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俺の彼女は浮気症だ
「やめてって言ったよね?」
「うん」
「分かってるならなんでやるの?」
「私だって頑張ってるよ」
「そっか…」
「うん、」
そう言って俺はいつも許してしまう
彼女を愛してるから
でも、彼女は違った。
ある日見てしまったんだ
彼女と知らない男がキスしてるとこ
俺だって信じたくなかった
でも証拠がある以上彼女を信じれない
その日の夜俺は聞いたんだ
「なぁ、浮気ってどこまでしてる?」
「一緒に買い物行くだけ」
「ほんとに?嘘じゃないな?」
「嘘つくわけないじゃん?」
「じゃあこれみても言えんの?」
そう言って俺は写真を見せた
「…何?」
「彼氏くん盗撮?」
「は…?今はそういう問題じゃねぇだろ?」
「盗撮とか趣味悪いね」
「だからッ」
「浮気してるお前だって趣味わりぃよ…」
「私は浮気"症"なんだから仕方なく無い?w」
「…」
「ま、そーゆうことだから」
なんだよ
なんでも症って付ければいいってもんじゃねぇんだよ
じゃあ証拠症って名前つければいいのかよ?
違ぇだろ?
お前は誰が好きなんだ?
「あ、そーだ彼氏くん」
「明日から2日間帰らないから」
「なんで?」
どーせまた浮気
「友達と会うの」
「あっそ」
「てことだからばいばーい」
もう帰って来なくていいよ、
今日は七夕か〜、
俺は短冊に
【彼女の浮気症が治りますように】
と書いた
それから彼女が帰ってくる日
ふとニュースが目についた
××県××市で____さんが車に跳ねられ死亡しました。
その名前は紛れもない彼女の名前だった。
なんで、、
最後くらい顔見せろよッ…
そんなとき俺は思い出した
短冊に書いた事を
【彼女の浮気症が治りますように】
なにも、殺さなくていいじゃねぇかよ、
俺はこの日彼女の浮気症は
殺さないと消えないものなのだと知った