時空を超えて君へ

＃菜々音、ノベコンやるらしい。

さぁ！！やって来ました！

ノベコン作品!!!

全然題名が決まんなくて………w ごめんなさい！

期限までに投稿ができない……ｶﾓ（（

では！ 注意事項を読んだ上で 物語を読み進めて下さい！

－注意事項－ ↪dc5二次創作 否 御本人様に関係無し ↪qnmnメイン 否 地雷注意 ↪ﾀﾋネタ表現含む ↪恋愛要素含む（同性恋愛） ↪nmmn注意 ※何でも大丈夫な方のみ 御覧になることを ' 一応 ' 推奨 ※追放等はお控え下さい

テーマ ➢〖　軌跡　〗

ピロンｯ

discordに入る自分の音。

挨拶をすれば、 元気よく返される挨拶。

いつも通り撮影して

いつも通りにご飯を食べて

いつも通りに寝る

いつも毎日を繰り返す。 同じ生活を何度も何度も。

同じ生活でも、 みんなが居ればまた違う日。

“ いつも通り ” その言葉が当たり前。

その当たり前が壊れる時。

人は、正常を保てなくなる。

最近、 よく体調が優れず、配信を休む日が何日も続いていた。

不思議を感じた俺は、 病院へと向かった。

告げられた言葉、それは＿＿

余命宣告

残り、生きれて2年。

もちろん、長くて、だ。 だからこそ、早まる可能性だってある。

俺の “ いつも通り ”は“ いつも通り ”ではなくなった。

医師がくれた薬で少しでも 進行を遅らす。

それが、今の俺に出来る、 最大の手段だった。

長くてたった23での死。

それは、俺の心に強く響いた。

涙が溢れ出すと同時に、 俺の心にモヤがかかる。

泣き腫らした目で、 呆然と天井を見つめる。

「楽しむ」 それは、俺にも何を意図するのか分からない。

だから、考えよう。 考えて考えて、「楽しむ」を達成しよう。

俺は、すぐ側にあった昔に買った新品のノートを手に取り開く。

子供に返ったみたいに 鉛筆を手に持ち、書き進める。

自分が「楽しい」と思える事を。

鉛筆の先がチビてきたと思えば、 鉛筆削りで削る。

書いては削って その繰り返し。

空白だったノートはびっしりと、 俺の字で埋め尽くされていた。

そう言い、 俺はノートを天井に向ける。

［死ぬまでにやりたい100の事］

叶わない事も、 もちろんあるだろう。 それでも、長くて後2年の人生を「楽しんで生きる」ぐらい＿＿＿

ノートを本棚にしまい、 勢いよく立ち上がる。

限られた時間で俺は────

足はもう、 動き出していた。

〖　時空を超えて君へ　〗 ＿ 開幕 ＿