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助けてくれたのは、、

第1話 - 好きになってもいい？

2023年05月10日

#Snow Man

#恋愛

りんご🍎

私の名前は莉緒。中学1年生私の両親は離婚した。

父

落ち着け、ただの出来心なんだ
頼む！離婚なんて言わないでくれ

母

はぁ？何言ってるの？
この状況でよくそんな事が
言えるわね！最低。離婚しましょう

父

お前は何かあるとすぐに
離婚を切り出そうとする。
お金はどうするつもりだ？
俺を失って困るのはお前だぞ！
お前は料理をするだけ、俺が稼いだ
お金をお前は散々使ってきたんだよ

母

何言ってるの？勘違いしないで
あなたが振り込んだお金は一円も
使ってないわ！全て返済しました。
誰があなたみたいな人のお金を
使うと思ってるの？

父

お前、

母

ただ料理をするだけ？
私を家政婦だと思わないで！
もうあなた達なんて知らない！
勝手にして！

莉緒(小学3年)

おかあさぁん、

母

うるさい！もう私はあなた達の
お母さんでも何でもないの！
もう無関係なの！さよなら

莉緒(小学3年)

お母さんー！行かないで
1人にしないで！

こうして両親は離婚した。

それから私は中学に入学したがほとんど通えていなかった。毎日帰る家はなく、近くの公園で過ごしていた。すると、

岩本照

おい！大丈夫か？

莉緒

へ？わたし、ですか？

岩本照

おぅ、お前以外誰がいんだよ

莉緒

あぁ

岩本照

早く帰らないとお母さん達
心配するぞ。喧嘩でもしたのか？

莉緒

うぅん(涙)喧嘩くらいなら、
良かったのに。もうお母さんは
二度と帰ってこない。会いたい

岩本照

もしかして、帰る所が無いのか？

莉緒

うぅん(涙)。うん、

岩本照

うちに来る、か？
すぐそこだから

莉緒

でも、

岩本照

こんなとこで風邪ひかれたら
子供たちが困る。ほら、行くぞ！

莉緒

は、はい。

彼は優しくてかっこよかった。生まれて初めて誰かに手を握られた。

莉緒

お邪魔します、

岩本照

どうぞ

莉緒

わぁー、綺麗✨
広ーい。こんな家に住みたかったな

岩本照

あのさ、さっきは悪かった。
何も知らないのに勝手な事を

莉緒

気にしないで、下さい。
それよりありがとうございます。

岩本照

君、いくつ？
年下だよね？

莉緒

13です。

岩本照

中学生かぁ。
あ、俺は岩本照15歳。

莉緒

え？中学2年生ですか？
1個上ですね

岩本照

一個上に敬語なんか使わなくて
いいよ。俺の事は照って呼んで？

莉緒

じゃあ、私は莉緒で

岩本照

わかった。今日からよろしく莉緒

莉緒

よろしく、照くん

岩本照

おぉ

次の日の朝。

岩本照

莉緒ー、朝だよぉ起きて。
ほら、学校行くよ

莉緒

うーん、眠い。
おかぁさん？

岩本照

おはよ

莉緒

あ、おは
おはよう

岩本照

ん？どうした？

莉緒

いや、声がお母さんに似てたから

岩本照

フッ、そうなんだ。

岩本照

ほら、着替えておいで

莉緒

はーい

制服に着替えて下におりた。

莉緒

どう、かな？

岩本照

うーん、似合ってる！
じゃあ俺も着替えてくるわ！

莉緒

あれ？この制服、何処かで

岩本照

え？○○中学でしょ？
俺もそこだから

莉緒

えー？ホントに？

岩本照

え、今更？
大体感ずくでしょ？

莉緒

分かんないよぉ

岩本照

まぁとりあえず
一緒だから、よろしく

莉緒

じゃあ別々に行かなきゃ。
私先に行く

岩本照

別にいいじゃん、一緒でも

莉緒

ダメ、照くんに
悪い影響が。私と一緒の所を

岩本照

大丈夫。自分が思ってるよりずっと
可愛いし、みんなはそんな風に
思ってないよ。俺が隣にいるから、

照くんはどこまでもかっこよかった。それから一緒に学校に行った。当たり前に色んな人に見られた。

だけど、前の私より嫌じゃなくなったきっと前の私なら嫌がってたはず。なのに、どうして？照くんはやっぱり凄い。彼は人を変えれる。

教室で自分の席に着いた。すると早速

クラスメイト

ねぇ、岩本くんとどういう関係？

莉緒

えっとー、それは

クラスメイト

まさか、付き合ってる訳じゃ
ないよね？

クラスメイト2

そんな訳ないでしょ、
似合わなすぎ笑笑

ガラガラ(扉が開く)

岩本照

誰の悪口言ってんの？

莉緒

照くん、

クラスメイト

ち、違うの､!岩本くん、
ちょっと莉緒ちゃんと岩本くんが
仲良くしてるのが羨ましくて

岩本照

なーんだ笑そっか。
これからも仲良くしてあげて？

クラスメイト2

もちろんです。
よろしくね？莉緒ちゃん。

莉緒

は、はい。

放課後の部活。私は体育館に行った。

向井康二

おぉ〜久しぶりやなぁ！
どないしたん？

莉緒

久しぶり、康二。
なんか懐かしいなぁー

向井康二

確かになぁ、学校は慣れたか？
って言っても同級生なんだけど笑

莉緒

慣れたけど、正直楽しくないかなぁ
友達も出来ないし💦

向井康二

わかった。明日、楽しみにしといて
放課後。教室で待っとって

莉緒

うん。わかった、
じゃあ待ってる人がいるから行くね
また明日。頑張ってね！

向井康二

バイバーい!!

彼は私の幼なじみの康二。彼だけが唯一お母さんの事を知ってる康二はバスケ部🏀に入っている。

その後、照くんの所に行った。

莉緒

待たせてしまってごめんなさい。

岩本照

いいよ、そんな待ってないし
それよりさ誰？さっきの男

莉緒

彼は私の幼なじみで康二。
私の唯一の信頼できて大切な存在。

岩本照

俺の事は信頼してないって事？

莉緒

いや、そういう訳じゃ無くて

岩本照

分かってるよ、ちょっとからかって
見ただけ。ほら帰るぞ

莉緒

うん。

最近照くんはおかしな事を言う。私をからかっているのだ、

莉緒

はぁー、疲れた。

岩本照

お風呂、先入ってて
その間にご飯作るから

莉緒

あ、ありがと

お風呂から上がった。

莉緒

いただきます。うーん、美味しい！

岩本照

良かった、

こんな生活続けていてもいんだろうか？きっと、照くんは迷惑している。私なんか居なければ1人でゆっくり出来ていた

莉緒

あのさ！

岩本照

おぉどうした？急に

莉緒

私ってここに居られると
迷惑かなぁ？

岩本照

何言ってんの？むしろ嬉しい
莉緒といると楽しいし、ご飯
だっていつも美味しそうに食べて
くれるしお弁当だって残さないから

莉緒

今日、クラスの女の子達に
言われて気づいたの。照くんって
私の事どう思ってるのかなぁって、

岩本照

･････

莉緒

いつも照くんの周りには沢山の
女の子達が居て、その人たちに
照くん優しいからさ。

岩本照

俺が優しくしたくなるのは
莉緒だけだよ？こんな気持ち、
生まれて初めてなんだ

莉緒

照くん、

岩本照

ここに居て欲しい。ずっと

莉緒

私もここに居たい。

岩本照

その代わり約束事を決めよう。

莉緒

やく、そく？

岩本照

1・お互い隠し事はしない
2・他の人には住んでる事は内緒
3・お互いの事を好きにならない

莉緒

わかった。約束する

岩本照

うん。

その後私はリビングに行った。

岩本照

あれ？寝ないの？

莉緒

私はこっちで、大丈夫。

岩本照

いいよ、そこじゃ寝れないでしょ？
ベッド使いな？俺がこっちで寝るよ

莉緒

大丈夫。ここは照くんのお家だし

岩本照

さっき言ったでしょ？
ずっとここに居て欲しい。
ここは2人の家だよ？

莉緒

あ、うん。
でもホントに大丈夫。
ソファーの方が好きなんだ(嘘)

岩本照

ならわかった。おやすみ

夜になった。しばらくすると、

莉緒

(夢の中)はぁー、はぁー。助けて、
おかぁさん。行かないで、、、、

岩本照

おい、大丈夫か？

莉緒

(夢の中)はぁ、はぁはぁ...///
たぁすっけぇて、、、

岩本照

変な夢を見ているのかぁ、
でも大丈夫だ。俺がそばに居てやる

変な夢を見た。お母さんが私を捨てた夢を見た。暗闇の中に1人で取り残されて、、、

次の日の帰り、康二に言われた事を思い出して教室に残った。

向井康二

おぉ〜、1組なんやなぁ。
俺3組。紹介したい人呼んでくるな

莉緒

うん。

莉子

初めてまして

莉緒

初めてまして

莉子

莉子です。

莉緒

莉緒です。よろしくお願いします

莉子

私は康二の友達。あなたは？

莉緒

幼なじみです。

莉子

へー、そうなんだ。
よろしくね莉緒!!

莉緒

よろしく、莉子ちゃん。

莉子

そういえば私の親友も
連れてくるね。

莉緒

うん。

真凜ちゃん

あれれ？誰？
莉子の友達？

莉緒

あ、えっと

莉子

友達だよ!!さっき初めてあったけど

真凜ちゃん

ホント向井は何考えてんの、

向井康二

すいません、

真凜ちゃん

ねぇ、私ラウと予定あるから
帰るね。またね莉緒

莉緒

バイバイ、真凜さん？

放課後2人にあった後、私は康二の家に行った。

莉緒

お邪魔します、

向井康二

どうぞ〜なんか飲む？

莉緒

いつもの!!

向井康二

ここは居酒屋じゃないんやから
しかもいつもって久々でしょ？

莉緒

とにかく、いつもの!!

向井康二

はいはい

いつものとはジャスミンティー。康二が入れてくれるジャスミンティーが大好きなんだ。

莉緒

ありがと

向井康二

そういえばずっと気になってんけど
どこに住んでんの？家借りてんの？

莉緒

ちょっと待ってて、

言っていいのか不安で照くんに LINEした。

莉緒

康二。誰にも言わないで、

向井康二

どないしたん？

莉緒

実は私、照くんの家で一緒に
住んでるの。

向井康二

ん？待って待って、
照ってこの間一緒に帰ってた、

莉緒

そう、その人。

向井康二

でも岩本先輩って、
女子から人気やろ？
大丈夫なん？いじめ、とか

莉緒

それは、大丈夫。
前なら嫌がってた事でも
照くんと居ると感じないの。

向井康二

そっか。そんなに好きなんやな

莉緒

うん、人としてだよ？

向井康二

分かってるよ、!!
誕生日とか知らないの？
お祝いとかしたら楽しんじゃねぇ？
ほら、前に俺にもしてくれたやん

莉緒

そうだね。じゃあその時は協力
してよね！

向井康二

おぅ、任せとけぇ!!

次の日は休みで家に居た。

莉緒

おはよう。コーヒー入れたよ

岩本照

いいよ、そんな事しなくても
ゆっくりしてて俺がするから

莉緒

あ、ありがと

岩本照

昨日は帰ってきたの？夜
気づかなかったけど

莉緒

う、うん。帰ってきたよ
終電なくて遅れちゃって(嘘)
寝てると思って連絡しなかった。
ごめんなさい。

岩本照

いいよ、無事なら良かった。

莉緒

ねぇ、照くんって誕生日いつ？

岩本照

俺は、5月の17日。
莉緒は？

莉緒

私は1月29日だよ

岩本照

そうなんだ。離れてるねぇ

莉緒

そうだね。わかった。
(17ってもうすぐじゃん!!)

岩本照

どっか行く？家に居ても暇でしょ？

莉緒

私行きたい所があるの

岩本照

どこ？

莉緒

○○○!!

岩本照

いいね！行こ！

私たちが行った場所は″遊園地″。生まれて初めて来た。

岩本照

遊園地とか何年ぶりだろ？

莉緒

私は、初めて。
ホントはお母さんと

私が照くんにお母さんの話をしている時、目の前に、、、、

母

莉緒!?

莉緒

お母さん、

岩本照

え？

母

ほら、美咲。どこ行きたい？？

美咲(莉緒の妹)

お母さん、私お馬さん乗りたい!!

母

お馬さん、乗ろうねぇ〜

莉緒

っ!?おかぁ、さん
うぅん(涙)どうして、

岩本照

莉緒！

私は自分だけが捨てられた事を思い知らさせて、悲しくてその場から逃げ出した。

岩本照

待って、莉緒。
どうしたの？

莉緒

うぅん(涙)お母さんが捨てたのは、
私だけだった。。お母さんは
私なんか要らなかったんだよ！

岩本照

莉緒、落ち着いて

莉緒

なんで！なんで、私ばっかり

岩本照

ギュッ♡お母さんが莉緒の事が
嫌いだったとしても俺だけは
ずっと莉緒の味方だから。

莉緒

照くん、助けて

岩本照

俺が莉緒を守るよ。、約束する

莉緒

照くん、

その後家に帰って事情を全て話した。

莉緒

照くんにはちゃんと話したい。
信頼出来る人だから

岩本照

わかった。聞くよ、

莉緒

私の両親は、私が5年生の時に
お父さんの浮気で離婚した。
その時に助けてくれたのが照くん。
今日会った人は私の実のお母さんと
妹の美咲。美咲はとっくに施設に
入ってるんだと思ってた。だから、
お母さんが捨てたのは私だけだった
って事。でもスッキリした。これで
もう考えなくて済むからさ。

岩本照

それってさ、莉緒の本音？

莉緒

え？

岩本照

俺には本音のようには聞こえない。
無理してない？ホントはお母さんと
きちんと話したいんじゃないの？

莉緒

話すことなんか何にも無い。
私を捨てた人と今更話したくも
無い。照くんならわかってくれると
思ったのに、、、。ごめんね。

私はその日の夜、康二の家に行った。

康二の家に着いた。ピーンポーン

莉緒

康二、

向井康二

こんな時間にどないしたん？

莉緒

康二、助けてほしいの。

向井康二

わかった。とりあえず中入りぃ

莉緒

うん

康二に全て話した。

向井康二

話したんだ。辛かったろ？
大丈夫か？俺の前では無理すんなよ

莉緒

うん、私は康二の前が1番
リラックス出来る。康二と居ると
自然と気持ちが楽になる。ありがと

向井康二

今日は泊まってたら？もう遅いし
終電も無いでしょ？

莉緒

うん、じゃあ泊まってくね。
ありがと。明日の朝、休みだし
帰るね。

向井康二

送るよ、1人じゃ危ないし

莉緒

わかった。おやすみ

向井康二

おやすみ

次の日の朝、私は照くんの家へ康二と帰った。

その頃、家では

岩本照

(莉緒、いつ帰ってくるのかな？
昨日は少し言い過ぎた。

ガチャッ

莉緒

ただいまぁー

岩本照

莉緒!どこ行ってたんだよ？

莉緒

ごめんなさい、

向井康二

はぁ？あんたのせいで莉緒が
どんな思いをしたか分かってんのか
1言目に言う事がそれかよ、
ふざけんじゃねぇ!!

莉緒

やめて、康二。落ち着いて
私が悪いの。照くんに当たらないで

向井康二

来るんじゃなかった、

莉緒

康二!!

康二は帰ってしまった。

莉緒

ごめん。照くん、康二があんなこと

岩本照

いいよ、莉緒のせいじゃないし
大丈夫だった？昨日康二くんの
所に居たの？ずっと、

莉緒

うん。そうだけど、

岩本照

そっ、なんだぁ

莉緒

どうかしたの？照くん、
あ!連絡しなかった事を怒ってる？
ごめんなさい。昨日はしない方が
いいかなぁって思って

岩本照

俺はそんな事、気にしてない。
″俺以外の男″の家に泊まったって
言う事が、嫌なだけ。///

莉緒

大丈夫だよ、ただ泊まっただけだし
向こうも私も友達としか思ってない
心配しないで、

岩本照

わかった。ギュッ(抱きついた)

莉緒

照くん？

岩本照

こうされるのって嫌？

莉緒

い、嫌じゃないけど。ビックリして

岩本照

少しだけこうして居たい。ダメ？

莉緒

ううん、いいよ？このままで…///

その日の夜。私は照くんの部屋にいった。時刻は0時を過ぎていた。

コンコン(ドアを叩く)

岩本照

うーん、どうした？
🥱‪‪‬ᐝ寝れないのか？

莉緒

(コクン)

岩本照

ﾌｯ、おいで?

莉緒

うん

照くんがベッドの横に座った。

岩本照

トントン、こっち来て

莉緒

うん

岩本照

ベッドに寝て？

莉緒

でも、そしたら照くんが

岩本照

莉緒が寝なきゃ、俺が寝れない

莉緒

ありがと

岩本照

トン、トンおやすみ。

私はすぐに眠りに落ちていた。照くんの傍に居ると落ち着く。この気持ちって、、、、

次の日は学校だった。私は朝、廊下で照くんを見つけた。

目が合って照くんが私に近ずいてきた。その時、

莉子

照先輩〜!!

岩本照

おぉ莉子、久しぶりだなぁ。

莉子ちゃんは照くんと腕を組んでいた。それを見て私は少し落ち込んだ、

莉子

ねぇ、照先輩。今日一緒に帰ろ？

岩本照

今日はちょっと予定が、

莉子

えぇ、でも待ってるから。
そろそろ教室戻るね！また後で

岩本照

おぉまたな

2人は仲良さそうにしてて悔しかった

その日の帰り、私は照くんに合うのが怖くて1人で帰った

岩本照

待ってよ、なんで1人で帰んの？

莉緒

私のことは気にしないで、
莉子ちゃんと帰って。

岩本照

莉子とは、帰らない

莉緒

ホント大丈夫だから、

岩本照

莉子とはそういう関係じゃない

莉緒

どんな関係でも、
私には関係ないよ。じゃあ

岩本照

莉緒！

照くんに名前を呼ばれても、私は振り向きもしなかった。照くんと顔を合わせるのが嫌になった

途中まで家に帰るか迷っていた。

岩本照

莉緒、何で逃げんの？

莉緒

逃げて、ないよ

岩本照

逃げてるよ、

莉緒

逃げてないって!

岩本照

莉緒、?

莉緒

もう自分の気持ちに嘘なんか
つきたくないのに、、照くんと
一緒にいるのは辛いよ。

岩本照

莉緒!?どうしたんだよ、
莉緒らしくないぞ？

莉緒

私らしいって何？
照くんの事が、″好き″。
私の気持ちはそれ以上でもそれ以下
でも無い。

岩本照

………

莉緒

っ!?この話は忘れて下さい

照くんは驚いた顔をして、下を向いていた。

次の日の朝。私は照くんに昨日の事を謝った。

莉緒

おはよう

岩本照

おはよ

莉緒

あの、昨日はごめんなさい。
あんな言い方して

岩本照

いいよ、気にしないで。
昨日の事だけど″俺も″

莉緒

ん？何が？

岩本照

だから、″好き″って気持ち。
俺も好きなんだ

莉緒

嬉しい。ありがと

岩本照

おぅ

莉緒

じゃあ、一緒に行こ？学校

岩本照

いいのか？

莉緒

うん!!行きたい。

岩本照

おぅ、行こう

私たちは一緒に登校した。すると、

莉子

照〜!!おはよ♡

岩本照

おい、学校では″先輩″を付けろ。

莉子

はーい!!ごめんなさい、
ギュッ(手を繋いだ)。ふふッ

莉緒

っ!?

岩本照

莉子、やめろ。みんなが見てる

莉子

莉子は見られても平気!!
莉子は照の事が好きだから。

私は黙ってその場から、離れようとした。その時

莉子

逃げるの？

莉緒

えっ？

莉子

ずっと思ってたんだけどさ、
そんなに他の女と居る照を見るのが
辛いなら照の隣、譲ってよ。
逃げるくらいならさっさと消えてよ!!

莉緒

っ!?

岩本照

莉子!なんてこと言うんだ!!

莉子

だって私は照が好き。大好き♡
なのに何で気持ちを伝えない
莉緒を庇うの??照は私のことが
嫌いなの？

岩本照

そういう訳じゃ、、莉緒!

2人が揉めている間に私は、

莉緒

ちょっと待って、康二!

ギュッ(抱きついた)

莉緒

ねぇ何してるの？康二、
嫌!やめて、

向井康二

俺は！お前が好きなんだ。
もうお前が苦しんでるとこを
見るのは辛いんだよ！

莉緒

康二、

ガシッ(誰かが康二の手を掴んだ)

向井康二

痛てててて、

岩本照

やめろ、嫌がってんだろ？

莉緒

照くん!?

岩本照

ごめんな、お前の気持ち考えて
あげられないくて

向井康二

なんなんだよ！もう俺帰る!!

莉緒

康二!待って

どれだけ名前を呼んでも、康二が振り返る事は無かった。

私は照くんからまた逃げた。

岩本照

莉緒､!待てって

莉緒

来ないで。もう照くんとは
一緒にいたくない、怖いの。
莉子ちゃんの言う通りだよ。
私は他の人と居る照くんを
見るのが嫌なの。

岩本照

でもそれは、俺の事が好きだから
じゃないの？

莉緒

そうだよ、好きだよ。

岩本照

じゃあ康二くんの事は
どう思ってるの？

莉緒

康二の事は友達として好き。
でも、忘れようと思っても
照くんの顔が浮かんでくるの。
もうこんな自分が嫌だよ、

岩本照

だったら俺と、

莉緒

康二と居れば辛い事だってないし、
不安がる事なんてないと思う。けど
照くんと居れば辛い事もあるし
いつ照くんが離れるかも分からない
だけど
それでも照くんの隣に居たい。

岩本照

莉緒、

莉緒

照くん、約束事破ってもいい？

岩本照

そんな約束、俺はとっくに
破ってるよ。

莉緒

照くん、

岩本照

チュッ(キスをした)
もう二度と離したくない。
莉緒を幸せにする。大好きだ

莉緒

私も照くんの事が好き♡
これからもよろしく

岩本照

よろしく

終わりです❕

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