安室 透
いや、実力だけだとNo.1だったかもしれない。
江戸川 コナン
えっ?だった?
安室 透
そう、彼女は3年前に突然、特定の人物にしか姿を現さなくなった。前までは、最前線で動いていたというのに。
安室 透
1部の人間からスパイだったと言われていたが、命令を忠実にこなしていたし、特定の人物には情報を渡していたから、スパイではないということになったんだ。
江戸川 コナン
じゃあ、安室さんは、その「特定の人物」に入っているの?
安室 透
入っていないよ。その時は、まだ、コードネームも与えられていなかったからね。
安室 透
だから、僕は一回も「スティル」を見たことがない。
江戸川 コナン
そっか、、、
江戸川 コナン
(灰原はオッドアイだと知っていた、、、安室さんでさえ、知らないのに、、、)
江戸川 コナン
(灰原は、その「特定の人物」の一人だというのか?)
江戸川 コナン
スティルの実力って、、、組織の幹部でも敵わなかったの?
安室 透
ああ。キールがだいぶ前に稽古をつけてもらったそうが、足元にも及ばなかったそうだ。
江戸川 コナン
、、、
江戸川 コナン
(もし、アイツがスティルだったとしたら、、、)
江戸川 コナン
ありがとう、安室さん。
安室 透
ああ。でも、この情報を知った限りは、、、
江戸川 コナン
身の安全は保証されない。
江戸川 コナン
でしょ?
安室 透
ああ。
江戸川 コナン
でも、大丈夫。自分の身は自分で守るよ。
安室 透
頼りにしているよ。
安室 透
じゃあ、切るね。
江戸川 コナン
うん!
プツッ
灰原 哀
どう?収穫はあった?
江戸川 コナン
ああ。
江戸川 コナン
バッチリだ。