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朝になると、家の中は静かになる
それが1番安全な時間
扉をゆっくり開けて外に出る
昔はちゃんと学校に行っていた
制服を着て、
同じ時間に家を出て
同じ道を歩いて
でも
もう行ってない
行けない理由はいくつかあるけど
1番大きいのは多分家だ
最初は「今日は休む」だった
そのうち「明日行けばいい」になった
気づいた時にはもう戻れなくなった
店の前を通り過ぎて公園に入る
この公園は静かで
誰も来ない
ベンチに座って空を見る
雲がゆっくり動いているだけ
スマイル
小さく呟いた時だった
??
聞き覚えのある声
横を見ると昨日の男がたっていた
??
楽しそうに言う。
そいつは俺のとなりに座った
??
スマイル
??
意味のわからないことをいいながら
彼は伸びをした
??
昨日と同じ質問
俺はまた答えなかった
するとそいつは少しだけ笑った
??
??
そう言ってから俺の方を見た
??
??
少しだけ迷ってから答える
スマイル
??
そいつは面白そうに呟いた
??
急に立ち上がる
??
スマイル
??
そう言って歩き出す
俺はベンチに座ったまま
ついて行く理由なんてない
でも
数秒後
俺は立ち上がっていた
少し距離を開けて
後ろを歩く
そいつは振り返らない
??
??
急すぎて意味が分からない
スマイル
??
そいつは笑った
??
立ち止まって振り返る
??
その顔は何故か楽しそうだった
??
少しだけ目を細める
??
??
そして俺を指さした
??
その言葉は何故か頭に残った