「この役立たず!!!」
溢れ続ける涙とともに陸は叫んだ
陸
宙
陸
陸
宙
宙
宙
宙
宙
“生きたかった”
宙
宙
今まで陸をクールダウンさせるために 放った嘘は数え切れない
昔から親も親戚も使用人でさえ自分を ゴミクズのような目で見た
でもそんなことずっと当たり前だったし辛くないことはないのだけれど そんな気持ちは心のずっと奥にしまって
それに幼い頃、自分よりずっと力の強い大人から向けられた悪意に比べれば 弟の陸など可愛いものだった
宙
宙
宙
でも
宙
俺も
宙
俺だって
宙
俺だって“生きたい”
海
宙
その時やっと我に返った
宙
宙
俺は急いで部屋を出た
陸
陸
陸
陸
海
陸
海
嗚咽混じりに叫ぶ弟に背を向け、 俺は自室へと急いだ
氷織
氷織
氷織
氷織
氷織
氷織
氷織
氷織
コメント
2件
めっちゃうまい!
初投稿でこれはうますぎですよ、、