ニジコイ

君が笑顔をくれた

1人じゃないって 教えてくれた

世界で1番あいしてた。

10月。

初日が大事だ

前の学校ではあんまり友達が 出来なかったから…

頑張って アピールしなきゃ

光が灯ったような

あったかい笑顔

ピピーッ

5点目！

みんなから 好かれる 人気者なんだ…

キーンコーンカーンコーン

ほんのちょっとした事なのに

勇気が出ない

あっ

バサバサっ 持っていたノートが落ちてしまった

逃げる ─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つﾊﾞﾋﾞｭｰｰｰﾝ！！

こういう性格 直せない自分が

ほんと嫌い。

やっとお礼をいえた…

その夜

まだ信じられないくらい ふわふわしてて 不思議な気持ち

虹色の恋

✄－－－－－－－－－－－－－－✄ LINEにて

嬉しい…夢じゃないんだ。

これからは一人ぼっちじゃないんだ。

これってまるで デートみたい…

苦しんでる 灯くんに、何も出来なかった。わたし…

タッタッタッ

ズキン

なんで。なんでもない事みたいに 笑って話せるの。？

こうしてると 昨日の出来事が嘘みたい…

もうあんなこと起きて欲しくないよ。

✄-------------------‐✄ LINEで

こうしているとあと何回で会えなくなるんだろうと考えてしまう。

ゴーンゴーン

灯くんの手…前よりも細くなった。

何だか消えてなくなっちゃいそう

このままじゃ灯くんがぼっちになっちゃう

笑顔が消えちゃう

そんなのやだ

私は……

そばにいたい

灯くんに笑って欲しいから

時間を下さい。 そう願った

でも、その思いは届かなくて…

灯くんの、真っ直ぐな目を見てわかった

本当にこれが最後だと。

キス

天国へ 灯くんを見送ったあと 冬が過ぎて 今ははる

君が笑顔をくれたから。 ひとりじゃないって教えてくれたから

世界で1番愛してくれたから