イケメンな夫たちに狙われてます💖

ガチャ

仕事帰り、クタクタな状態で家に帰ると

何やらリビングの方が騒がしい。

その”まさか”だった。

彼は笑顔で私に謝ってきた。

本当に悪いと思ってるのか...？

ルフィは首をひねりながら少し考える。

ルフィ、絶対正直に答える質問じゃないだろ。

しかもこの2人の前で。

エースとサボがルフィの胸ぐらを掴みながら振り回す。

サボとエースは「まさか...」と呟きながら見つめ合っている。

え....なんでニヤニヤしてんの。

怖い怖い。

エースがルフィの肩をトントンと叩く。

サボがさつきの頭をポンポンと軽く叩いた。

不覚にも顔が赤くなる。

グイッ

ルフィに肩を抱き寄せられ、肩と肩が触れ合う。

え、ちょ、待って？

ルフィが嫉妬している....？

2人は首に持っていたマフラーを巻いて、わが家を出た。

エースたちが出て行った瞬間、

ルフィがバックハグをかましてきたので、変な声が出た。

こんな可愛い夫のお願いを誰が断るんだ....

カチャカチャ、カチャ

コントローラーの音が部屋中に響く。

ただ今勝負中である。

ルフィは私の技を2発まともに食らって、

ライフが残り1になってしまった。

そう意気込んだ瞬間、ルフィの手が私の肌に触れた。

耳、頰、顎を撫でるように移動する。

ルフィの顔が近づいてくる。

スローモーションみたいだ。

ギュッと目を瞑る。

チュッ

ルフィは私の唇を奪った。

未だに混乱している私。

ルフィといえば

ゲームを再開....して、る？

ーGAME SETー

彼はいたずらに笑った。

...............

なんでそうなる？

まるでガキ大将のような言い草だ。

本心はしたかった。

でも自分からなんて....恥ずかしくて出来る気がしない。

ほれ。とでも言いたげなルフィは瞳を閉じて私に唇を差し出す。

見られていないか少しだけ不安だ。

ひとまずこのドキドキしてる心臓鳴り止んでくれないかな？

ドクン、ドクン

心臓の鼓動が早くなる。

こっちはそれどころじゃないんだってば！

それもこれも全部彼のせい。

彼はニヤリと笑って目を開けた。

チュ....

............

状況に理解が追いつかず思考が停止すること3秒....

顔が一気に赤く染まって、沸騰しそう。

彼は上目遣いで私を見つめてくる。

そんなこと聞くなんて、ずるい。

もう勘弁してください。心臓が持たないから。

まあ結構、喜んでるのが本心だけど。