夏 やっとクラスにもなれてきて夏休みが待ち遠しかった。
そういえば転校生の彼はnokrといって隣の県から引っ越してきたらしい。
席が隣になって学校案内をやらされたのだから困った物だ。
まあそのおかげで彼…nokrさんとは仲良くなれて夏休み前に勉強会を開こうという話になった。
nokrさんが俺のことをどう思っているかなんて知らないが少なくとも俺は好きだからとても緊張している。
今日がその日。たのしみだな。
勉強会もおわって忙しかった1学期も今日で最後。いつもなら寂しい夏休みだが今年は違った。
なぜならnokrさんと遊ぶ約束をしたから!
プールに来たのはただ暑すぎるからと言う単純な理由だった。
nokrさんは大学受験に向けて一緒に勉強したかったらしいが休みも必要だ。と半ば強引に連れてきた。
俺は勉強したところで大学生にはなれないから、
この夏休みはnokrさんと過ごしてやるのだ!
プールでの彼の笑顔は日差しの強い太陽のせいか眩しすぎて直視できなかった。
帰り道。 勇気を出してまた勉強でも遊びでもいいから一緒に過ごそう。と言ってみたものの照れ臭くなって顔を背けてしまった。
いいよ。 そんな声が聞こえて顔を見上げた。
あれ?夕日のせいかな、nokrさんの顔が赤く染まっていた。
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