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ピコ
106
そむりえ
113
かるめ
79
まぐろ.
283
全部
全部、思い出した
暴走でかすれた意識の中
僅かに漂う自我を手繰り寄せる
なんだ
俺が悪かったんだ
全部全部、俺のせいだ
俺が記憶をなくしたせいで
あの人はもっと傷ついた
見えるんだ。今なら
あぁ......そっか。罪を探すまでもなかったな。
既にこの手に、この体にこびりついているのなら
もう、いっそのこと重ねてしまおう
ただでさえ少なくなった命を 一つ、一つ、剣で貫いて
正してしまおう
全部、なかったことにしてしまおう
だから
許して
ガチャン
三浦
...物音
聞いたことないくらい、大きな
...足音
あいつらじゃない
誰...
いや
これは__
「っ、三浦!!!!!」
三浦
大好きな、赤い瞳
大好きな、その声
横須賀
転ぶように、倒れ込むように僕に抱き着いてきて
細くて、震えていて、軽くなってしまった 少し頼りないような体でも
今の僕には、充分すぎるくらい頼もしくて
三浦
横須賀
三浦
あの日
人間たちの言う 「首都直下型地震」が起こった日
それ以外にも、色々な災害が立て続けに起こって
神奈川県内で一緒にいた僕らは、全員散り散りになった
僕は、重くて自由の利かない体を動かして
県内かもわからない廃墟で 数えるのも忘れるほどの時間をただ茫然と過ごしていた
お腹は空くし、傷は治らないし その傷から蛆が湧いたときは、本当に焦ったよね。僕まだ生きているのに。
まあどうすることもできないんだけど。
もう、一生見つからないまま
体が腐り果て、でも死にきれない
そんな地獄を見る羽目になると思っていたから
三浦
横須賀
三浦
三浦
横須賀
横須賀
三浦
あぁ、だからなんの躊躇もなく抱き着いてきたんだね... まあまだ腕でよかったよ、うん。
横須賀
三浦
横須賀
いつもの頼もしいお兄ちゃんっぽさは何処へやら
横須賀
三浦
横須賀
三浦
横須賀
ゆっくり、よろよろ歩く
ごめんね、右足義足なのに
君も疲れ切って傷だらけなのに
希望とも 幻覚ともわからない
愚かで曖昧な光が二人に宿るのを
ただじっと見つめていた
どうやら、能力で生み出した剣の 反射した景色が見えるらしい
光の方に手を伸ばして
色褪せて
手が崩れて
光を眺めて
...あぁ、その光を壊したら
あなたは僕のところに来てくれますか
『ねえ、兄ちゃん。』
コメント
3件
なぁぁぁ🥺🥺🥺 これだから三浦半島はやめられねぇぜ もう表現技法が好きすぎて弾け飛びそう てかもう弾け飛んだ。 ええぇ 好き😙 三浦さんがなんかこんなしんみりしてる雰囲気纏ってんの好きすぎるんだけど👀 もう 対比だねこれは 子供っぽい横須賀さんと大人っぽい三浦さん… 🥺🥺✨💕 普段あんな可愛いのにこんなイケメンなのかよ🙄 もう好き惚れた 一生仲良しでいてほしいこの2人(?)
ああ、やっと来た再会なのに、この痛々しさ…。記憶を思い出した直後の絶望感から、横須賀くんの腕に飛び込むシーンまで、感情の振れ幅がすごかったです。特に「その光を壊したらあなたは僕のところに来てくれますか」の一文、切なすぎる…。自己犠牲の覚悟と、それでも誰かを求める気持ちが同居している描写が、本当に心に刺さりました。