手紙の中
広斗
お兄ちゃんへ
広斗
この手紙を読んでるって事は、
広斗
僕が死んだんだね
龍斗
まだ死んで無いよ…
龍斗は涙を流しながら読んだ
広斗
そしてごめん
広斗
謝って許される事ではないとわかってるけど
広斗
僕が死んでどう?
広斗
悲しくなんかないよね
広斗
だって人の物を壊す人間なんかね
広斗
アルバムどう?
広斗
兄ちゃんの好きは写真貼ってあるから!
広斗
僕が出来る事はこのくらい
広斗
トロフィーに比べたらなんの価値もないね
広斗
もっと生きたかった。
広斗
もっと兄いちゃんと色んな事
広斗
したかった!
広斗
でも兄いちゃんにとっては僕は邪魔者だからね。
広斗
生きててもしょうがないね
広斗
ありがとう兄いちゃん!
広斗
こんな僕を弟として受け入れてくれて
広斗
一番可愛がってくれて
広斗
僕は幸せものだよ
広斗
でもお別れだね
広斗
自分やお母さんを大切にいてね…
龍斗は築いた所々涙で染みているのを
龍斗
なんだよ。
龍斗
何もしてやれなかったのに
龍斗
こんなこと言って
お母さん
龍斗!
お母さん
実は