僕はこっそり、 ジンヒョンの跡をつけた。
そこには、今まで見たことないような 顔をしてグクに迫る、
普段とは違うジンヒョンがいた。
ジン
グク
ジン
グク
沈黙が走る。
ジン
ジン
グク
ジン
ジン
ジン
ドクン、と胸が波打つ。
グク
グク
…え。
グガにも気づかれてたんだ…。
ますます、 僕ったら惨めじゃん。
ジン
グク
ジニヒョンが問い詰めかけた瞬間、 グガが叫んだ。
ジン
グク
ジン
グク
グク
頭を殴られたかのようだった。
グクが、僕を好きかもしれないー?
ジミン
僕はいてもたってもいられず、 部屋から逃げ出した。
グクの発言の後、 部屋の影からジミンの背中 が去っていくのが見えた。
ああ、ジミナも聞いてたのか。
ますます苦しめること になっちゃったな。
グク
グク
ジン
ジン
グク
ジン
グク
ジン
ジン
ジン
グク
ジン
グク
「お前みたいな奴に、 ジミナは絶対渡さない。」
きっとグクは、 僕に好意を持たれて
なんとなく僕が気になっただけ。
それに、 僕の恋がもし叶ったら、
それと同時に 僕はグクをテヒョンアから
奪った事になる。
ああ、だめだ。
いくらネガティブなことを 考えても、
それでも僕はー。
グクを愛している。
グクの部屋から帰ってくると、
そこには考え込んだ顔をした ジミナがいた。
ジン
返事はない。
トントンと肩を叩く。
ジン
ジミン
あわててこっちを向くジミナ。
それさえも、愛おしい。
ジン
ジミン
ジン
ジン
ジン
聞いたら、きっと後悔する。
そうわかっていても、
僕は聞かずにいられなかった。
ジン
「まだ好きなの?」
帰ってきた答えは。
ジミン
ジミン
ああ。
僕はどんなことをしても、 グクには勝てない。
ジン
勝手に溢れてくる涙。
ジミン
ジン
ジン
とっさに言い訳をする。
ジミン
ジミン
ジン
ジミナは、 ゆっくりと僕の部屋から出ていった。
ジン
泣きながら入ってきた、ヒョン。
ユンギ
ユンギ
ヒョンがジミナを好きだということを、 俺はヒョンから聞いていた。
ジン
ジン
ジン
ユンギ
そんな慰めしかかけられない、俺。
ジン
ユンギ
ジン
ジン
そう言って、僕の胸に 顔をうずめてくる。
ユンギ
ジン
ジン
ユンギ
不意にドキッとしてしまう。
それは弟分への「大好き」 であって、
僕のヒョンへの思いの 「大好き」ではないと 知っていても。
ねえヒョン?
たとえ貴方がジミナを愛していても。
それでも僕は、
貴方を愛しています。
ジミンとテテで揺れるグク。 グクに一途なジミン。 それでもジミンが好きなジン。 ジンを好きなユンギ。
複雑すぎる恋、 次回をお楽しみに…。
To be continued…
コメント
1件
今回もとてもとても最高です!! 続き楽しみに待ってます!!!!!!