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桃赤 〜両片思い〜

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桃赤 〜両片思い〜

1 - 桃赤 〜両片思い〜

♥

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2022年04月03日

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桃赤

視線だけを後ろに向ける

ペンを握ったまま頬杖をついて目を瞑っている赤髪がよく似合う子

閉ざされた瞼の奥には綺麗な瞳が隠れている

チラッと先生が忘れ物をとりに教室に出るのを見て体を動かして後ろを向く

窓から届く風で少し乱れた髪を整える

ツンと頰をつつけば「んん…」と可愛らしい声を漏らす

思わず吹いてしまった声は周りのザワザワ声で消された

今にも落ちそうになってるペンを取って手を握る

小さくて細い、少し力を入れただけでも折れてしまいそうな指

白くてすべすべな肌は君によく映えて儚い

気持ちよさそうに眠る君に胸が締め付けられる

手を自分に近づけて薬指に1つキスを落とす

すると丁度先生が来て俺はまた前を向いてペンを持った

この時教室中にいたクラスメイト全員がこう思った

早く告れよぉぉおおお!!!!

先生に寝てたことがバレて昼休みギリギリに教室に戻ってきた時、目に入ったのは机に突っ伏している彼

近づいて彼の前の先が空いていたので座って背もたれに肘を置く

小さな寝息を立てて眠る彼の寝顔は寝ててもイケメンだと思う

サラッと前髪を指の甲でズラすとさっきよりも寝顔がはっきりと見える

ムカつく……w

彼の綺麗で少し伸びた髪もみあげを近くにある前髪と一緒に手にとって編み込んでいく

隣にいる女の子からゴムを貰って結び、耳にかける

残った前髪を梳くように撫でて整える

撫でる手は止めずに窓に視線を向ける

外には蕾になった桜の木

卒業か……

もう卒業だね

彼に視線を向けると微かにまつ毛が揺れてそろそろ起きてしまいそうなので丁度チャイムも鳴ったし、髪から手を離して自分の席に戻った

この時また教室中にいたクラスメイト全員がこう思った

はよ付き合えやぁぁぁあああああ!!!!

~ end ~

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