コロン、じゃ~なッ、!
コロン
コロン
すると1つの花びらが僕の目の前をヒラヒラと舞っていた
コロン
コロン
コロン
何処か気になって僕は1本の桜の木の方へ向かった
サトミ
そこにはまるで桜のような綺麗な人が居た
コロン
僕は思わずそう言ってしまった
すると彼は僕に気づいたのか
サトミ
僕に優しい笑顔を見せた
コロン
その瞬間僕は恋に落ちた
それから僕は毎日あの桜の木の下へ行った
彼は"サトミ"という名前らしかった
何故か彼らしい名前だと思った
サトミくんは僕と同じ制服で同じ学年だった
コロン
サトミ
サトミ
コロン
サトミ
コロン
サトミ
サトミくんは鞄からスマホを取り出した
サトミ
サトミくんが手に持っているのは結構古い機種のスマホだった
それより僕が気になったのは
コロン
自分のスマホなのに多分と言っているサトミくんだった
サトミ
コロン
僕はあまり深く考えないようにした
コロン
サトミ
コロン
いや、考えるのが恐かったからだ。
コロン
僕はいつものように桜の木の下へ向かっていた
もう4月の中頃になろうとしていた
サトミ
コロン
サトミくんの様子がいつもと少し違った
僕は嫌な予感を感じつつ
コロン
と、平然を装って言った
サトミ
コロン
サトミ
コロン
やはり彼の笑顔は恐ろしかった
コロン
気がつくともう夕日が落ちかけていた
サトミ
コロン
サトミくんは少し悲しい顔をしていて
コロン
コロン
少しばかし不安になった
サトミ
サトミ
と、彼はポツリとそう呟いた
コロン
段々と体が薄れていく君。
そうだ、そうだった、
何であんな大切な事を忘れてたんだろう
サトミくん、じゃ~ん!!
んぇ?何、これ、
これはね、スマホっていうんだよ!!
僕のお下がりだから、ちょっとばかし古い機種だけど、第五は入れられるからッ、!
一緒にやろ!!ニコッ
コロン
僕は薄れていく彼を精一杯の力で抱きしめた
コロン
コロン
サトミ
サトミ
コロン
コロン
僕は精一杯の笑顔で
コロン
サトミ
サトミ
また、来年。
春、それは別れの季節
コロン
春、それは、
サトミ
コロン
君と恋に落ちる季節
また、来年
❦ℯꫛᎴ❧
コメント
4件
すごすぎ
うわぁぁ、う、うぇぇ!??(( え、何 神なの!? 青ちゃぁぁぁん!! どして記憶忘れちゃうのぉぉ!? それとも桃くんが意図的に忘れさせてる、? 青くんと、また恋が出来るように、、、 なんか考察が凄い出来そうな感動話 、✨
桜って、、儚いよね