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mmmr帝国反乱物語

第30話 - 30話、znさん

102

2024年07月23日

#mmmr

#反乱

ゆう

ゼンさんの家

はあ、今日は色々あったなあ。

いや、今日と言うか最近か…

お母さん

"コンコン"
ゼン、入るわよ。

あ、お母さん。良いですよ。

お母さん

今日はいつもの方々と外食に行ったらしいですね。

は、はい。

どうしたんですか?突然。

お母さん

それがね、今日、フラッとブルソンが帰ってきたのよ。

え、お兄ちゃんが！?

お母さん

そうなの。それで、家族で旅行に行かないかってね。

え、いつですか?

お母さん

明後日よ。

急過ぎないですか?

お母さん

まあそうね。でも、せっかくだからどう?

えっと、ちょっと考えさせてください。

お母さん

わかったわ。明日の朝聞かせてね。

分かりました。お休みなさい。

お母さん

お休みなさい。

旅行か。こんなご時世に…
って、違う！メテヲさん達のこと聞かなくちゃ！

今、は遅いか。明日聞かないと…

朝、ブルソンの部屋

"コンコン"
僕です。入りますよ。

ブルソンさん

ゼンか…久しぶりだね。

話があるんだけど。

ブルソンさん

まあまあ、落ち着きなよ。ほら、そこ座って。

なんで帰ってきたんですか?

ブルソンさん

ここは俺の家だよ。
理由がなかったら帰ってきたらいけないのかな?

…そうじゃないですけど。いつもは２年周期くらいにしか帰ってこないですよね。なのに、今回は一年くらいじゃないですか。

ブルソンさん

ふふ、そうだね。昔はゼンは俺の事たまに来る人くらいの認識だったもんね。

だって、物心ついた頃から居なかったから。

ブルソンさん

確かにね。でも、たまたまだよ。今回帰ってきたのは。

ブルソンさん

近くに来たんでね。それで、他に聞きたいことは?

メテヲさんのことです。

ブルソンさん

メテヲ?誰だい?

なら、サイエン家についてと言えば分かりますか?

ブルソンさん

サイエン家…ああ、あの…それがどうしたのかな?

本当なんですか?

ブルソンさん

本当って?

あなたが騙したって言うのを聞きました。

ブルソンさん

それか…うん本当だよ。

なんでですか?メテヲさん達はあんなに苦しんだのに…

ブルソンさん

いやあ、あの頃はお金が無かったんだよ。それに、皇帝への…
いや、ここまでだね。

皇帝?皇帝が関係してるんですか?

ブルソンさん

ん?内緒だよ。
もし、知りたいのであれば許可をもらってから…ね?

もういいです。

ブルソンさん

まあ、ここまで言っておいてなんだけど、俺は悪くないよ。

どういう事ですか?

ブルソンさん

サインは貰ってたし、まあそれも言いくるめたんだけどね。

…

ブルソンさん

まあまあ、そう怒らないでよ。ところで、メテヲさん達ってことはもしかして、あの商人のことも知っているのかい?

はい。そうですけど。

ブルソンさん

確かあの家の娘、今は反乱軍にいるんだよね。俺のせいかな?

そうですよ。反省してください。

ブルソンさん

考えておくよ。それで、旅行は行く?

まだ話終わってないですけど、行きます。

ブルソンさん

怒っている割には行くんだね。

まだまだ聞きたいことがたくさんあるから。

ブルソンさん

ほどほどにして欲しいね。じゃあ、俺は準備があるから。

本当に反省してくださいね！

ブルソンさん

あいつも物を言うようになったなあ。
ふ、面白いことになりそうだ。

外

はあ、俺の気分は最悪なのに…なんで天気はこんなに。

本当にメテヲさんとグサオさんには、悪いことしちゃったな。

疲れた…

????

ゼンさん！こんなところで会うなんて！

うわ！え、レイマリさん！どうしたんですか?

散歩ですよ。ゼンさんもですか?

はい。まあ。

大丈夫ですか?疲れてそうですけど。

大丈夫です…

いや、全然大丈夫じゃないですよね。

それより、俺に渡すものがありますよね。

え?…あ！お金ですよね。この前の。

そうですよ。ください。

すみませんでした。どうぞ。受け取ってください。

そんなにきっちりしないで良いですけど。

はは、話聞きますよ。お礼に。

んー、嬉しいんですけど、人に話せるような内容じゃないんですよね。

そうですか。では、街に行ってみますか?気分転換にでも。

そうですね。ぜひ、行きましょう！

街中

美味しそうですね！

俺は、イチゴでお願いします。

私は、チョコバナナにします。

店員さん

はい。どうぞ。ありがとうございました。

二人

ありがとうございます！

んー！美味しいです！

そうですね！

あ、ところで、一ヶ月後の準備できましたか?

あの、建国記念日のですか?

そうです！大変ですよね。ただでさえ、金欠なのに…

確かにです。そこまでのお金はないですよね。

はい。皇帝の懐にばっかり。

言ってはいけませんよ。それは。

あれ?お二人とも。どうしたんですか?

あ！メテヲさん！どうしたんですか?

こっちが聞いたんですけど…建国記念の準備ですよ。

へー。

興味なさすぎないですか?

私たちは散歩ですよ。

なるほど。それでは、時間が迫ってるので。

そうなんですか。では、次は一ヶ月後ですね。

はい。さようなら。また。

あっという間に帰っちゃいましたね。

ですよね。こっちも解散しましょうか。

はい。忙しいですもんね。さようなら！また今度！

レイマリさんもあっという間だなあ。

でも、気分転換にはなりましたね。そろそろ、帰りますか。

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