わかい 。
俺 が 駆けつけた時 には 、 もう 遅かった 。
血だらけ に なった ベッド に 穏やかな 顔 で 横たわっている 俺 の 愛人 。
何度 名 を 呼んでも 、 返事 は 返ってこない 。
わかい 。
その 身体 の 近く には 、 引き抜かれた ナイフ 。
無数 に 散りばめられた 白い 薔薇 。
まるで 夢 を 見ているかの 様 だった 。
何でだよ 。
心臓 は もう 役目 を 終えたかの様に 動き は 無い 。
長く ストレート に された 茶髪 の 髪の毛 。
天使 の 様 な 顔立ち 。
もう 、 俺の手元 には 居ない 。
綺麗 な 女性らしい 身体 は もう グチャグチャ だ 。
りょーか 。
俺には 何か 幻聴 が 聞こえた 。
わかい 。
もう 駄目 なのか 。
間に合わないのか 、
遺書 の 様な 紙 を 取った 。
「 若井 へ 」
「 言えなくてごめん 。 殺害予告 されててね 、 もう 読んだ頃には 死んでる と 僕 は 思ってる!笑 」
「 ねぇ 滉斗 くん 。 」
「 お葬式 はさ 。 この 遺書 も 焼いてね 」
「 そんな 辛い思い してほしくないからさ 、笑 」
「 早く こんな 遺書 捨ててね 」
「 新しい人 と お幸せに 。 」
「 大好きな 彼氏 です 。 」
「 棺桶 に 入れる時は 、 キス してね 」
「 それで 早く 焼いてね 」
「 あと 、 わがまま 言ってもいいかな 。 」
「 一緒 の お墓 に 入れて下さい 。 」
「 同じ 苗字 に なりたかったよ 」
「 …… 若井涼架 より 」
わかい 。
わかい 。
君 に 渡したかった 指輪 。
同じ 墓 に 入れてやるよ 、
しょうがねぇな 。
りょーか 。
わかい 。
わかい 。
嘘つくなよ 俺 、だっせぇ 。
みんな の お陰 で ちょっと 元気 に なれたよ 。
ほんとにありがとう 。
これからも 弱音吐いちゃうけど ごめんね。
大好きだよ
コメント
11件
ほんっとみのさん感動系うますぎ、🥲 無理せず自分のペースで頑張ってこ!
がんばりすぎもよくないから無理せずね😌💛 切ないけどこういうお話も実は好きなんだよね〜笑
ののさんも言ってるけどまじで無理しないでよ!?無理して体壊れたら意味ないんだからね 今回の作品も最高でした!