グレイ
柊
ある日
誠と仮面が死んだ
原因は分からない
死体の中身が虫に食われたようにすっからかんになっていた
最近物騒だとかは思っていて、色々調べたりしていた俺ですら あんな死体みたことない
でも、周りが言うにはあれは
『呪い』らしい
グレイ
あれから、誠の手紙が忘れられない
グレイ
まるで、子供を置いて自〇する親のような手紙
珍しく『サングラス』ではなく 『グレイ』という本名で書いて
グレイ
『呪い』という単語を聞いた日から その『呪い』についてを沢山調べてきた
けれどどれも信憑性はなく まるで人々の書いている短編小説のように思えるものばかりだった
グレイ
そうぼそっとつぶやき、誰もいない道端にしゃがみこむと
??
という人の声が聞こえた
グレイ
??
グレイ
??
アツシ
グレイ
この人を見て、真っ先に思った言葉 不思議な人 だった
顔は見えず、足音すらしない もしかしたら呼吸音ですら聞こえないかもしれない
アツシ
アツシ
グレイ
グレイ
アツシ
グレイ
グレイ
アツシ
アツシ
グレイ
そういった途端 アツシさんがピクっと反応し 彼のつけている髪がヒラヒラと揺れる
アツシ
グレイ
グレイ
グレイ
グレイ
グレイ
グレイ
普通、こんなことを言えばだいたいの人は引くはずなのに
アツシさんは何も言葉を発さず 何か考えながら俺の話を聞いた
アツシ
アツシ
グレイ
グレイ
アツシ
グレイ
親友の死因どころか、殺した犯人を見つけられるかもしれないのだ
答えないなんて選択肢、俺の頭にはなかった
アツシ
アツシ
さっきまでの雰囲気とは打って変わり
アツシさんからはどこか圧を感じる アツシさんだけに
グレイ
グレイ
グレイ
アツシ
そう言うとアツシさんさっきまでの圧はどこへやらといってしまいたくなるように [ふふ]と笑いまた、つけている紙を揺らした
アツシ
アツシ
グレイ
アツシ
グレイ
アツシ
グレイ
アツシ
グレイ
アツシ
アツシ
グレイ
アツシ
アツシ
アツシ
アツシ
グレイ
1週間本を読んでいた俺の頭にはない知識がアツシさんの口からは沢山でてきた
グレイ
アツシ
グレイ
アツシ
アツシ
グレイ
アツシ
グレイ
アツシ
アツシ
アツシ
グレイ
ダメだ、急展開過ぎて頭がオーバーヒートしかけている
それでもひとつ、聞きたいことがある
アツシ
グレイ
アツシ
グレイ
グレイ
アツシ
アツシ
グレイ
そういうとアツシさんは
目の前から、そもそもそこにいなかったかのように消えた
グレイ
昨日 ほぼ一睡もできなかった
というか正直 言っていいのか とか ホントにいるのかって言う不安が凄かった
それでも、そんな不安より希望を信じたいという気持ちの方が断然強かったからこそここにいる
??
グレイ
??
グレイ
??
簡単な自己紹介をし、それから事の経緯を全て話した 誠の死体のことも すべて
柊
グレイ
柊
グレイ
柊
グレイ
グレイ
グレイ
グレイ
柊
柊
グレイ
柊
柊
なんかこの人を見ていると過去の自分を思い出すな…
柊
柊
グレイ
柊
柊
柊
グレイ
柊
グレイ
グレイ
柊
グレイ
柊
柊
グレイ
柊
柊
柊
グレイ
あぁ、なんだかんだ言ってこの人は優しい人なんだ
初対面の俺でもわかる
だって普通いきなりこんなこと言ってちゃんと考えてくれているんだから
あぁこれで
これでやっと希望の光が差し込んだ気がした
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