主
主
主
主
主
主
主
太宰
中也
中也は少し前から帰ってこなくなった
最近調子も少し良さそうだったし最初は大丈夫だと思っていた
遠征とかあるのかな〜?くらいだったがここまで来るととても心配だ
そこで太宰はポトマビルに行くことに……
太宰
太宰
太宰
構成員
構成員
太宰
太宰
構成員
構成員
太宰は少し足早に2人の構成員に近づき、話しかけた
太宰
構成員
構成員
構成員
構成員
太宰
太宰
構成員
太宰
太宰
太宰の脳裏に抗争でボロボロになった中也の姿が映る
昔から仲間を庇って怪我をすることがまれにあった
それの様子を見て大方太宰の考えがわかったのか、1人が口を開いた
構成員
太宰
太宰
構成員
太宰
構成員
構成員
構成員
太宰
構成員
構成員
胸騒ぎがする
嫌な予感だ、当たって欲しくない
現実になって欲しくない
でもこういう場合は大抵それが当たってしまうのだ
太宰
太宰の声はいつもの余裕のある声とは違い、少し震えていた
構成員
そう聞いた途端太宰は2人を置いて執務室に向かって走り出した
構成員
構成員
構成員
あの人が消えてしまいそうな
そんな気がするんだ、
ガチャ
太宰は勢いよく、中也がいるはずの執務室のドアを開けた
太宰
太宰
でもそこには誰もいない
そこにあったのは机に置かれた大量の薬と資料だけだった
太宰
太宰
中也がいないとわかっても尚、太宰は狭い部屋の中で中也を探した
それほどに混乱していたのだ
そして机の上に、書類では無い紙が置いてあることに気づいた
太宰
太宰はさらに混乱した
遺書?
中也が遺書?
そんなわけない、だって中也は
中也は、
太宰
でももし死のうとしているなら?
本当に死んでしまったら?
そう考えると体がこわばり、動けなくなった
それでも何とか頭をフル回転させた
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
場所の予想が着くと太宰は部屋を飛び出し、また走り出した
ガチャ
太宰
太宰
中也
中也は今にも飛び降りそうな位置にたっていた
太宰
中也
太宰
太宰
中也
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
中也
太宰
太宰
太宰
中也
中也
中也
太宰
中也
中也
中也
治
そういうと幸せそうな笑顔で、涙をながしながら中也は落ちた
グチャ
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
下から叫び声が聞こえてくる
その叫び声で本当なんだって嫌でも判らされる
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰は中也の死体が回収される前にと、またまた走り出した
太宰が到着した時には中也の死体の周りに人だかりができていた
どうやらまだ回収はされていないようだ
死体を取り囲み、ザワつく人だかりの中を割って入っていく
人にぶつかっても何も言わず、ただ死体の所へと向かう
中也は笑っていた
幸せそうで、儚くて、とても美しかった
太宰はその綺麗な中也を
ゆっくりと、割れ物を扱うかのように抱き上げた
周りの人間が何か言っているが、そんなのどうでもいい
もうどうでもいいんだ
太宰は歩きながら中也に話しかける
太宰
その声はとても優しく、少し震えていた
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
死体を抱き歩きながら、死人に話しかける太宰はとても奇妙だった
周囲の人間はその光景に何も出来ずにいた
2人の姿は奇妙だけれど、それを上回るほど、
とても美しかった
中也との思い出を話しながら歩いていたら
いつの間にか海に着いていた
太宰
太宰
ドプン
音を立てながら静かに中也を抱いたまま海に入っていく
太宰
太宰
今はもう開かないその目を見ながらそう言う
太宰
柔らかい笑顔で涙を流しながらそう言う
太宰
嗚呼、世界で一番美しい中也
愛してるよ
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
5件
(´;ω;`)(´;ω;`)
いや、あの、マヂで泣いた(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)