この世界には2つの種族が存在してる
ひとつは人間
至って普通だ
もうひとつは吸血鬼
人間の血を吸って生きる生き物
人間は吸血鬼を嫌っている
吸血鬼は人間を仲間にしたいそう思っているらしい
それはホントかどうかは誰も分からない────
この話は
そんな吸血鬼と人間の禁断の恋ストーリー
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明るくキラキラと光る街
俺の心とはまるで真反対
楽しそうに歩くカップル
お酒を飲んで酔っている人
友達と出かけに来ている人
多種多様だ
その中で俺は1人寂しく歩く
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何もかもが楽しくない
そんな日々が続いていた
なんのために生きているのか
その意味までも失いそうだった
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突如として声をかけてきた茶髪の男性
背はスラッとしていて顔はかなり整っていた
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誰でもよかった
誰かに聞いてもらいたかった
ものすごく嬉しかったのか
俺の目は涙で溢れていた
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そうurと名乗る男は俺を店まで案内をした
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人はいなかった
けどどこか落ち着く雰囲気だった
店内にはジャズが流れていた
俺とurさんしかここにはいなかった
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優しく彼は微笑んだ
その微笑みはどこか心が引かれそうな微笑みだった
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周りを見渡すと色々のものが置いてあり
非常に興味深かった
そんな中彼は真剣な表情をして考えていた
少し申し訳ない気がした
しばらくして彼はシェイカーをふりはじめた
ふる音が静かな店内に響く
その音が心地よい
音を楽しんでいるとあっという間に
カクテルはできていた
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初めて聞いた名だった
首を傾げる俺に彼はこう告げる
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美味しい
甘くて、ほのかにお酒も感じる
たしかにフルーティーさを感じる
オレンジジュースの香りもほのかに香っており
非常に美味だった
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そんなことを言うと彼は険しい表情を見せた
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戸惑う俺に彼は
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何か心に引っかかる
だが俺は無我夢中で話し続けた
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俺は申し訳なくなった
こんなにも懸命に聞いてくれたのに
拒否をしてしまった
でも、あの出来事はもう
思い出したくなんてない───
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中々難しい
彼も難しそうな顔をする
でも諦めてはなかった
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少し気になる
なんで彼があんなことを言ったのか
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今は気にせず行こうと思う
そうして俺はさっきのことを頭の片隅に置いた
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すごい単刀直入だった
でも、親近感があってこれはこれでいい
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気づけば俺も笑っていた
さっきのことが嘘かのように
身が軽かった
久しぶりにこんなに笑った
楽しかった
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少し怪しいと思いつつも
着いて行くことにした
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