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2020年07月07日

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ー私はあの日一体何をー

結川 美由(16) 笠間高校に通う高校1年生

美由

おはよう

おはよう美由

小林 翔 美由と同じ高校に通う1年生

来春

おはよう!

渡辺 来春 2人と同じ高校に通う1年生

蓮斗

おはよ

松澤 蓮斗 3人と同じ高校に通う1年生

私たちは小学校からの幼なじみ

美由

みんな、七夕祭り一緒に行かない?

俺は特に何も無いからいいよ

来春

私も

蓮斗

俺も

美由

じゃあ、決まりでいい?

来春

うん!

楽しみだな

蓮斗

おう

ーその日の5限目ー

河野先生

はい、ここわかる人

蓮斗

はい

美由

(やっぱ蓮斗頭いいなぁ)

蓮斗

あってますか?

河野先生

凄い!松澤さん正解

蓮斗

ありがとうございます

クラスから拍手が湧く

休み時間

来春

蓮斗今日も難しい問題当ててたね

美由

ね。私全く分かんなかったよ笑

蓮斗

お前ら勉強しなさすぎなんだよ

そうだよ笑少しは蓮斗を見習え

来春

うるさいな〜いいじゃん別に

美由

そうだよ!今は、青春を楽しんでればいいの!

蓮斗

はいはいそうですか〜笑

いつものように楽しく4人で話をしていた ーあんなことになるとも知らずー

七夕祭りの前日

美由

浴衣どうしよっかな〜

来春

可愛いの着てかなきゃね!

気合い入れすぎて足痛めんなよ

蓮斗

準備で金なくなんぞ笑

来春

これが青春だから〜

美由

翔達ももっと楽しみなよ〜

別に今年だけじゃないんだからさ

美由

まぁそうだけど、

ー七夕祭り当日ー

美由

あっ!来春〜!

来春

美由〜!

美由

え〜!来春の浴衣可愛い〜

美由

私なんか地味なんだけど〜

来春

そんなことないよ笑
美由も十分可愛いよ〜

美由

ありがとう〜嬉しい😭

ー5分後ー

来春

翔達遅いね

美由

そうだね

来春

何かあったのかな、

美由

や、やめてよ縁起悪い

来春

ごめん、

ー蓮斗から電話がー

蓮斗

ポチッ

美由

もしもし、おそいよ!なにしてn

蓮斗

おい!お前ら!すぐ鎌滝病院まで来い!!事情は後で説明するからとにかく急げ!!!!早く!!!!

美由

え!?なに急にどう言うこと?

蓮斗

ん〜もう!いいから急げって!

美由

わ、分かった!

来春

え?どうしたの?

美由

な、なんか分からんけど鎌滝病院まで急いで来いって!

来春

やっぱり何かあったのかな!?
とにかく、急いでいこ!

美由

う、うん!

ー鎌滝病院ー

美由

あの!小林翔って居ますか!?

看護師さん

はい、いらっしゃいます
ですが、今面会はお控え下さい

美由

どうしてですか!?せめて何があったのかだけでも!

蓮斗

おい!美由!来春!

蓮斗が走ってくる

美由

蓮斗!翔は?どうなったの!?

蓮斗

あのな、落ち着いて聞けよ
俺と翔がお前らのとこに向かってる時、いきなりトラックが急ブレーキを踏んで俺たちの方へ曲がってきたんだ。

美由

え!?蓮斗は大丈夫なの?

蓮斗

あぁ。でも翔がいなかったら今頃俺はここに居ないかも
翔が右側に居た俺を庇ってくれたんだ。翔が俺を守ってくれた。

美由

え、

来春

嘘でしょ、

蓮斗

嘘じゃない。今翔は、生と死の狭間を行き来している状態なんだ。
だからいつ死んでもおかしくない

美由

そんな、

来春が泣き崩れる

来春

どうして、こんな事になるの、!

蓮斗

俺だって!信じたくないよ...、

蓮斗がたった1粒綺麗な涙を流した

蓮斗

ごめんな、翔、来春、美由
せっかく楽しい1日になるはずだったのに、俺のせいで、

美由

蓮斗のせいじゃないよ。
あんまり自分を追い詰めないようにね今回の事は2人とも悪くない。

美由

そうだよね。来春

来春

そうだよ。蓮斗は1ミリも悪くないから心配しないで。

その瞬間蓮斗が我慢していた涙を一気に流した。 蓮斗の涙なんて見るのは初めてだった

美由

泣かないで蓮斗。

来春

そうだよ。あんまり気にしないようにね

これで、本当に翔が死んだらって考えると俺もう耐えられない、

美由

大丈夫。翔なら戻って来るよ

来春

絶対ね!

蓮斗

そうだな、俺だけ弱音履いてても無駄だよな、ごめんな
2人ともありがとう

ー3日後ー

グループLINE

美由

ねえ、今度みんなでさ、お見舞い、行ってみない?

来春

そうだね。行こっか

蓮斗

もちろん俺も行きたいけど
上手くやれるかな、

美由

大丈夫だよ
小学校からの仲でしょ!

蓮斗

そうだな。
じゃあ俺も行かせてもうらよ

美由

じゃあ明日の午後どう?

蓮斗

うん、いいよ

来春

私も

ー七月八日午後ー

コンコン ガラガラ

美由

失礼します

来春

失礼します

蓮斗

し、失礼します

美由

っ、

来春

っ!

蓮斗

っ、、

そこには、大きな呼吸器を付けた翔が居た。

意識はないが、やたらと呼吸音が大きく聞こえる。

身体中に数えきれない程の数の管を付けていた。

美由

翔、お見舞い来たよ

蓮斗

翔ごめんな、あの時守ってくれてありがとな

来春

翔、早く元気になって、

私たちは翔の手を強く握りながら 意識のない翔に話しかけた。

っ、みっ、み、ん、な

美由

翔、?翔!!!!

蓮斗

おい!翔!聞こえるか?俺だ!蓮斗だ!

来春

翔!聞こえる?どこも痛くない?

帰ろうとしたその時、翔が声を発した

目を覚ましたのだ。

蓮斗

翔、翔ごめんな、あの時俺があんな所歩いてなかったら、

いいんだよ、蓮斗、お前に怪我がなくて良かった。

翔が一生懸命に言葉を発した。

美由

そうだ、今年はお願い事書けなかったよね。

美由

みんなで短冊書こっか。

来春

いいね

蓮斗

翔、字書けるか?

まだ、ちょっと震える

蓮斗

よし、俺が一緒に書いやるよ

あ、ありがとう

一人一人短冊にお願い事を書いた。

美由

よし!書けた!

美由

みんな書けた?

書けたよ

蓮斗

俺も!

来春

私も書けたよ

美由

何書いたの〜?

蓮斗

じゃあさ、せいので見せようぜ

来春

うん!

来春

じゃあ行くよ?
せーの!

みんながいっせいに短冊を見せた。

なんとみんな願いが一致していたのだ

美由

みんな、同じ事願ってるんだね

ありがとう。みんな

蓮斗

今の本当の願いはこれしかないから

それは、 "翔が早く元気になりますように" という願いだった。

それから、短冊は、近くの川に流した

七月八日の七夕 [完]

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