耳の聴こえない君に恋した俺は

皆さんこんにちは、橙です

毎日毎日、桃くんがここに来てくれるのを楽しみに待ってます…♪

耳も聞こえなくて恐怖症も多い俺は高校生だというのに楽しみなんて一つもなかった

でも…

桃くんに出会って変わった

毎日生きるのが楽しくて、死にたいと思うことが減った

でもその楽しい分もどかしさが凄かった

なんで俺は上手く話せなくて耳も聞こえないんだろう…と、

桃くんの声を聞いて紙での会話じゃなくて言葉で会話したかった

俺……

桃ちゃんの迷惑になってないかな…、？

桃くんは毎日疲れてるのに来てくれて…話せたら楽なのにわざわざ紙に書かないと話せないから……

俺のせいで……

自分の時間が無くなってるんじゃ……

俺って桃くんの足でまといになってるな…

ーｶﾞﾗｯ

桃くんがなんか言ってる…ｯ、？

なんて言ってるんだろう…ｯ、

俺が…桃くんの迷惑になってると思ったからなんて……

言えない……っ、

嘘だ……っ、

こんなに悲しそうな橙、見たことねぇのに……っ、

何も無かった訳ねぇだろ……ｯ、

でも聞いても……

答えてくれなさそうだしなぁ……

本当に一体……昨日と今日の間で何があったんだ…？

何か悩みがあるなら教えてよ…俺のことまだ…信頼出来ないのかなぁ、

橙が好きだからこそ…

橙の気持ちを知りたい…のに………

あれからまたいつも通り桃くんの学校での話を聞いたりして楽しく過ごした

もう帰っちゃうのか…

桃くんは明日も学校だし……

いつも…桃くんが離れる瞬間、寂しい感情が浮かび上がる

でも今日は何故か…

今までで一番寂しいの……

でも俺がいるせいで…

毎日、桃くんに迷惑かけてるんだから……

早くばいばいしないと……っ、

なんか桃くんに書くの…止められた、？

なんか言ってたな…なんて言ったんだろ…

なんて、言ってるの？

分からない…よ…

ぎゅぅ~っ！

も……ｯ、桃くん…っ、？！/

急に…どうしたんだろ💦/

桃く…っ、なんて言ってるんだろ…

俺が…

なんの障害も無ければ…

君の言葉が聞けたんだな……