同窓会会場
星奈side
星奈
なんで…真由が…?
それに、なんで平野くんと一緒にいるの?
紫耀
真由
真由
真由
急に名前を呼ばれビクッと体が震えた。
廉たちも驚いている
真由
真由
真由
私の手をとり、キラキラと目を輝かせて言う真由
やめてよ…
今さら貴方とご飯になんか行きたくない…
真由は握る手に力を入れる
星奈
真由
何が狙いなの…?
また…壊されるの…?
星奈
星奈
真由
頭に雷が落ちたような衝撃だった
星奈
真由
真由
真由
愛おしそうに平野くんを見る真由。
心が痛くなった
紫耀
紫耀
紫耀
紫耀
紫耀
まさか
平野くんは否定してくれるって
勝手に思ってた自分が居た。
涙が溢れた
星奈
ショックで倒れそうになる…
その時…
勇太
勇太が受け止め、そのままお姫様抱っこをした。
勇太
勇太
私が泣き顔を見られたくないのを察したのか、顔を自分の方に向ける勇太。
勇太
勇太
廉
海人
逃げるようにして会場から出ていった。
居酒屋
星奈side
勇太
あの後、少し離れた居酒屋に私達は入り、飲み直していた。
勇太
勇太が私を抱きしめ、背中を優しくポンポンしてくれる
優くんみたいで…とても落ち着く…
星奈
星奈
勇太
海人
星奈
廉
廉のその言葉を合図にどんどん飲んだ。
勇太side
海人
頬を少し赤らめた海人がこっちに来た。
勇太
勇太
そう言って、とっくに酔いつぶれた星奈の方を見る。
海人
ビールのグラスを覗きながらそう言う海人。
海人
海人
やっぱり、聞いてくると思った。
勇太
勇太
高校時代 星の宮海岸
回想 勇太side
俺は、星奈と仲直りしてから
ずっと、星奈のことが好きだった。
でも…告白はしなかった。
なぜなら、星奈の好きな人は平野だってわかってたから。
そして、平野も星奈のことが好きだったから。
俺は、二人を壊したくなかった。
冤罪をかけられた星奈と
唯一の友達を亡くしてしまった平野
ただでさえ二人は苦しんだのに
俺のせいでもっと苦しめることはできない。
だから、俺は"友達"を演じた。
二人の青春に残るような
"楽しい友達"をずっと演じてた。
同窓会会場
回想 勇太side
正直、驚いた。
星奈と平野が別れたことを耳にして
俺は、何かあったんだと思い星奈と平野を会わせた。
これで、二人はヨリを戻して
俺がまた"友達"を演じる
それで…良かったのに
真由と平野が付き合ったと聞いた。
耳を疑った。
咄嗟に星奈の方を見ると
星奈は泣いていて、倒れそうになった
やばい…
俺は、堪忍袋の緒が切れた。
勇太
俺は倒れそうになった星奈の小さな体を受け止め、お姫様抱っこをした。
星奈が泣き顔を見られたくないのを知っていたから、顔を自分の方に向けた。
我慢の限界だった。
勇太
そう言って星奈を連れ出した。
居酒屋
勇太side
勇太
海人
海人
勇太
星奈
完全に出来上がった星奈が絡んできた。
勇太
星奈
勇太
星奈
酔った星奈は頬が赤くて
なんか…エロい…
俺の理性が悲鳴をあげている
勇太
勇太
海人
廉
無邪気な二人に微笑みながら、星奈の腰を引き寄せ、居酒屋を後にした。
勇太の家
勇太side
あれから、電車に乗るなり…
星奈
なんて言われ、家に星奈を連れて来た。
…はいいものの、
横には、酔った星奈。
俺の理性、死にそう…
星奈
星奈
勇太
星奈
星奈
星奈
そう静かに涙を流す星奈。
勇太
勇太
言ってしまった…。
でも、それでも伝えたかった。
星奈
勇太
勇太
引き寄せられるように
俺は星奈にキスした…
だんだんと…深くなるキス…
この思いも
キスも
全部、お酒のせいだ…。
コメント
1件
めっちゃ気になります! 楽しみです^^*