小学4年生
最低のお母さん
最低のお父さん
天才だけどめっちゃウザイ弟
最低のお父さん
最低のお母さん
僕には3歳下の弟がいる
弟は天才だった
いわゆる『エリート』
テストはいつも100点
親の前ではいい顔して
僕の前ではいじめてくる
だからいつも僕は
弟と比べられる
ほとけ
けど僕がアホな訳でもない
テストはいつも90点以上
平均並み…平均より高い
なのにどうしても比べられる
親は無自覚だった
それがストレスになって
いつしか僕は──
笑えなくなった
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
楽しいがわからなくなった
いたって普通のクラスメート
ただのクラスメート
ほとけ
いたって普通のクラスメート
ただのクラスメート
ほとけ
いたって普通のクラスメート
ただのクラスメート
ほとけ
いたって普通のクラスメート
そう、そうなんだみんな
ありのままの僕じゃなくて
『騙り』の僕がいいんだ
『騙り』で元気だったら
笑っていたら
それでいいんだ
そして僕は『騙り』の笑顔
『騙り』の笑い声を
練習した
ただ
家の状態は
悪化した
天才だけどめっちゃウザイ弟
最低のお母さん
最低のお父さん
天才だけどめっちゃウザイ弟
ほとけ
天才だけどめっちゃウザイ弟
最低のお母さん
最低のお父さん
ほとけ
天才だけどめっちゃウザイ弟
数分後
天才だけどめっちゃウザイ弟
天才だけどめっちゃウザイ弟
天才だけどめっちゃウザイ弟
ほとけ
天才だけどめっちゃウザイ弟
天才だけどめっちゃウザイ弟
天才だけどめっちゃウザイ弟
ガチャ
ほとけ
こうして僕は僕ではなく
『騙り』のぼくになったのだった
コメント
1件
めっちゃ好きなんだが!? 最高でした!続き待ってます!!