コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
初恋だった…
八歳
ママとショッピングに行った時、
その頃の私は、少し大人びていて、
チークだって、
アイシャドウだって、
リップだって、…
よく分からないけど、
不器用だけど、
頑張ってメイクをしていた
色黒で、全然似合っていないメイクだったけど、
いつも、自信を持っていた
お気に入りの、フリフリのピンクのワンピース
そして、ママに二つに結んでもらって、
玲奈
私は、大きな声でママを呼んだ
玲奈
返事は聞こえない。
ただ、
しーん とした空気が流れる
私は、大粒の涙を頬に流した。
周りの人だって
皆、冷たい視線を私へ向けた
チクチクと、トゲが刺さったような、痛みを感じた。
痛い
痛い
やめてよ
誰か、助けてよ
そんなとき、
誰かが、助けてくれた。
顔も
服も
容姿も
なにも覚えていないけど、
一つだけ、はっきりと覚えている
その人は、
とても温かい人だった。
その人は、私をお母さんのところまで届けてくれた。
そう
これが私の
初恋だった…
玲奈
現在二十歳を迎えた私は、
いまだも、あの人の事を考えるときがある、
玲奈
私は、メイクを特訓している。
また、
あの人に逢うかもしれないから…
お母さん
玲奈
お母さん
玲奈
私の一日は、毎日がバタバタしている。
玲奈
玲奈
玲奈
玲奈
玲奈
でも、今のままでも、すーごくたのしい!
お母さん
玲奈
お母さん
玲奈
お母さん
玲奈
お母さん
玲奈
今でもメイクは、世界で三番目に苦手w
お母さん
お母さん
玲奈
お母さん
玲奈
お母さんとは、喧嘩もするけど、仲が良いし、とっても優しくて、大好き
玲奈
お母さん
玲奈
玲奈
あの店
私の、思いでの店
お母さん
玲奈
お母さん
玲奈
皆はわかるよね?
”あの人”を探してる
お母さん
玲奈
玲奈
今、もし私が迷子になれば、
あの人に逢えるかな?